花粉症や鼻炎の薬

眠気ゼロで花粉症に強力に効く薬のナザールαAR0.1%を紹介

 

今回は花粉症などの季節性アレルギーに効く「ナザールαAR0.1%」を紹介したいと思います。

「花粉症の薬は眠くなる」という事が良く言われており、比較的眠気が少ない飲み薬などが紹介されていますが、このナザールαAR0.1%に関しては眠気が一切でる事はありません。

またアレグラやアレジオンなどの飲み薬は花粉症の中の「鼻づまり」に対してあまり効果を発揮できませんがこちらは鼻づまりにもバッチリ効果を発揮します。それに飲み薬の花粉症薬よりも高い効果を発揮します。

ですからもし眠気が出ては困るという人花粉症の症状がひどい人にとってはかなりおすすめできる市販薬となっています。

 

※なおナザールシリーズには色んな種類が発売されていますが、オススメするのは今回紹介するナザールαAR0.1%になりますので取間違いに注意してください。細かなナザールの選び方に関してはこちらでも紹介しています。

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ナザールαAR0.1%の特徴

・ステロイドを配合し、医療用と同量配合している

 

ナザールαAR0.1%の主成分は「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」というステロイドになります。このステロイドがアレルギーの原因となる物質の働きを抑えたり、鼻粘膜の炎症を抑えたりする事で花粉症の症状に抜群に効果を発揮します。

医療用として病院で使用されているものと同量になりますので効果もお墨付きです。

 

・眠気が出ない

「花粉症の薬は眠気が出る」といったイメージが強いかと思いますが、ナザールαAR0.1%は成分がステロイドのみ。そしてステロイドには眠気を誘発する副作用などは一切ありません。

ですから鼻が出て困るが眠気が出ても困るという人は、内服よりもこのナザールαAR0.1%がおすすめになります。

 

・1年のうちに3か月使用できる

ナザールαAR0.1%に使用されているステロイドはアンテドラッグと言って、患部では通常の効果を発揮した後に弱いステロイドに分解されるステロイドになります。つまり飲み薬のステロイドとは違い、かなり安全性の高いものになりますので「ステロイドはなんだか怖い」という心配も不要です。

ただ、漫然と長期で使用する事は好ましくありませんので、1年の間に3か月の使用が認められているという事になります。3か月あれば花粉症のシーズンもカバーできるのではないでしょうか。

 

ナザールαAR0.1%の紹介

【効能効果】

花粉による季節性アレルギーの次のような症状の緩和:鼻づまり、鼻みず(鼻汁過多)、くしゃみ

【用法用量】

左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ。1日2回(朝・夕)

1日最大4回(8噴霧)まで使用してもかまいませんが、使用間隔は3時間以上おいてください。

※ナザールαAR0.1%は18歳未満は使用不可です

【分類】

第2類医薬品

※薬剤師不在のドラッグストアでも購入可能です

【使用不可の人】

全身の真菌症、結核性疾患、高血圧、糖尿病、反復性鼻出血、ぜんそく、緑内障、感染症

【価格】

1980円(1本)

 

ナザールαAR0.1%は1本で何日使える?

最大用法の1日4回左右の鼻腔内にそれぞれ1回ずつ噴霧した場合、約3週間使用することができます。(公式HPより)

基本的には1日2回左右の噴霧になりますので、症状に応じて増減がある事を考えると約1か月と考えればいいでしょう。

 

ナザールαAR0.1%はアレグラと併用可能?

ナザールαAR0.1%はアレグラやアレジオンなどの内服のアレルギー治療薬と併用しても構いません。

むしろ併用する事で花粉症の鼻症状に関してはバッチリ効果を発揮します。

その他の内服の鼻炎薬でも特に併用は問題ありません。

 

ナザールαAR0.1%の開封後の使用期限は?

ナザールαAR0.1%は開封後は約6か月を目安に使用するようにしましょう。ですから例えば1年前のものがあったとしても、使用は避けてください。

やはり鼻の中に直接触れて使用するものですので衛生面などが危惧されますし、単純な薬の劣化も見られます。

 

ナザールαAR0.1%と同じ成分を配合している薬

パブロン鼻炎アタックJL<季節性アレルギー専用>
ナザールαAR0.1% <季節性アレルギー専用>
エージーアレルカットEXc<季節性アレルギー専用>
コンタック®鼻炎スプレー<季節性アレルギー専用>ただし半分量

こちらはナザールαAR0.1%と同じステロイドを配合し配合量も一緒。さらに使い方まで同じになります。ただコンタックだけは成分量が半分になっています。

 

成分は同じなので効き目はどれも同じです(コンタックを除く)。1本あたりの量が異なるため比較は難しいですが、初めて使う人は一番値段が安い薬を選ぶのもいいと思います。

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