育毛剤

リアップとプロペシアの比較&疑問を解決!

 

育毛剤には病院でもらう薬と市販のドラッグストアやネットで購入できる薬の大きく2種類があります。

しかし一体どちらの方が良いのか、効果を含めて諸々気になる人も多いでしょう。

 

そこで今回は医療用育毛剤と市販の育毛剤の違いや、効果、金額の違いや疑問などを紹介したいと思います。

今回は病院でもらう薬、つまり医療用の育毛剤の代表的な薬として有名なのが「プロペシア(フィナステリド)」の内服で、市販で購入できる育毛剤の代表的なものが「リアップ(ミノキシジル)」の塗り薬になりますので、この2つをメインに紹介したいと思います。

作用の違い

この2つの作用の違いをイメージで言うと、ペットボトルに水を入れたものをイメージしてください

そこで何らかの衝撃により、ペットボトルに小さい穴が開いてしまいました。

するとそこから水が流れ出てしまいますよね。

 

この状態を抜け毛が起きている状態とするならば、プロペシアはその穴を必死で塞いでしまおうという働きをします。

かたやリアップはペットボトルに水を継ぎ足して、中の水の量を一定にしようとする働きがあります。

 

リアップとプロペシアどっちが効く?

効果は人によって異なるので一概に言えません

 

ただ、トルコの臨床試験ではプロペシアの方が効くというデータが1例だけ示されたそうです。

しかし「変わらない」という医師や「リアップの方が効く」という利用者の方もいる事から、やはりどちらが優れているとは言えません。

なぜプロペシアは市販で買えないの?

プロペシアは医師に処方箋を書いてもらわないと購入する事ができません

 

なぜならば、プロペシアは内服の薬で利用者の体調や副作用などをしっかり把握してから使用しないと、健康被害を受ける可能性があるからです。

さらに身も蓋もない事を言えば法律でそう決まっているからなんですね。

 

プロペシアとリアップの購入方法

プロペシアは今言った通り、医師の処方箋がないと購入する事ができません

一部では輸入代行という手段により、医師を介さずに海外の薬を購入する事も可能ですが、正規な検査を通って作られた薬である事が全く証明できないので、偽物や粗悪品を送られたりする可能性を考えると正直賛同しません。

健康被害を考えたら病院を受診するのが一番でしょう。

 

 

リアップはドラッグストアやネットでも購入する事が可能です

しかし第1類医薬品というカテゴリーに分類されていますので、どのドッグストアでも購入する事ができません。

薬剤師のいるお店でのみ販売となります

値段はどっちが安い?

プロペシアは病院受診になりますが、保険適用外になりますので全額自己負担になります。

自由診療なので値段はまちまちですが、大体薬代込みで月額1万円前後と考えてもらえれば間違いありません。

ただしプロペシア以外にもリアップと同じ成分の塗り薬や、ビタミン剤などを処方されるケースも少なくなので1.5万円くらいは考えていた方が良いかもしれません。

 

よくネットなどで単純にプロペシアの値段とリアップの値段を比較しているサイトがありますが、診察料やプロペシア以外の薬が処方される事を想定していないので注意してください

 

一方リアップは最も有効成分を配合している「リアップX5ローション」で約7000円です。

大体1か月で1本使う計算なので、月額7000円という事ですね。

 

値段はリアップの方が安いです

しかし病院でしか手に入らないプロペシアや、医師のしっかりとした診断、頭皮検査、血液検査などの管理のもと治療に専念できるのは単純に値段の比較だけの問題ではありません。

 

副作用はあるのか?

プロペシアは副作用で肝機能障害や生殖障害(精子量低下・勃起不全・リビドー低下)などが挙げられます。

リアップは頭皮のかゆみや痛み、呼吸困難や頭痛などが挙げられます。

また、副作用ではありませんがプロペシアは前立腺がんの検査値マーカーであるPSAという値を下げてしまう事があり、もし前立腺がんでも検査に引っかからない事がありますので、前立腺の検査をする場合はしっかり事前に服用を伝えるようにしてください。

 

女性はプロペシアは使えない?

女性の方はプロペシアは使用できません

 

なぜならばプロペシアの効いてくるメカニズムが、抜け毛となる男性ホルモンの生成を抑える事になるんですが、これを女性に投与しても「効果が得られなかった」という臨床試験データが出ているんですね。

ですから輸入代行でプロペシアを女性が購入するのは全く持って無駄になりますので、絶対に止めましょう。

しかし女性の方も病院では代わりとなる薬がありますので、安心してください。

2016年に出た新薬

2016年に新たにプロペシアの上位互換とも言える薬「ザガーロ」が発売されました。

こちはら主なメカニズムはプロペシアと同じなんですが、脱毛の原因となる男性ホルモンをプロペシアよりも強力に抑える事が可能となる薬になるんです。

 

もしプロペシアで行き詰っている方はザガーロを使ってみましょう。

ただし当然ジェネリックはありません。

最後に

個人的にはまず最初にリアップを使用してそれでも効果がない場合にクリニックを受診する事をおすすめします。

その際にリアップの使用経験を聞かれると思いますので、しっかり伝えてあげれば後の治療もスムーズになるでしょう。

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