今回は市販の風邪薬のコルゲンコーワIB錠TXαを紹介していきたいと思います。
このコルゲンコーワIB錠TXαは市販の風邪薬の中ではのどの痛みに最も効く風邪薬と言っても過言ではありません。
ではどうしてコルゲンコーワIB錠TXαがのどの痛みに効くのか?喉に効果の高いと言われるルルアタックEXと何が違うのか?また他のコルゲンコーワとは何が違うのか?などについて紹介していきたいと思います。
ですから喉の痛みに効く風邪薬・頭痛に効く風邪薬を探している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
コルゲンコーワIB錠TXαがのどに効く理由
コルゲンコーワIB錠TXαがのどの痛みに効くのは2つの成分を配合しているためです。
それは「イブプロフェン」と「トラネキサム酸」という成分になります。
「イブプロフェン」は頭痛や生理痛などで大変良く使用される「イブ」でも有名な成分となりますが、この成分が喉の痛みや炎症を抑えてくれる効果を発揮するんです。
そしてこのコルゲンコーワIB錠TXαの最大の特徴はなんとイブプロフェンを200㎎も配合している点になります。
イブプロフェン200㎎というのがどれくらいか想像し難いかもしれませんが、これは市販で使用できるイブプロフェンの最大量になります。仮に頭痛・生理痛薬として発売されている薬でもイブプロフェン200㎎を越える量の薬はありません。
そして2つの目の成分はトラネキサム酸になります。
この成分ものどの炎症を抑えるなどの働きがあり、病院などで使用されるのどの痛みとして最も良く使用される代表的な成分となっています。
市販の風邪薬は多くの種類がありますが、このトラネキサム酸を配合している風邪薬は案外少ないですが、コルゲンコーワIB錠TXαはそんなトラネキサム酸をしっかり配合し、さらにイブプロフェンも最大量の200㎎を配合しています。
これらがコルゲンコーワIB錠TXαが市販の風邪薬の中でのどの痛みに最強な理由となります。
また咳に効く成分・たんに効く成分もバッチリ配合されていますので、風邪の全般症状に効く薬となっています。
コルゲンコーワIB錠TXαとルルアタックEXの比較
喉の痛みへの効果の比較
これまでは市販の風邪薬で喉に効く風邪薬と言えばルルアタックEXがかなり有名です。
しかしこのコルゲンコーワIB錠TXαとルルアタックEXの喉への効果を比較すると、成分上ではコルゲンコーワIB錠TXαの方が強いです。
その理由はイブプロフェンの量になります。
解熱鎮痛剤としてのどの痛みや頭痛などに効果を発揮するイブプロフェンですが、この配合量がルルアタックEXとコルゲンコーワIB錠TXαは異なります。
<イブプロフェンの量>
ルルアタックEXが150㎎
コルゲンコーワIB錠TXαが200㎎
このイブプロフェンの配合量がルルアタックEXを越えた量がコルゲンコーワIB錠TXαに配合されているため、よりのどの痛みに効果を発揮する風邪薬となっているんです。
ちなみにもう1つの喉の痛みに効くトラネキサム酸は共に配合されていますが配合量は変わりません。そしてのど以外の効果はどうなのかと言いますと正直ほぼ同じです。
値段の比較
では気になるのは値段ですがルルアタックEXとの値段の比較は以下の通り。
ルルアタックEX | コルゲンコーワIB錠TXα |
1200円(2日分) | |
1600円(3日分) | 1500円(3日分) |
2000円(4日分) | 2000円(5日分) |
こうやって見るとコルゲンコーワIB錠TXαの方が値段は安いですね。
イブプロフェンの量が多く配合されているのにコルゲンコーワIB錠TXαの方がルルアタックEXよりも値段が安いのは意外です。
個人的にはコルゲンコーワIB錠TXαがおすすめ
喉への効果や値段を考えるとコルゲンコーワに軍配が上がりますが、ルルアタックEXには2日分(1200円)が発売されていたり、1回の服用が2錠でいいため(コルゲンコーワIB錠TXαは1回3錠)その辺りの使い勝手も異なってくるでしょう。実際の販売価格も店舗によって異なります。
また日頃からイブプロフェンを使わない人からすれば、正直イブプロフェンの150㎎と200㎎の違いを感じられない可能性もあります。
するとコルゲンコーワIB錠TXαではなくルルアタックEXでもいい場合も決して少なくないと思います。
ですから個人的な選び方を言うならば少しでも痛みをしっかり抑えたい時はコルゲンコーワIBTXαを選んで、そうでない場合は値段が安い方を選ぶ事をおすすめします。
コルゲンコーワIB錠TXαを使うべき人
値段や用法について
<コルゲンコーワIB錠TXαの値段>
1500円(27錠・3日分)
2000円(45錠・5日分)
1回3錠1日3回の服用です。15歳未満は使用出来ません。
包装はこの2つしか発売されていませんが2000円(45錠)の方がお得になっています。
27錠⇒1日あたり500円
45錠⇒1日あたり400円
1日3回の服用となっていますが、症状が落ち着いて来たら無理に1日3回服用する必要はありません。
コルゲンコーワIB錠TXαがおすすな人
コルゲンコーワIB錠TXαはのどの痛みが特にひどい人、頭痛や生理痛がひどい風邪の人に大変おすすめです。
また日頃から頭痛や生理痛でイブプロフェン200㎎配合の痛み止めを使用している人にもおすすめになります。
例えば風邪でのどの痛みを一刻も早く抑えたい場合に、現状市販の風邪薬の中ではコルゲンコーワIBTXαは最も効果を発揮するでしょう。
また頭痛がひどい時に風邪をひいてさらに痛みがひどい時、そんな時は風邪薬と手持ちの頭痛薬を一緒にのみたい時もあるでしょうがそれはNGになっています。解熱鎮痛成分が重なってしまい胃腸障害や腎臓への副作用が出る可能性が高まるためです。
しかしコルゲンコーワIB錠TXαならば1つで風邪薬と頭痛薬の両方としても十分な効果を発揮しますので日頃から頭痛がある人が風邪をひいてしまった時や、風邪が生理と重なった人などにおすすめとなります。
コルゲンコーワIB錠TXαは眠気の副作用あり
コルゲンコーワIB錠TXαは鼻症状に効く「クロルフェニラミン」を配合しています。
そしてこのクロルフェニラミンは眠気が起きる副作用があるので注意が必要です。
またジヒドロコデインも配合されていますので
「眠気」「口渇」「便秘」
の3つには十分気を付けて服用するようにしましょう。
コルゲンコーワIB錠TXαと他のコルゲンコーワの違い
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXαとの違い
同じコルゲンシリーズの中にはコルゲンコーワ鎮痛解熱LXαという薬も発売されています。
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXαの特徴として「イブプロフェン」の代わりにロキソニンでもお馴染みの「ロキソプロフェン」を配合しています。そして「トラネキサム酸」も配合しているため、のどの痛みでみればコルゲンコーワIB錠TXαと同様にかなり高い鎮痛効果を発揮する薬となっています。
ただしコルゲンコーワ鎮痛解熱LXαはロキソプロフェンとトラネキサム酸以外の成分を一切配合していません。つまり咳や鼻への効果はありません。
ですから風邪症状の中でも「熱・頭痛・のど」の3つの症状がある時にだけ選ぶようにしましょう。
<コルゲンコーワ鎮痛解熱LXαの成分>
ロキソプロフェン・・60㎎
トラネキサム酸・・140㎎
またコルゲンコーワ鎮痛解熱LXαはロキソニンと同じで薬剤師がいないと購入できませんので注意が必要です。
コルゲンコーワIB透明カプセルαプラスとの違い
コルゲンコーワIB透明カプセルαプラスはコルゲンコーワTXαに劣らない十分な喉の痛みに効果を発揮します。
理由としてはコルゲンコーワIB透明カプセルαプラスもイブプロフェンを200㎎配合しているためです。
そしてその他の成分はコルゲンコーワTXαとほぼ一緒になりますが、トラネキサム酸がIB透明カプセルαプラスには配合されていません。
ですから値段がコルゲンコーワIB透明カプセルαプラスの方が安いならば構いませんが、同じくらいの値段で喉の痛みがよりひどい場合にはコルゲンコーワTXαをおすすめします。
<コルゲンコーワIB透明カプセルαプラスの成分>
イブプロフェン・・・600mg
アンブロキソール塩酸塩・・・45mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・3.5mg
ジヒドロコデインリン酸塩・・・24mg
dL-メチルエフェドリン塩酸塩・・・60mg
無水カフェイン・・・40mg
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