そこで今回はそんなクロキュアEXは黒ずんだひじやひざのザラザラに効果を発揮します。
今回はひじやひざの黒ずみに効くとされているクロキュアEXの効果と価格について詳しく紹介していきたいと思います。
そして最終的な結論としてクロキュアEXを使う症状は限られていますのでその理由も併せて紹介していきたいと思います。
もしクロキュアEXの購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
黒ずみやザラザラができる理由
肌に黒ずみやザラザラができてしまう原因は皮膚がダメージを受ける事が大きな原因です。
例えばひじやひざは皮膚が服とこすれる事も多く、また関節の部位になるので様々なものと接触する可能性が高いです。
そして皮膚の刺激は物理的なものばかりではなく、乾燥も大きな原因となってしまいます。
すると刺激を受けた肌は「メラニン」と言う物質を沢山作り、肌を守ろうと働きます。しかし問題はこの「メラニン」になります。
「メラニン」をご存知の方も多いでしょうが、これが原因で皮膚が黒く見えてしまいます。ただメラニンはあくまでも皮膚を守るために作られるものであって、決して皮膚を黒く見せるのが目的はありません。
そして肘や膝は身体の他の部位と比べて皮膚が厚いです。
すると皮膚が新しく生まれ変わる(いわゆるターンオーバーです)事が難しくなってしまいます。その結果皮膚がザラザラしてしまったり黒ずみができやすい部位になるんですね。
クロキュアが黒ずみに効く理由
では皮膚の黒ずみを解消するにはそんなメラニンが沢山たまった皮膚を新しい皮膚に一刻も早く生まれ変わらせる必要が出てきます。
そしてクロキュアはその効果を発揮してくれる事になります。
その理由を説明していきます。
まずはメイン成分の「尿素」です。
「尿素」は古くなった皮膚を溶かし、新しい皮膚に生まれ変わらせる働きを持つ成分になります。この働きが皮膚の古くなった黒い皮膚を新しい皮膚に変える働きがあるため、まさにクロキュアが黒ずみに効く最大の理由になります。
また尿素には皮膚の乾燥を防ぐ働きもあるため、刺激を受けやすい皮膚にとっては重要な役割を果たしてくれるのです。
そしてクロキュアにはそんな尿素を20%も配合しており、この配合量は医療用・市販を含めた最大量の尿素配合の塗り薬となっています。
正直クロキュアが黒ずみに効くのはこの尿素のおかげと言っても過言ではありません。
また「トコフェロール酢酸エステル」という成分も配合され、こちらは皮膚の血行を良くする働きがあり、皮膚の生まれ変わりを助ける働きがあります。
さらに「グリチルリチン酸」といった炎症を抑える成分も配合されているため、刺激を受けている肌にとっては効果的になります。
そして特徴的な成分として「ガンマ‐オリザノール」も配合されています。
この「ガンマ‐オリザノール」とは皮脂分泌を促す効果があります。
皮脂とは皮膚に潤いを与えてくれる脂になるのですが、これが皮膚トラブルによって十分に分泌されないと皮膚が乾燥しやすくなり、カサカサして皮膚がボロボロになったり痒みが出たりしてしまいます。
これを抑えて皮膚を守る働きがあるのがガンマ‐オリザノールになります。
これらの成分を配合しているためクロキュアは皮膚の黒ずみに効果を発揮するのです。
クロキュアEXはどのような人におすすめできるのか
クロキュアEXに非常に似た市販薬に「ニノキュア」があります。このニノキュアは二の腕等のブツブツ治療に使用されますが、実は成分としてはクロキュアEXとほぼ同じ。ガンマオリザノールが配合されていないだけで、あとは同じ成分になります。
ではそんなニノキュアと比べてクロキュアEXはどのような人におすすめできるのか紹介していきます。
黒ずみへの効果はニノキュアで十分
まずクロキュアEXのみに配合されている「ガンマ‐オリザノール」ですが、この成分によって皮膚の乾燥や粉を吹いたような症状(乾皮症など)に効果を発揮します。
しかしそもそもクロキュアの一番の目的は「皮膚の黒ずみを解消する」であることは間違いありません。そうなるとこのガンマ‐オリザノールの効果というのは皮膚の黒ずみには不要です。
はっきり言って肌の黒ずみやザラザラを解消するのであれば普通のクロキュアに配合されている成分で十分になります。もしザラザラに加えて乾燥も顕著にあり皮脂の分泌が減っている様な方にだけ推奨します。
クロキュアEXは価格が高い
クロキュアEXは「尿素」「グリチルリチン酸」を配合してあるため、黒ずみやザラザラには確かに効果があります。
しかしそれらの黒ずみに効果的な成分はニノキュアにも配合されています。
そしてクロキュアEXは普通のニノキュアよりも値段が高いです。
クロキュアEXは乾皮症に使える
ではもし皮膚の乾燥や粉を吹いたいわゆる「乾皮症」の状態ならばクロキュアEXが使用できます。ガンマオリザノールによる菱分泌に加えて尿素の保湿効果が期待できるからです。
ただガンマオリザノールを配合しヘパリン類似物質と言う医療用のヒルドイドと同じ成分を配合している塗り薬のヒシモアと言う薬も発売されています。こちらも効果としてはクロキュアEXと同じ働きを示します。この2つの使い分けとしては
ひじやひざ等の乾皮症、ブツブツやザラザラが目立つ⇒クロキュアEX
その他の部位⇒ヒシモア
と言った使い分けができます。
ヒシモアに関してはこちらを参考にしてください。
クロキュアEXの正しい使い方
2~4週間は続けて塗る
皮膚のターンオーバーには個人差はありますが2~4週間程度で行われると言われています。
ですからそれに合わせてクロキュアEXも2~4週間を目安に使用するようにしましょう。
クロキュアEXは15g入りです。
ですから、もし成人の手のひらサイズのクリームを使う場合、1本で約60回分使用する事ができます。
1回はお風呂上りに使う
クロキュアEXは1日数回使用するようにと言われています。
しかし1日数回と言ってもいつ使用するかによって効果が変わってきますので注意しましょう。
まず入浴後は絶対に1回塗る様にしましょう。
入浴後は皮膚が水分をたっぷり吸って、薬の浸透がいい状態です。この時に薬を塗る事でさらに効果を発揮できるでしょう。
そしてもう1回は日中に1回塗るようにしましょう。また乾燥が強い場合にはさらに1回塗れば問題ありません。
クロキュアEXはデリケートゾーンにも使える
クロキュアはデリケートゾーンやおしりの黒ずみにも効果を発揮します。
そもそもデリケートゾーンの黒ずみも普通の肌の黒ずみと同様に、カミソリや下着による肌のこすれなどによって刺激を受けてしまうためです。
ですからクロキュアを使用するには全く問題ありません。
ただし粘膜の部分や傷になっている部分には使用しないようにしてください。
逆に刺激を与える事になってしまいます。
そしてクロキュアEXは成分的におすすめしませんので、値段が高いからクロキュアEXの方が効くと思って選ばないようにしましょう。使うならば普通のクロキュアを使用してください。
クロキュアEXは顔には使わない
そしてクロキュアは顔にも使用することができますが、尿素20%配合のクロキュアは角質を溶かす事で肌の生まれ変わりを助けるため、顔の肌に刺激が強すぎる場合もありあまりおすすめしません。
同様にかかとなどにも使用する事が可能ですが、もしひび割れなどをおこしている時には逆効果になりますので注意が必要です。
もし顔に使用したい場合はより安全な「ヘパリン類似物質」を使用するようにしましょう。
黒ずみやザラザラだけなら「尿素」でもOK
二の腕のブツブツや皮膚の黒ずみを改善するのに本当に必要なのは「尿素」になります。
この尿素という成分は古い皮膚を新しい皮膚に生まれ変わらせる働きの成分になります。もちろんクロキュアEXにも配合されています。
そもそも皮膚の黒ずみは皮膚の生まれ変わり、いわゆるターンオーバーがうまくいっていないため起こる症状になります。
そこで尿素を使用すれば皮膚のターンオーバーを助ける事が可能になりますので、皮膚の黒ずみやブツブツには尿素が必要な成分になるんです。
では「尿素以外の成分は不要なの?」と思う人もいるかと思います。
実際にクロキュアには尿素以外の成分も配合されています。
ではこの答えはズバリ「皮膚の状態による」と言えます。
もし黒ずみやブツブツがある皮膚にプラスして赤く炎症を起こしている場合にはクロキュアがおすすめとなります。と言うのもクロキュアには炎症を抑える成分である「グリチルレチン酸」という成分が配合されているためです。
この成分により皮膚のブツブツの痕にできる炎症を抑える事が可能となるのです。ただ、もし炎症がない場合は無理にクロキュアを選ぶ必要はありません。
日頃このブログを読んでくださる方に非常に感謝しています。
この度、日頃の感謝も込めて「疾患別の攻略本(参考書)」を作成しました。
「参考書は広く浅く値段も高い」「自分が勉強したい分野の内容が薄い」と感じる人に向けて分野を絞って紹介しています。
現在【解熱鎮痛薬】【風邪薬】【花粉症】【胃薬】の4を公開していますが、間違いなく下手な参考書を何冊も買うよりもはるかに役立つ情報を詰め込んだものになっています。
もちろんいきなり購入する事に抵抗がある方もいると思いますので、もし気になる方は目次だけでも見ていってください。