今回はロート製薬から発売されている月経サイクルを整える漢方薬「ルナフェミン」について紹介していきたいと思います。
月経不順で悩んでいる人も多いかと思いますが、そんな月経不順に効くとされているのがルナフェミンとなります。
そしてこのルナフェミンは「温経湯」という漢方成分になるので、薬に抵抗がある人でも比較的安心して飲めるのではないでしょうか。
ですから定期的に月経が来ない人、月経周期が安定しない人、ルナフェミンは効くのかと疑問な人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ルナフェミンの効果や値段や副作用について
ではまずはルナフェミンについて詳しく紹介していきたいと思います。
ちなみにルナフェミンは「第2類医薬品」に分類されますので、薬剤師がいなくても購入することが可能な薬です。もちろんネットでも買えます。
ルナフェミンの成分は漢方「温経湯」
冒頭でも紹介しましたがルナフェミンの成分は西洋成分ではなく漢方の「温経湯」という成分になります。
この「温経湯」とは身体の中の冷えを取り除き、血の巡りを良くする働きによって月経不順や月経困難、そして更年期障害などにも効果のある漢方となっています。
そして漢方と言えば大半が粉の状態のものが多いのですが、ルナフェミンは錠剤タイプの薬になり、飲みやすさが大分改善されている薬となっています。
ルナフェミンの副作用
ルナフェミン(温経湯)の副作用としては胃腸障害の副作用が起きる事があります。
ですから食欲不振であったり、悪心嘔吐がある場合は避ける様にしましょう。
また成分に「カンゾウ」という生薬を配合しているため、他の「カンゾウ」を配合している漢方との飲み合わせがよくありません。「偽アルドステロン症」と言って血圧が上がったりむくみが生じたりする可能性があります。カンゾウは葛根湯や小青竜湯、芍薬甘草湯など多くの漢方に配合されています。また風邪薬にも配合されている事があるので、併用する際にはしっかり成分を確認するようにしましょう。
ルナフェミン単独で適正量を服用している場合はそこまで気にする必要はありませんが、もし血圧が高く不安な定期的に血圧を測定する事をおすすめします。
ルナフェミンの値段
ルナフェミンの値段は3500円(168錠)になります。
つまり14日で3500円となります。
値段は若干高いと思われるかもしれませんが、ルナフェミンの場合はある程度継続して服用する必要がありますので、もしルナフェミンを試すのであれば最低でも1袋、そしてなるべく2袋(28日分)は継続して服用するようにしましょう。
月経サイクル説明書と基礎体温記録表付き
ルナフェミンは月経サイクルに関する説明書及び基礎体温を記録するための記録用紙が同封されています。
ちなみにこの2つはロート製薬の公式HPからダウンロードも可能になりますので、もし複数回基礎体温を付ける場合などにはHPからダウンロードして活用しましょう。
ルナフェミンが一番月経不順に効くとは限らない
ルナフェミンは月経不順や月経困難などに使用される漢方になりますが、決して誰に対してもベストな薬ではありません。
中にはルナフェミンが効かない人もいますので十分注意が必要です。
ルナフェミンが効かない理由
ではどうしてルナフェミンが月経不順にベストな薬ではないのかと言いますと、ルナフェミンは漢方になりますので使う人の体質によっては「合う・合わない」があるためです。
ですから全ての月経不順の人にルナフェミンがおすすめできるかと言えば決してそうではありません。
では具体的にどのような人がルナフェミンが適しているのか紹介します。
・冷え症で、手足がほてり、唇が乾燥しているような人
そしてルナフェミンを飲んで食欲不振や嘔吐などを感じる場合は避けた方がいいでしょう。
ルナフェミンは妊娠を促すわけではない
ルナフェミンは妊娠を促す薬ではありません。
ルナフェミンの成分は不妊症に悩む人に使われる事もありますが、単独で妊娠を促すものではありません。もちろん月経不順が改善されて、それにより月経周期を把握することが妊娠に繋がる可能性もありますが、ある程度使用してみて効果が感じられない場合には病院受診を最優先にしてください。
ルナフェミン以外の月経不順の市販薬
では上で紹介した冷性やガッチリした体系の人の場合はルナフェミンはおすすめしませんが、代わりとなる市販薬がありますので紹介していきます。
月経不順に効く3種類の漢方
・桂枝茯苓丸
こちらはルナフェミンと違って体格がしっかりしている人や活発な人によりおすすめな漢方となります。
・加味逍遙散
こちらは虚弱体質で疲れやすく、精神不安などの状態がある人に特におすすめの漢方となります。
・当帰芍薬散
こちらは冷え性で疲れやすい体質の人に適しています。適している症状としては加味逍遙散と似ていますが、もしイライラや不安が強い場合は加味逍遙散を選びましょう。
命の母は月経不順に効く
命の母や命の母ホワイトも月経不順に効果があるとされています。
ではルナフェミンと命の母はどちらの方が効くのかと言う話しですが、こちらはどちらの方が効果があるといった明確なデータがある訳ではありませんので、一概には言えません。
http://allegra.tokyo/otc/inotinohaha
ただ命の母や命の母ホワイトは色んな婦人症に効くために「広く浅く」効く様に色んな生薬を少しずつ配合していますので、もしピンポイントで月経不順を考えるのであればルナフェミンや上で紹介した薬を使用することをお勧めします。
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もちろんいきなり購入する事に抵抗がある方もいると思いますので、もし気になる方は目次だけでも見ていってください。