今回は数ある市販の痔の薬の中から最強の呼び声の高いメンソレータムリシーナを紹介したいと思います。
痔は現在3人に１人が患っていると言われている病気ですが一番の問題点は「恥ずかしくて病院に行けない事」になります。
ただ放っておくと症状が悪化し、最悪手術を必要としたり、実は痔ではなくもっと重大な病気が隠れていたりする事がありますので、とりあえず市販の薬を使ってみて、それでもダメな時は病院を受診するようにしてみてください。
目次
最強の痔の薬がメンソレータムリシーナかもしれない理由
市販の痔の中で最強かもしれない薬は「メンソレータムリシーナ」になります。
ステロイドを配合した痔の薬になっています。ではその特徴を以下に記します。
・ステロイド１種配合
・痛みを抑える成分２種配合
・皮膚を保護する成分１種配合
・かゆみに効く成分１種配合
・殺菌作用がある成分１種配合
・皮膚を修復する成分２種配合
塗り薬１本に非常にたくさんの成分が配合されています。
痛みやかゆみに抜群に効く
やはり痔での一番の悩みというのが「痛み」となります。
この痛みがひどいと日常の生活にまで影響を及ぼしかねません。
そして他の痔の症状としてかゆみや炎症（腫れ）も起きてしまいますが、メンソレータムシリーナにはこれらに大変効果の高い「ステロイド」が配合されています。
さらに痛み・かゆみを抑える麻酔成分の「アミノ安息香酸エチル」「リドカイン」と、２種類配合しているというのは他の痔の薬にはないかなり珍しい薬となり、メンソレータムリシーナが最強と言われる理由の１つでもあります。
ステロイドにも強さのランクがありますが市販薬の中の痔に使えるステロイドは全て同じ強さの薬になりますのでここでは差は尽きませんが、その他の鎮痛成分が2種類も配合されているのがポイントです。
痛み以外もかなり優秀
メンソレータムリシーナには痛みに関する成分以外にも多くの成分が配合されています。
たとえば切れ痔などの場合には、一刻も早く切れてしまった皮膚を修復する必要性がありますが、メンソレータムリシーナには「アラントイン」「酢酸トコフェロール」という２種類の成分が配合されており、傷の治りを早めてくれる効果が期待できます。
そして皮膚を保護し炎症を抑える働きの「酸化亜鉛」、傷からの二次感染を予防するための殺菌作用のある「イソプロピルメチルフェノール」も配合されています。
また、直接的な効果ではないですが「メントール」が配合されていますので、塗った後の爽快感によりかゆみを感じにくくさせたりもする事ができます。
つまりメンソレータムシリーナは痛みをはじめ、かゆみ・皮膚の修復・殺菌作用・爽快感を１本で得る事ができるまさに市販の痔の薬でかなり強力な薬と言えます。
メンソレータムリシーナの選び方
メンソレータムリシーナには３タイプがあり、どの痔にも合わせて使用する事ができます。
ではその選び方を説明していきます。
軟膏
肛門の外側にできた痔に塗る事ができます。
痔の範囲の使用量により微調整が可能なため、１本使い切りではないので経済的にも優しい作りになっています。
坐剤
肛門の内側でできた痔に使用する事ができます。
１回使いきりになります。いぼ痔でも特に内側にある場合に適しているタイプです。
注入軟膏
肛門の内側・外側どちらも使用する事が可能です。
ですからまず購入する時は注入軟膏タイプを選びましょう。
ただし内側に注入した場合は必ず使い切る・もしくは破棄する必要があります。決して半分注入してその半分を後からまた使うといった事は衛生面の観点からも避ける様にしてください。
メンソレータムシリーナはいぼ痔・切れ痔にもＯＫ
メンソレータムシリーナはいぼ痔・切れ痔にも使用する事が可能です。
その理由は上で紹介した３つのタイプの形が発売されているためです。
痔の種類・出来ている所に応じて薬のタイプを選ぶようにしましょう。具体的な使い方を以下に紹介しておきます。
いぼ痔などの肛門の内部に痔ができている時
⇒座薬タイプか注入軟膏タイプ
切れ痔などの肛門の外側に痔が出来ている時
⇒軟膏タイプ・注入軟膏タイプ
注入軟膏タイプはいずれにしても使用できるため選択しやすいかと思います。
メンソレータムシリーナの価格は一般的な痔の薬と同じ
メンソレータムシリーナは8種類も成分を配合している薬であるため「値段も高いのではないか？」と気になる人も多いかもしれませんが、もっともおすすめな注入軟膏タイプで8個入り1300円になります。
この値段は痔で有名なプリザエースの10個入り1600円、ボラギノールＡの10個入り1800円と比較してもほとんど変わりません。
ですから特別に高い薬という訳ではありません。
メンソレータムシリーナ：162.5円
プリザエース：160円
ボラギノールＡ：180円
※１個あたりの値段です
痔で有名なボラギノールＡとメンソレータムシリーナの値段は同じくらいですが薬の効き目の方はどうかと言いますと、痔の痛みやかゆみに関してはほぼ同程度になります。
メンソレータムリシーナのデメリット
メンソレータムリシーナは色んな成分が配合されて効果を発揮するメリットがありますが、逆に成分が多すぎてもし副作用が起きたりした場合の原因が特定しにくい点、そして成分が多いとかぶれなどのリスクも高くなってしまう点です。
ですから効果云々以前に薬が合わないと感じた場合にはなるべく早い段階で使用をやめるようにしましょう。
メンソレータムシリーナが効かない時
今回メンソレータムリシーナを紹介してきましたが、かなり効果が高い薬というのが分かっていただけたかと思います。
もし痔の痛みやかゆみがひどい場合はメンソレータムシリーナなどの最強クラスを使ってみて、それがダメなら病院を受診するという様な選択肢をとった方がいいと思います。
そしてメンソレータムリシーナは強い薬になりますので、長期でダラダラ使用するのは避けてください。
いぼ痔（痔核）が飛び出し戻らないケースや痛みや炎症がひどい場合、1～2週間薬を使っても改善しない場合、出血が続く場合、出血がきれいな赤ではなくどちらかと言えば黒っぽい場合などには、下手に粘る事なく病院を受診しましょう。
病院を受診する際の目安はこちらも参考にしてみてください。
また妊婦の方でメンソレータムシリーナの使用を考えている人は、まずは通っている産婦人科の医師に相談してから使用するようにしてください。決して自己判断で使い始めないようにしましょう。
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