今回はアネトンシリーズの中の「アネトンアルメディ鼻炎錠」を紹介したいと思います。
製品の名前に「鼻炎錠」と名前が付くぐらいなので当然鼻炎の症状には効果が高いです。
ですから花粉症のような季節性のアレルギーの鼻炎だったり、風邪などによる急性な鼻炎などの症状にも効果が期待できます。
ではそんなアネトンアルメディ鼻炎錠ですが、具体的に鼻炎のどのような症状に効くのか、価格は他の鼻炎の薬と比べて安いのか高いのか、もし眠気が出ては困る場合はどうすれば良いのかなどについて紹介していきたいと思います。
もし鼻炎の症状に悩んでいる人、アネトンアルメディ鼻炎錠の購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
アネトンアルメディ鼻炎錠について詳しく紹介
アネトンアルメディ鼻炎錠の最大の特徴は「西洋成分」と「生薬」の2つの成分を配合している鼻炎薬であるということです。
このハイブリットの組み合わせがアネトンアルメディ鼻炎錠が鼻炎症状に強い理由となります。
アネトンアルメディ鼻炎錠の成分について
アネトンアルメディ鼻炎錠は以下の西洋成分と生薬を配合しています。
<西洋成分>
プソイドエフェドリン塩酸塩:鼻づまり
クロルフェニラミンマレイン酸塩:鼻水
<生薬>
サイシンエキス:抗アレルギー
カンゾウ末:抗アレルギー
シンイエキス:抗アレルギー
ショウキョウ末:風邪などの症状
アネトンアルメディ鼻炎錠は鼻づまりと鼻水にダブルに効く成分を配合し、また鼻水やくしゃみなどのアレルギーに効果的な生薬を配合しています。
特にプソイドエフェドリン(鼻づまりに効く)を配合している市販薬は珍しいため、鼻水と鼻づまりがひどい人にはおすすめです。
またアネトンアルメディ鼻炎錠には生薬を4種類配合しています。
アネトンアルメディ鼻炎錠が効くまでの時間
アネトンアルメディ鼻炎錠は複数の成分を配合しているため、具体的に何分で効いてくると言うデータはありません。
しかしここではアネトンアルメディ鼻炎錠に配合されている成分を元に、効いてくるまでの目安となる時間を紹介していきたいと思います。
まず鼻水やくしゃみに効く「クロルフェニラミン」ですがこちらは2時間後に最も体内の薬の濃度が高い時間になります。。クロルフェニラミンIFより
そして鼻づまりに効く「プソイドエフェドリン」ですがこちらは5時間後に最も体内の薬の濃度が高い時間になります。ディレグラIFより
つまりアネトンアルメディ鼻炎錠はおおよそ1~2時間後には効果を発揮しはじめ、鼻づまりに関しては若干効果を実感するまでに時間がかかると言えるでしょう。ただし個人差があるため実際は最も早く効果を感じたり逆に遅く感じたりすることがあります。
アネトンアルメディ鼻炎錠の価格は普通
アネトンアルメディ鼻炎錠の定価は以下の通りです。
1200円(45錠)、2000円(90錠)
成人は1回3錠、1日3回の服用です。
つまり成人は5日で1200円となっており、この値段は定価では若干高めですが実際の販売価格はかなり値引きされているため、1000円以内でも購入可能です。
ちなみに花粉症の薬でお馴染みのアレジオン10の定価は1380円(6日分)となっており、これと比べると「アネトンアルメディ鼻炎錠はかなり安い」と思われるかもしれませんが、こちらもアレジオンも実際の販売価格はかなり値引きされているため、アネトンアルメディ鼻炎錠を購入する時は実際の販売価格をチェックしましょう。
ちなみにアネトンアルメディ鼻炎錠はネットでも購入可能なので、安い販売店を探す事が可能です。
アネトンアルメディ鼻炎錠がおすすめな人
アネトンアルメディ鼻炎錠は鼻炎症状の特に鼻づまりがある人におすすめな薬となります。
やはり鼻づまりに効果的な市販薬は少ない中で、さらに生薬も配合し鼻炎のアレルギーを抑える成分を配合している薬は唯一無二の薬になるため、もし鼻づまり・鼻水・くしゃみがある人の鼻炎症状にはおすすめとなります。
ただしプソイドエフェドリンは長期使用には適していませんので、あくまでも鼻炎症状の短期使用として考えてください。
アネトンアルメディ鼻炎錠の疑問と解決法
アネトンアルメディ鼻炎錠とアレグラはどっちが効く
花粉症に効く薬としてアレグラFXが有名ですが、果たしてアネトンアルメディ鼻炎と比べてどちらの方がおすすめできるのかと言えば、単純な鼻水やくしゃみならばアレグラFXがおすすめです。
と言うのもアレグラFXはアネトンアルメディ鼻炎と比べて十分な効果を発揮する一方、眠気などの副作用も少なく安全に使用できるからとなります。
アネトンアルメディ鼻炎の最大の欠点は眠気になり、アレグラと比較してもかなり強い眠気が出てしまう可能性があります。
ただ鼻水やくしゃみだけでなく鼻づまり等もあり、即効性も欲しい場合はアネトンアルメディ鼻炎の方がより効果が高いので、その時はアネトンアルメディ鼻炎を選んでも構いません。しかし上記でも紹介しましたが短期使用に留めてください。
アネトンアルメディ鼻炎錠の眠気に注意
アネトンアルメディ鼻炎錠に配合されている薬の成分のために、眠気や便秘がおきる事があります。特に日中の眠気には十分注意するようにしましょう。
加えて血圧や血糖値が上がってしまう事があります。また緑内障や前立腺肥大による排尿障害、急な下痢がある人、心臓の病気がある人は使わないようにしてください。
そしてアネトンアルメディ鼻炎錠の副作用で最もやっかいな点がやはり「眠気」になると思います。では眠気が起きにくい鼻炎の薬をここで紹介したいと思います。
・小青竜湯や葛根湯加川芎辛夷
こちらは漢方の中で鼻症状に効果的な薬になります。
もちろん眠気はありません。
ではこの2種類の選び方ですが鼻づまりがある時は葛根湯加川芎辛夷、鼻水やくしゃみの場合は小青竜湯を選んでください。
・ステロイド点鼻薬
こちらは花粉症に使用できる薬になりますが、鼻づまりや鼻水・くしゃみに効果を発揮する点鼻薬になっています。眠気もありません。
具体的にはフルナーゼ点鼻薬やナザールαAR0.1%等の点鼻薬が該当します。花粉症の時期には実は飲み薬よりもオススメなのでぜひステロイド点鼻薬の使用を考えてみてください。
アネトンアルメディ鼻炎錠と飲み合わせが悪い薬
アネトンアルメディ鼻炎錠と飲み合わせが悪い薬は多くありますので紹介していきます。
鼻炎の薬
アレグラFXやアレジオンはもちろん、いわゆる鼻炎の薬は効果が重複してしまうため一緒に飲むことはできません。
風邪薬
市販の総合風邪薬の中には鼻水やくしゃみに効く成分が配合されています。そしてこれらの成分は実はアネトンアルメディ鼻炎錠に配合されている成分と同じ系統の薬が配合されている事が多いです。
もし風邪薬の注意欄に「眠気が出る事があります」と記載されていると、ほぼアネトンアルメディ鼻炎錠と同じ成分が配合されていますので注意してください。
市販の睡眠薬
例えばドリエルなどの寝付きを良くする市販の睡眠薬(正確には催眠鎮静剤と言います)も一緒に飲むことはできません。
実は市販のドリエルなどはアネトンアルメディ鼻炎錠などに含まれる成分の副作用である「眠気」を利用して作られた薬であり、これらは似た系統の成分を配合しているんです。
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