皮膚の薬

顔のかゆみや腫れにキュアレアa・カユピットが人気な理由

 

今回は顔のかゆみや腫れに効く2つの市販薬のキュアレアaとカユピットを紹介したいと思います。

 

1年を通して外気の乾燥や春先に飛散する花粉、化粧品やハウスダストなどの刺激物などによって肌のトラブルを引き起こす要因は多いです。するとメイクするのも大変になってしまいますし、見栄えも良くありませんよね。

 

そこでおすすめなのがキュアレアaとカユピットになりますが、どうしてこの2つが顔のかゆみや腫れにおすすめなのか、他の薬だとダメなのか、本当に効果があるのかなどについて紹介していきたいと思います。

もし顔面の肌トラブルが気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

キュアレアaとカユピットの最大の特徴

ステロイド非配合だが効果が高い

キュアレアaとカユピットはステロイドを配合していません

 

一般的にステロイドはかゆみや炎症をかなり強力に抑える事が出来る成分となっています。

しかし顔は皮膚が薄く薬の吸収がいいため、もしステロイドを使用するならばかなり厳密に薬を選ばなければなりません。また長期間使用することも避ける必要があります。

 

では「ステロイドが配合されていない薬は効果が弱いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、キュアレアaとカユピットの2つにはステロイドの代わりにかゆみと炎症に効く成分がしっかり配合されているんです。

詳しくは後ほど紹介していきますが、特にキュアレアaに関しては炎症への効果の高い「ウフェナート」を配合してあるのが特徴的で、ステロイドに次ぐ炎症に効果的な成分です。

もちろん効果としてはステロイドには劣りますが、安全に効果的に使用するのであればキュアレアaとカユピットは顔面に使用するかゆみと炎症にかなり効果の高い塗り薬になります。

 

目の周りにも使えるスキンケア医薬品

キュアレアaとカユピットは市販の塗り薬では大変珍しい「目の周りにも使用できる薬」となっています

 

ではどうして目の周りに使える事を強調しているのかと言いますと、単純に目の周りに使用できるだけではなくそれだけ皮膚に優しく作られていることの裏返しなんです。

特にカユピットに関しては弱酸性・アルコールフリー・無着色などの皮膚へのこだわりが強いスキンケア医薬品になっています。

 

化粧の前に使ってもOK

キュアレアaもカユピットは肌に優しい薬となっており顔面用にと購入を考える人も多いかと思いますが、そこで気になるのが「化粧」との兼ね合いになります。

しかしキュアレアaとカユピットは共に乳液やファンデーションを塗る前に使用しても問題ありません

 

塗る順番としてはキュアレアを使用した後に重ねて塗るようにしましょう。ただし薬がしっかり浸透した後に乳液やファンデーションを使う様にしてください。

ちなみに化粧の上から使用すると、化粧品によって薬の浸透が妨げられ十分な効果を発揮できない可能性がありますので、化粧をする前に塗る様にしてください。

 

キュアレアとカユピットの用法用量について

ではキュアレアとカユピットの成分や値段などを簡単に紹介していきます。

 

キュアレアについて

【成分】

ウフェナマート・・5g
ジフェンヒドラミン・・1g
グリチルレチン酸・・0.3g

【効能効果】

湿疹、皮ふ炎、かゆみ、かぶれ、ただれ、あせも、おむつかぶれ

【用法用量】

1日数回、適量を患部に塗布してください

【価格】

1080円(8g)

キュアレアaに似た薬でイハダ プリスクリードがありますが、共にメインの成分であるウフェナマートを配合しています。

イハダプリスクリードにはかゆみに効く成分は配合されていませんが、無着色・無香料なので皮膚への最大限のケアを考え、かゆみもないならばイハダプリスクリードを選びましょう。

カユピットについて

【成分】

ジフェンヒドラミン塩酸塩・・20mg
リドカイン・・5mg
アラントイン・・2mg
グリチルリチン酸二カリウム・・5mg

【効能効果】

かゆみ、湿疹、皮膚炎、かぶれ、じんましん、ただれ、あせも、虫さされ、しもやけ

【用法用量】

1日数回、適量を患部に塗布してください

【価格】

1200円(10g)

 

キュアレアaとカユピットの使い分け

では顔に使えるキュアレアaとカユピットはどちらを選べば良いのか迷うかもしれませんが、この2つの選び方は明確です。

かゆみがひどい場合はカユピット

腫れがひどい場合はキュアレアa

 

この選び方をするようにしてください。理由はそれぞれの成分です。

カユピットはかゆみに効く成分が2種類「リドカイン」「ジフェンヒドラミン」を配合し、かゆみにより効果的に作られています。

 

キュアレアaは炎症に効く「ウフェナマート」「グリチルリチン酸」を配合し、より炎症に効果的な作りになっています。

キュアレアとカユピットの2つはグラム当たりの値段はほぼ変わりませんので、値段で選ぶよりも症状(腫れかかゆみか)で選ぶことをおすすめします。

 

顔の乾燥にはsaiki(さいき)が効く

もし顔にかゆみや腫れがありながらも、乾燥がひどい場合はキュアレアaやカユピットよりもsaiki(さいき)がより効果的です。

 

と言うのも顔のかゆみなどが乾燥と共にある場合、最も大切なことが「保湿」になります。しかし残念ながらキュアレアaやカユピットには保湿成分は配合されておらず、顔の乾燥への効果は期待できません。

 

そこでsaiki(さいき)は保湿効果の高い「ヘパリン類似物質」を配合し、さらに炎症を抑える成分の「グリチルリチン酸」と皮膚の修復効果のある「アラントイン」を配合しているため、顔の乾燥からくるかゆみや炎症には最も適した医薬品になります。

またsaiki(さいき)はカユピット同様にアルコールフリーであったり無着色などの、皮膚に優しいスキンケア医薬品となっています。

 

更に詳しくはこちらも参考にしてみてください。

saikiの紹介
saiki(さいき)は乾燥肌に!ヒルドイド配合のスキンケア医薬品!saiki(さいき)はヒルドイドを配合し保湿に優れ、さらに皮膚に優しいスキンケア医薬品として人気が高い塗り薬です。もちろんステロイドは非配合です。価格は定価で1700円(30g)と若干高めですがもし高いと思うのであればヒシモアが安くて1400円(30g)とおすすめです。...

 

キュアレやカユピットの疑問

目に入ってしまったらどうする?

すぐに水かぬるま湯で洗う様にしてください。そして経過を見て、違和感が残っている場合は眼科を受診するようにしましょう。

また、その際には必ず薬と、できれば外の箱があれば一緒に持って行き医師に伝えてください。

 

薬の使用中・使用後に皮膚症状が出た

もしキュアレアaやカユピットが原因と考えられる皮膚症状が出た場合は、化粧を塗っている場合でもすぐに全て洗い流し、皮膚科を受診するようにしてください。

その際は上記と同様に一緒にキュアレアやカユピット自体も持参しましょう。

 

1日数回は何回ぐらいが適当?

基本的に肌を清潔にした後に塗る事をお勧めします。例えば入浴後などは皮膚が潤い、薬の浸透も良くなりますので必ずそこで1回は使用するようにしましょう。

後は朝の化粧の前などにも1回塗るようにしてください。

 

薬はずっと使ってもいい?

今回紹介した薬は顔に安全に使用できる薬でした。しかしやはり「医薬品」である事は変わりません。となるといくら安全な薬だからと言って長期間使用する事は好ましくありません

 

ある程度症状が落ち着いたら薬の使用をやめるようにしましょう。

もしくは上で紹介したヒト型セラミドに切り替えて保湿効果を保つようにしてください。

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