水虫の薬

メンソレータムエクシブの水虫への効き目と正しい選び方

 

水虫薬のメンソレータムエクシブはCMの影響からか「女性用の水虫薬」といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかしメンソレータムエクシブは女性だけでなく男性にも効果的な水虫薬なんです。

 

ただし男性が使用する場合は効果が不安な人も多いのではないでしょうか。またメンソレータムエクシブは種類も多く、選ぶとしてもどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回はメンソレータムエクシブの水虫への効果と、どのメンソレータムエクシブを選んだ方が良いのか紹介したいと思います。

 

もし水虫薬でメンソレータムエクシブの使用を考えている男性、そして女性の方もぜひ参考にしてみてください。

今回参考にしたエクシブシリーズは以下になります。

<メンソレータムエクシブシリーズ>

・メンソレータムエクシブWディープ10クリーム(2000円35g)

・メンソレータムエクシブWきわケアジェル(1600円15g)

・メンソレータムエクシブEX液(1760円 14ml)

・メンソレータムエクシブEXクリーム(1760円 15g)

・メンソレータムエクシブEXスプレー(2200円 60g)

ロート製薬HPより

水虫治療薬に男性用・女性用はない

まず最初に大事な事を言いますと、市販の水虫治療薬に男性用・女性用の区別はありません。性別によって効果が変わる事はありませんし「女性専用水虫薬」などもありません。これは市販薬に限った話しではなく病院で使用される医療用医薬品でも同じです。

 

そして当然ながらメンソレータムエクシブを男性が使用しても全く問題ありません。また逆にブテナロックなどのどちらかと言えば男性が使用するイメージが強い水虫薬も女性が使用して問題ありません。

 

メンソレータムエクシブが水虫に効く理由

抗菌薬にテルビナフィンを配合

市販の水虫薬を選ぶ基準としては

・抗菌成分

・薬の剤型(クリームやスプレー等)

・値段

この3つを考えれば良い事になります。

ではメンソレータムエクシブはどうなのかと言いますと

・抗菌成分は申し分なし

・剤型も豊富

・値段は平均的

な水虫薬と言えます。

 

そしてどのメンソレータムエクシブにも「テルビナフィン」というメインとなる抗真菌成分を配合しています。この成分が水虫を治療する際の一番大事な成分になります。

そして「テルビナフィン」の効果は高く、医療用として病院で使用される水虫薬と同等の効果を発揮します。

 

またエクシブはそれに加えて以下の成分が配合されています。

「リドカイン」「ジフェンヒドラミン」・・かゆみ
「グリチルレチン酸」・・炎症
「イソプロピルメチルフェノール」・・殺菌作用

つまり水虫の原因菌を叩く成分に加えて、かゆみや炎症にも効果のある成分を配合してあり、水虫薬としては大変優秀な薬となっています。

よって男性でも女性でもおすすめできる水虫治療薬と言えます。

 

エクシブは爪水虫への効果はない

メンソレータムエクシブは水虫への効果は高い薬になりますが、爪水虫に対しては十分な効果がありません。

「でもメンソレータムエクシブWきわケアジェルは爪にできた水虫に効くんじゃないの?」と思う人も多いかもしれませんが爪水虫には効きません

あくまでも「爪まわりの塗りにくいところ」に塗る水虫薬になります。爪水虫は医療用の飲み薬や塗り薬を使用するしかありませんので、市販の薬では対応できないので注意しましょう。

 

エクシブWは何日使えば効果があるのか

例えばメンソレータムエクシブWクリームは1本15gですが、これで1本で約30日分になります。そして水虫は症状がないからと言って薬の使用をやめてしまうとすぐにぶり返す事も多いため、最低でも1か月は使用を続ける必要があります。

 

実際にエクシブはかゆみ止め成分も配合されている事から、すぐに効果を実感できる場合もありますが、水虫自体は改善していませんのでかゆみが治まっても使用をやめないようにしてください。

症状が落ち着いてもメンソレータムエクシブWは必ず1本は使用するようにしましょう。

 

メンソレータムエクシブWの選び方

水虫と一口に言っても、水虫が出来ている場所に応じて適切な薬のタイプを選ぶ必要があります。

ではここからは症状や状況に合わせたベストなメンソレータムエクシブWの選び方を紹介していきます。

カサカサ水虫はディープ10クリーム

メンソレータムエクシブWディープクリームは「尿素」を配合しているため、かかとやカサカサした水虫に効果的な水虫薬です。

このエクシブWディープ10クリームだけは他のエクシブとは異なる成分となっています。

特徴としては「尿素」を配合している点です。

 

「尿素」は固くなってカサカサしてしまったかかとや足の裏の角質を柔らかくする働きがあります。その結果カサカサの解消にもなりますし、薬がより浸透しやすくなります。また尿素には保湿効果もありますので、潤いを保つ事ができます。

 

ただエクシブWディープ10クリームの欠点が1つだけあります。それは値段が他のエクシブよりも高いという点です。他のエクシブは1600円なのに対しエクシブWディープ10クリームは2000円します。ただしこの値段を抑える方法がありますので後程紹介します。

 

爪まわり水虫にはきわケアジェル

メンソレータムエクシブWきわケアジェルは水虫薬にしては珍しい「ジェルタイプ」の薬となっています。液体でもクリームでもなくジェルタイプなので、爪近くなどの塗りづらい所にも容易に塗る事ができます。

 

ただし爪まわりに使用しない場合はエクシブのジェルタイプを選ぶメリットは特にありません。

そして注意が必要な点として、エクシブWきわケアジェルは爪まわりに使えますが、爪水虫には効きませんのでもし爪にできている水虫の場合には使用しないでください。

エクシブWきわケアジェルはあくまで「爪まわり」の薬です。

爪にできた水虫には効果がありません。

 

ジュクジュク水虫にはクリーム

メンソレータムエクシブWの中では一番ジュクジュクした部分に薬の浸透が良いタイプとなっています。

クリームタイプは薬の伸びも良く、べたつきや刺激も少なく最もおすすめです。

逆に液体タイプなどはジュクジュクした部分への浸透はかなり悪いので使わないようにしましょう。

範囲が広い水虫はスプレー

スプレータイプは広範囲に使用する事ができます。

しかも手を汚す事がありません。

さらにメンソレータムエクシブEXスプレーはパウダーも配合しているのでジュクジュクした部分にも効果があります。

ただし、スプレータイプであるがゆえにスプレーする時間によっては薬の量にバラつきが出てしまう事や、余計な所までスプレーする事で早めに使い切ってしまう場合もあるので注意してください。

おまけに値段も他のタイプよりも割高になってしまいます。

 

ブツブツした水虫はどのエクシブでもOK

ブツブツした水虫で、特にかかとや爪まわりに水虫があるわけではない場合、基本的にどのタイプでも問題ありません。

 

しかし価格の面を考えるとディープ10クリームとスプレータイプは避けた方がいいでしょう。

迷った時はエクシブEXクリーム

迷った時は万能タイプのメンソレータムエクシブEXクリームを選びましょう。

基本的にどのタイプの水虫でも対応する事ができます。

使用感もサラッとしており価格もエクシブシリーズ内では安くなっています。

 

かかと水虫に効果的なエクシブWディープ10クリームの値段を安く済ます方法

ディープ10クリームは尿素を配合し、カサカサ水虫やかかと水虫に効果的な薬ですが、唯一のネックは値段が高い点になります。

ではこの問題を解決する方法を紹介します。それは

エクシブWクリームに尿素クリームを別に購入する

という方法です。

普通のハンドクリームとして発売されてある尿素クリームで構いません。それとメンソレータムエクシブWクリームを一緒に塗ります。

 

ただそうするとトータルの値段は大きく変わりません。ですから値段を抑えたい場合はエクシブWクリームではなく「メディータム水虫プラスHTクリーム」を選びましょう

 

メディータム水虫プラスHTクリームはエクシブWクリームと同じテルビナフィンを配合しており、かゆみ止め成分も配合されていますが値段がかなり抑えられているんです。ですから値段を抑えたい時には同じテルビナフィン配合で安いメディータム水虫プラスHTクリームに尿素を別で購入して使用するようにしましょう。

 

そしてこれを行うもう1つのメリットとしては尿素を足全体に塗らなくても済むと言ったメリットがあります。たとえばかかとなどの皮膚が厚い部分やカサカサしている部分には確かに尿素を塗った方が効果が高いですが、それ以外の部分には尿素は不要です。それを全体に塗ってしまうと値段も割高になり効果のメリットはありません。

ですから

かかと⇒メディータム水虫プラスHTクリームと尿素クリーム

かかと以外⇒メディータム水虫プラスHTクリームだけ

という使い方をするのが理想的です。

もしすでに「他の水虫薬を買ってしまったよ」と言う人はそのまま今の水虫薬を使って追加で尿素を購入して使用するのでもOKです。

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