「痛み止めと言ったらロキソニン」
というぐらいに人気のロキソニンですが、ロキソニンを使っていく中で疑問に思う事も多いのではないでしょうか。
今回はそんなロキソニンについての疑問をQ&A形式で載せていきたいと思います。
随時追加していく予定です。ぜひ参考にしてください。
目次
ロキソニンはいつから効いてきますか?
ロキソニンは大体15~30分ぐらいで効いてきます。
遅くても1時間以内には効いてきます。
手術後・外傷後疼痛に対するロキソニン(180mg/日、3 日間)の鎮痛効果は、15 分以内に20%、30 分以内 には 54%の症例に認められた 。 また、抜歯後疼痛に対するロキソニン(120mg頓用)の鎮痛効果は、15分以内に 52%、30 分以内には84% の症例にみられ、速効性にすぐれている
(ロキソニンIF)
ロキソニンの効果はどのくらい続きますか?
ロキソニンの効果は長くて4時間ぐらいと考えてください。
市販のロキソニンSは基本的に1日2回となっていますが医療用のロキソニンは基本は1日3回です。
ただし市販のロキソニンSも痛みがある場合は3回まで飲むことができます。
そしてロキソニンは決して効果が長く持続するものではありません。
効きが早いのがロキソニンの特徴ですが、その分効きが悪くなるのも早いです。
ロキソニンは飲んで1時間15分経つと身体の中のロキソニンの量が半分になります。
ですからもし1日中痛みがある場合は4時間間隔でロキソニンを飲むようにしてください。
ロキソニンを2錠飲んでしまった場合
ロキソニンを2錠飲んでしまってもほぼ問題はありません。
医療用では頓用で1回に2錠まで服用可能であることから
仮に間違って2錠飲んでしまっても問題はありません。
もし服用後に吐き気や発疹、意識障害などがある時はすぐに病院に行きましょう。
異常がなければ過度に不安になる必要はありません。
ずっとロキソニンを飲んでいますが大丈夫ですか?
ロキソニンの飲み過ぎには注意が必要です。
ロキソニンは蓄積性も少なく連続使用で効果が弱くなるという事もありません。
しかし問題なのは頭痛でロキソニンを頻用する事によって逆に頭痛を誘発してしまう事もあります。
また頭痛が続く場合は何か他の病気が隠れている事も考えられたり、偏頭痛などはロキソニンが効かない場合もありますのでその場合は一度病院を受診するようにしましょう。
ロキソニンと他の痛み止めの飲み合わせ
ロキソニンと他の痛み止めを一緒に飲んではいけません。
例えば痛みがひどいからとバファリンやイブを一緒に飲んではいけません。
基本的にロキソニンと併用していい市販の鎮痛剤はありません。
もしロキソニンが効かない時はまず根本的な病気の原因を探りましょう。
そしてその後に効果が強めであるロキソニンSプレミアムやイブクイック頭痛DXなどを試してみてください。
ただロキソニンSプレミアムもイブクイック頭痛薬DXも主に気分をリラックスさせる鎮静剤が配合されている点が異なるだけになるため、痛みに関しては普通のロキソニンと劇的に効果が異なるわけではありませんので注意しましょう。
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