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ファイチが貧血に効く4つの理由!本当にベストな選択なのか?

 

今回は貧血の治療薬であるファイチという薬を紹介したいと思います。

 

このファイチという貧血の薬は特徴として4点ありますのでまずはこれを紹介し、どういった人にファイチがおすすめできるのか、ファイチの効果判定の基準も紹介したいと思います。

もし貧血気味でどの薬を飲もうか考えている人はぜひ参考にしてみてください。

 

貧血に効くファイチの特徴

ファイチはトップクラスの鉄分量10㎎

市販の鉄剤はサプリメントも含めて多くの種類が発売されています。

ファイチはその中でもトップクラスの鉄の含有量になっています。

 

鉄の摂取量は1日に女性は11mg、男性は7.5mgが目安とされていますが、ファイチの鉄分量は約10mgになります。

つまりファイチでほぼ1日の摂取量を満たしていると考えても良いでしょう。

 

※容器には「79.5mg」と書かれていますが、これは純粋な鉄の量ではありませんので注意してください

 

ファイチは葉酸・ビタミンも配合

ファイチは豊富な鉄に加えて葉酸ビタミンB12も配合しています。

ではなぜ鉄以外も配合されているのでしょうか。

それは実は貧血と言っても複数のタイプの貧血があるためです。

 

例えば鉄が足りていない時は「鉄欠乏性貧血」となり、鉄分を補給する必要があります。

しかし中には葉酸やビタミンB12が足りていないために起きる巨赤芽球性貧血というタイプの貧血が起きる事もあるんです。この巨赤芽球性貧血とは葉酸やビタミンB12が不足している事によって正常な赤血球を作ることができずに貧血になってしまう疾患です。ですからこの場合には葉酸やビタミンB12を補給する必要があります。

 

そしてファイチには鉄だけでなく葉酸とビタミンB12も配合してある医薬品であるため、これらの貧血もカバーする事が可能になります。また医薬品の鉄剤であるファイチはサプリメントと比較して、鉄以外の葉酸やビタミンの配合量が多く配合されています。

特に葉酸の配合量は一般的なサプリメント10倍程度含まれています。

 

ファイチは飲みやすい薬

鉄剤のサプリメントなどで気になるのが独特な味においになりますが、ファイチはこれらの問題がかなり軽減されたタイプの鉄剤になっているんです。

 

これはファイチが「フィルムコーティング錠」と言って、胃で溶けずに腸で溶けるために味覚に影響を与えないように作られているためです。またファイチはもともと胃に影響を与えにくいタイプの鉄剤なんですが、フィルムコーティングされているためさらにムカつきや吐き気などの副作用も少なめになります。

 

ファイチは3パターンで発売されている

ファイチは15日分・1か月分・2か月分の3パターンが発売されています。

実はこれはかなり大きなメリットになります。

 

例えば貧血の治療には長期間(3カ月程度)の治療を必要とします。そんな時に1カ月分や2カ月分と言った刻んだ日数で薬剤を選択できるのは大きなメリットです。

また日頃から食事でしっかり鉄を取っているつもりだけど、月に数回外食してしまうためその時だけピンポイントで鉄をしっかり補充したいと言う時には15日分が適当でしょう。

 

ファイチは貧血治療に使うべきか

ファイチは4つの特徴がありますが、本当に効くのか?そしてどんな時に飲むべきなのか気になるますよね。

ではここからはファイチは貧血の治療薬として適切なのかについて紹介していきます。

貧血の可能性があるのかを考える

貧血は以下の様な自覚症状が挙げられます。

〇息切れ・動悸・倦怠感

〇顔色不良・顔面蒼白

〇立ち眩み

ではこれらの症状があった時には貧血を疑うべきか?と言うと必ずしもそうとは限りません。例えば単に寝不足が続いている時は倦怠感もあれば顔色も悪いものです。立ち眩みをすることもあるでしょう。ですから自分が貧血だと自己判断するのは意外と難しかったりします。

そもそも貧血ではない人が病院で貧血と診断される時は自覚症状よりも血液検査で偶然発見されたケースが意外と多いそうです。ですから上の症状があったとしても実は貧血でない可能性も当然ながらあります。

 

では貧血だと確定した人でなければファイチを使うべきではないのか?と言うとそうでもありません。

例えばもともと貧血気味の人で上で紹介した貧血時の自覚症状がある時などは貧血の可能性がありますのでファイチなどの鉄剤を試す価値があります。

また食生活が乱れていて貧血時の症状が当てはまる場合にもファイチを試しても良いと思います。

 

数日でファイチの効き目を判断するのはNG

もし鉄不足が原因の貧血であった場合、鉄剤を6~8週間服用することで重要なヘモグロビン(身体中に酸素を運ぶ働きのもの)が安定化しますので最低でも1カ月分は服用してみて効き目の判定を行う事をおすすめします。鉄剤の適正使用における貧血治療指針

逆に2~3日だけ飲んで「やっぱり貧血ではない」と判断するのは正しくありませんので、ぜひファイチの1カ月分を購入して試してみましょう。

 

ファイチでは貧血治療が十分でない可能性も考える

ファイチは市販薬の中ではトップクラスの鉄とそして葉酸を配合していること、おまけにビタミンB12も配合されており貧血に必要な成分を配合していると言いました。

 

しかし実はファイチに配合されている成分の配合量は病院でもらう鉄や葉酸などと比べてかなり少ない量になってします。実際に鉄の量はファイチは10㎎を配合していますが、この量は医療用としては1歳未満が使用する量になり、成人ではこのおおよそ10倍程度の量を使用します。

また葉酸もビタミンB12の量も倍以上少ない量になってしまっているため、貧血の程度によってはファイチを数カ月使用しても症状の改善が見られない可能性があります。

ですから病院で明確に貧血と診断された事がある人はファイチを服用するよりもしっかり病院受診を行い適切な鉄剤を処方してもらう事を推奨します。

 

ファイチに関する疑問

ファイチはどんな副作用があるのか

ファイチは便秘や下痢になったり吐き気が起きることがあります。

また便の色が黒になったり舌や歯も黒くなる事がありますが、それは鉄剤が影響しているだけですので、特に気にする必要はありません。また副作用として吐き気が出る事もあります。

そして鉄剤は基本的にこれらの「吐き気や便秘」などの副作用が出やすいです。

ただファイチは胃がムカついたり吐き気が出たりする副作用が大分抑えられた医薬品になりますので、これまでサプリメントで吐き気がひどかったという人におすすめです。

 

ファイチと薬や食品の飲み合わせ

ファイチと飲み合わせが悪い薬に「胃薬」があります。特にガスターなどの胃酸を抑える薬は良くありません。

これはファイチの鉄剤は胃酸によって活性化されるタイプの薬になりますが、胃酸を抑える胃薬を使ってしまうと活性化できなくなり、十分な効果を発揮できなくなるためです。

 

そして鉄剤と一緒に飲んではいけないものとしてよくお茶が挙げられます。

これはお茶の成分の「タンニン」が鉄の効果を邪魔するためとなっていますが、貧血の人に関しては言えば、鉄剤とお茶を一緒に飲むことは問題ないとされています。ですからそこまで神経質になる必要はありません。

あとは病院でもらう抗生剤やホルモンの薬でも飲み合わせが悪い薬がありますので、病院で薬を貰っている人は必ず薬局の薬剤師や病院の医師に相談するようにしてください。

 

ファイチとマスチゲンはどっちがおすすめ?

ファイチに似た鉄剤としてマスチゲン錠が有名ですが、実はファイチとマスチゲンの鉄の配合量は一緒。そしてビタミンB12と葉酸も共に配合されています。(ただし葉酸の量はファイチが2倍配合されています)

あと成分の違いと言えばマスチゲンにはビタミンCとEが配合されており、ビタミンCは鉄の吸収を良くしてくれる働きがあります。

 

ただ決定的にどちらの方が効き目が良いかと言われれば微妙な所ではありますので、少しでも鉄剤の吸収が高い方が良いならばマスチゲン。葉酸が多い方がいいならばファイチと言った選び方でいいと思います。どちらでも良いと言う方は値段が安い方を選びましょう。

 

ファイチとサプリメントはどっちがいいのか

市販では医薬品ではなくてもサプリメントで鉄が発売されています。

では「サプリメントとファイチは違うのか?」と思いますよね。現にCMでは「ファイチは医薬品だから効く」と謳っています。

実はこの場合医薬品のファイチよりサプリメントの鉄の方がいい可能性があります。

 

と言うのもファイチの鉄の量は10㎎になりますが、サプリメントの鉄の中にも10㎎のものがあります。そしてファイチは「非ヘム鉄」と呼ばれる鉄で、サプリメントの中には「ヘム鉄」と呼ばれる鉄があります。

そしてこのヘム鉄は非ヘム鉄と比べて4倍以上の吸収率の差があるんです。ニプロHPより

 

ですから実は医薬品だから効き目が強いと一律に考えるのではなく、サプリメントでなおかつヘム鉄である鉄分の方が効き目が高い可能性があるんです。

ただサプリメントの成分はピンキリなので、ある程度信頼のおけるメーカーでなおかつヘム鉄であるサプリメントを選びましょう。

例えばDHCの鉄剤はメーカー的にも信頼がおけますしヘム鉄になるため個人的におすすめです。

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