下痢止めの薬

ガスピタンはオナラを止める薬ではないので注意!!

 

今回はおなかのガスだまりに効くとされているガスピタンを紹介していきたいと思います。

しかし多くの方が勘違いしているようにガスピタンはオナラを止める・出さない様にする薬ではありません。

 

ではガスピタンはどのような効果があるのか、どのような人に効果があるのか、またオナラが増える原理や、他におすすめの薬はあるのか等についても紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

ガスがお腹にたまる理由

そもそもどうしてガスがお腹にたまるのかと言いますと大きく2つの理由があります。それは

「ガスがたくさん作られてしまうから」

「体内からガスを出す力が弱くなっているから」

この2つが原因となります。

 

ではどうしてガスがたくさん作られてしまうのかと言うと「腸内細菌」が影響してきます。中でも耳にした事がある人も多い「悪玉菌」が大きく影響してきます。この悪玉菌がガスを生み出してしまうんです。

 

ではどうして悪玉菌が増えるのかと言いますと、例えばストレスがたまると自律神経の乱れによって有害物質を出す悪玉菌が作られてしまいますし、食生活によっても腸内細菌が乱れて悪玉菌が増えてしまい、ガスの発生を増やしてしまう事になります。

またストレスや胃の不調があると胃腸がガスを対外に出す力が弱まり、結果ガスを身体にため込んでしまう事に繋がります。

この「ガスが多く作られてしまう事」や「ガスを排出する事が出来なくなる事」によって、通常よりもガスを多く抱え込むことになりますので、ガスでお腹が張る原因を作ってしまうのです。

 

そこでガスピタンはこのガスがお腹にたまる原因の2つを解消してくれる薬となります。

 

ガスピタンが効く原理

ガスピタンは大きく以下の3つの成分から作られています。

ジメチルポリシロキサン

セルラーゼAP3

3種類の整腸剤

 

そもそも過剰に体内に溜まったガスはそのままの形ではなく「泡」の形になっています。すると泡の形のままだと体内からも排出されにくく、またお腹に圧迫感を与えます。

そこでガスピタンの成分である「ジメチルポリシロキサン」はその泡をつぶしてくれる働きがありますので、胃腸にたまった泡をつぶして圧迫感を解消し、さらにガスとして身体の外に運びやすくしてくれるんです。

 

この成分は実際に医療用として病院でも使われる成分になっており「ガスコン」という薬の名前で使用されている成分になっています。そしてこの作用がガスピタンの一番の売りになります。

 

また、食物繊維はガスを発生しやすくしてしまいます。

これは食物繊維を腸内細菌が分解する過程で起きるものなんですが、例えば食物繊維が豊富な焼き芋などを食べるとオナラが出やすくなると言ったものの原理と同じになります。

では食物繊維を腸内細菌に分解されないように、酵素の力で食物繊維を事前に分解すればいいという発想で配合されているのが「セルラーゼAP3」という成分になります。これにより食物繊維によるガスの発生を抑える事ができるんです。

 

そして過剰なガスの発生の根本的な原因となる「腸内細菌の乱れ」ですが、こちらは腸内環境が悪くなったことを指します。より具体的に言えば「悪玉菌が増えた状態」となります。

悪玉菌が増えるとガスの量も増え、さらに臭いのきついガスが出やすくなります。そんな乱れた腸内環境を整えてくれるのがガスピタンに含まれる3つの整腸剤(ラクトミン2種とビフィズス菌)になります。

ちなみにこの3種類は整腸剤で有名な新ビオフェルミンSと同じ成分となっています。

 

これらの大きく3つの成分を配合し、お腹のガスだまりを解消してくれるのがガスピタンになるんです。

 

ガスピタンがおすすめな人

ガスピタンがおすすめな人はお腹が張って苦しい事がある人におすすめです。

体内のガスを出しやすくしてくれるのは上述の通りになります。

またオナラの臭いが強かったりする人にとってはガスピタンは整腸剤も含まれていますので、腸内環境を整えてオナラの臭いを改善する事にも繋がります。

 

ガスピタンの特徴について紹介

ではガスピタン自体について紹介していきます。

効能効果・飲み方・値段

【効能効果】

整腸(便通を整える)、腹部膨満感、軟便、便秘

【用法用量】

1日3回、食前または食間にかみ砕くか口中で溶かして服用

※食間とは食後2時間後になります。では食間と食前はどちらの方がいいのかと言いますと、ガスピタンと同成分の医療用の薬の飲み方(ガスコン)は「食間もしくは食後」になりますので、両方の飲み方を考えると食間(食後2時間後)がベストになるでしょう。

 

【ガスピタンの値段】

1000円(18錠)

1700円(36錠)

ガスピタンの副作用について

ガスピタンの副作用に下痢や軟便、胃の不快感を感じる事があります。

ただし頻度としては決して高くはありませんので、そこまで気にする必要はないでしょう。

ただもともと下痢や軟便がある人などは症状を悪化させてしまう可能性もありますので注意してください。

 

ガスピタンは水なしでも飲める

ガスピタンはチュアブル錠というもので水なしでも飲める薬になります。

ガスピタンはかみ砕いて飲むことが可能となりますので、もし身近に水分がない場合はかなり便利な薬となっています。

 

ガスピタンはオナラの回数を減らさない

ガスピタンのイメージとして「オナラの回数を減らしてオナラを出にくくする」と言ったイメージを持っている人も少なくありません。実際にオナラが出ては困るという人で購入を考えている人も多いでしょう。

 

しかしガスピタンはオナラの回数を減らしてくれる効果はほとんどなく、逆に一時的にはオナラの回数を増やしてしまう可能性があります

と言うのもオナラというのはつまり「ガス」になりますが、ガスピタンはガスを消し去る効果ではなく、原理としては「泡になったガスをつぶす働き」になります。つまり泡をつぶす事によってガスを発生させることに繋がります。

 

そして泡であった分のガスが発生する事になりますので、結果として体内のガスの量が増えてオナラの回数は増えてしまう事になるんです。

 

ただガスピタンで腸内環境が整うことによって、ガスの発生自体が減っていく可能性もありますから絶対にオナラの回数が増えるとは言えません。しかしならがオナラの回数を減らすためにガスピタンを使用するのはおすすめしません。

少なくとも「デートの前にオナラが出ては困るので事前に服用する」という使い方は避けるべきです。

 

ガスピタンに即効性はあるのか

ガスピタンは飲んで何時間後に効果があるのか?などと言ったデータは存在しません。

また1回飲んだだけで効果を発揮するといった類の薬ではありませんので、ある程度飲み続ける必要があります。

 

ですからガスピタンの効果を判断するには、飲んですぐ効果が現れると思わないようにしましょう。少なくとも「デート前に1錠飲めば安心」という飲み方は間違いになります。

 

ガスピタンを間違って飲んでしまった場合

もしオナラが出ないようにとガスピタンを飲んでしまった人で不安な人もいるかと思います。

ではガスピタンを飲んで何時間で効果が無くなるのかと言いますと、これは厳密に何時間とは言えませんが、ガスピタンと同じ主成分(ジメチルポリシロキサン)を配合しているガスコンという薬では12~24時間で約90%が身体からなくなっているというデータがあります。(ガスコン錠より

 

もしガスピタンを飲んでオナラが出過ぎたり軟便になってしまう場合はすぐにガスピタンの服用を止めましょう。少なくとも1日経てば薬の影響はほとんどないと言えます。

 

オナラの回数を減らす方法

ガスピタンではオナラの回数が増える可能性がありますが、ではオナラの回数を減らすためにはどうすればいいのかついて紹介していきます。

 

オナラを増やさない食生活に気を付ける

オナラの回数を減らす方法として真っ先に取り掛かれることは食物繊維を食べ過ぎない事です。

食物繊維自体は腸内の善玉菌を増やしてくれるため、発生するガスも臭いが軽いものが多く、便通改善などの面を考えてもメリットは多いのですが、食物繊維を摂りすぎるとオナラの回数自体も増えてしまいます。

 

オナラは臭いだけでなく音にも注意が必要になりますので、回数自体を減らしたい時は食物繊維の量を減らしましょう。

 

そして食物繊維とは逆に臭いをきつくしてしまうのがタンパク質になります。これはタンパク質(特に肉などの動物性たんぱく質)が悪玉菌のエサになってしまうためなんですが、オナラの回数が多くて臭いもきついと辛いので、過度な肉類の摂取も避けるようにしましょう。

それでもオナラが気になる時

オナラの回数を減らすためには食事と生活習慣が大切と言われますが、それが難しいという人も多いのではないでしょうか。

そしていくら意識しても変わらない人も少なくないと思います。そんな時には一度善玉菌を増やす事を試してみましょう。

善玉菌で腸内環境が整う事によって過度なガスが作られるのを抑え、さらにオナラの臭いを抑える事ができます。整腸剤も種類が多いので選ぶのに一苦労しますがおすすめはビオスリーHiです。こちらは医療用として使用されている整腸剤と同じ成分を配合し3つの整腸成分が善玉菌を増やしてくれます。

腸内細菌は飲んですぐに良くなるものではありませんので、ある程度続けて使用しましょう。

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