子供が虫刺されなどでかゆみを起こしている時に「かかないようにね」と言ってもなかなか現実的には難しいですよね。塗り薬を塗ってあげても効果が切れるとまたかいてしまいますし、夜中などは無意識のうちにかいている事が多いです。
そして掻きむしった痕が傷になってしまう事も少なくありません。
しかしそんな時に有効なのがパッチタイプの薬になります。中でも有名なのが
マキロンかゆみどめパッチP
ムヒパッチA
になります。
マキロンかゆみ止めパッチPはピカチュウのパッケージ
ムヒパッチAはアンパンマンのパッケージとなっています。
パッチ製剤であればかき壊すことの予防にもなりますし、持続的な薬の効果でかゆみや炎症を鎮めてくれます。
そして諸々を考えるとピカチュウのパッケージのマキロンかゆみ止めパッチの方がおすすめなので、その理由も併せて紹介していきたいと思います。
もしパッチの購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
マキロンかゆみどめパッチPとムヒパッチAの比較
それではマキロンとムヒのパッチを比較していきたいと思います。
成分・効果・値段などをみていきます。
かゆみへの効果はマキロンの方が強いかも
そもそもマキロンかゆみ止めパッチもムヒパッチも両方に「ジフェンヒドラミン」というかゆみ止め成分を配合しているため、かゆみへの効果が期待できます。
しかしマキロンかゆみどめパッチPの方にはさらに「クロタミトン」というかゆみ止め成分がプラスされた形になっています。
ですからかゆみへの効果としてはマキロンかゆみどめパッチPの方がかゆみへの効果が高くなる可能性があります。
腫れへの効果があるのはマキロンのみ
マキロンかゆみどめパッチPには炎症を抑える成分の「グリチルリチン酸」が配合されています。
この成分により虫刺され痕の腫れに効果を実感できます。
この成分はムヒパッチAには配合されていませんので、もし腫れも気になる場合にはマキロンかゆみどめパッチPを選ぶようにしましょう。
爽快感はムヒのみ
ムヒパッチAには「メントール」が配合されています。ですから貼った後に爽快感を感じる事ができます。
しかし傷になっていたり、ジュクジュク化膿している部位にメントールが触れると、刺激が強く痛みを感じる場合もありますので、もし傷がある場合は避ける様にしてください。
パッチの大きさは1センチ違う
ムヒパッチAは直径2.8cm
マキロンかゆみどめパッチPは直径2.0cm
それぞれのパッチの大きさは上記の通りとなっています。
となると若干ですが、大きい方がいい場合はムヒパッチAの方がいいかもしれません。
値段はマキロンの方が安い
値段を比べてみるとマキロンの方がかなり安いです。
マキロンかゆみどめパッチ:550円(48枚)
ムヒパッチA:500円(38枚)
1枚あたりマキロンは11.5円となりムヒパッチAは13.2円となっています。
上で紹介した通り、1枚当たりの大きさがムヒパッチAの方が大きいため、必ずしも正確な比較ではありませんが、成分も多く配合されて1枚当たりの値段も安いマキロンかゆみどめパッチの方がお得感はありますよね。
結論:マキロンかゆみどめパッチPの方がおすすめ
以上の事を考えると、もしムヒパッチAとマキロンかゆみどめパッチPの2つで購入を悩んだ場合はピカチュウのパッケージであるマキロンかゆみどめパッチPの方がおすすめと言えるでしょう。
やはりかゆみどめの効果、炎症への効果、1枚あたりの値段の安さを考えると、ムヒパッチAよりも条件がいいです。
それに子供はパッチと言えども、やはり剥がしてしまう事も多いため、多く入っている方が良かったりします。
もちろん実際の販売価格によっては値段が前後してしまう可能性もありますが、一般的に選ぶのであればマキロンかゆみどめパッチを選ぶようにしてください。
マキロンかゆみどめパッチへの疑問
マキロンかゆみどめパッチPは顔にも使える
マキロンかゆみどめパッチPは顔にも使用する事ができます。
ただ、顔や首などは皮膚が薄く、他の身体の部位と比べるとかぶれやすくなっていますので、もしかぶれなどが起きている場合にはすぐに剥がすようにしてください。
そしてマキロンかゆみどめパッチPは2歳から使用可能です。
マカロンかゆみ止めパッチが効かない時
今回は主にマキロンかゆみどめパッチPを紹介してきました。
しかしかゆみや腫れが強い場合には十分な効果を発揮しない場合があります。
そんな時はマキロンの中にはステロイドを配合してあるマキロンパッチエースという薬も発売されているためこちらを使う様にしましょう。
こちらはその名に「エース」が付くように、ステロイドを配合したワンランク上の強さを持つパッチになります。
マキロンパッチエースには「デキサメタゾン酢酸エステル」というステロイドを配合し、さらにかゆみ止め成分や血行促進成分なども配合されています。
値段はステロイドを配合している分若干高く24枚で500円になっています。普通のマキロンパッチの48枚で550円と比べるとかなり高いですね。使用回数も1~3回となっています。
そしてマキロンパッチエースは「大人用」というイメージがありますが、実は2歳から使用が認められているんです。マキロンパッチエースのHP
ではこの2つはどうやって使い分ければ良いのかと言いますと、基本的には普通のマキロンであるマキロンかゆみどめパッチPを使用する事をおすすめします。
もし日頃から市販のかゆみ止めを使っていて(ステロイド非配合タイプ)、それでも効果が実感できない人はマキロンパッチエースを使う様にしてみてください。
ただしステロイド配合のパッチをずっと使用する事はあまりおすすめしませんので、日中はステロイド配合の塗り薬を。夜はステロイド非配合のマキロンかゆみどめパッチPを使用するのもアリでしょう。
マキロンパッチエースの値段が高いと思ったら
もしマキロンかゆみどめパッチPが効かない場合はマキロンパッチエースを選ぶのもアリですが、それならば同じ強さのステロイドを配合してありながら、おそらくどこのドラッグストアでも購入できるであろう液体ムヒS2がおすすめです。
実はマキロンパッチエースと液体ムヒS2の効果はほぼ変わりませんので、無理にパッチにこだわりがない場合や、普通のマキロンパッチが効かない場合には、値段も安く購入も容易な液体ムヒS2を選ぶようにしましょう。
もしそれでもかゆみや炎症が強い虫刺されの場合にはワンランク上の強さのステロイドを使用しましょう。
例えばムヒアルファEXなどがおすすめです。
マキロンかゆみどめパッチPと同様にかゆみ止め成分を2種類配合し、さらにマキロンパッチエースよりも強いステロイドを配合しています。もしかゆみがひどい場合はこれらの強めのステロイドをピンポイントで使用してみてください。
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