皮膚の薬

ムヒHDとメディクイックHGOLDの頭皮のかゆみへや値段の比較

 

頭がかゆくて仕方がない時に激しく頭を掻いてしまうとさらに頭皮が傷ついてしまい、症状が悪化する場合があります。また最近フケの量が気になったりすることはありませんか?

 

そんな時におすすめな頭皮のかゆみに効く薬として2つの市販薬が挙げられます。それは

ムヒHDとメンソレータムメディクイックHGOLD

になります。

しかしこの2つのどちらの方が良いのか迷ってしまいますよね

 

そこで今回は頭皮のかゆみにおすすめなムヒHDとメンソレータムメディクイックHGOLDの効き目や値段を徹底比較してみたいと思います。

気になる方はぜひ参考にしてみてください。

 

ムヒHDとメンソレータムメディクイックHGOLDの比較

かゆみや炎症に対する効果はほぼ同じ

頭皮のかゆみや炎症に効く効果はムヒHDもメデクイックHGOLDも同じ効果を発揮します。

 

そもそもムヒHD・メディクイックHGOLDが頭皮のかゆみに良く効く理由はステロイドを配合している点になります。

ムヒHDもメディクイックも「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」と言うステロイドを配合しており、共にかゆみや炎症をバッチリ抑えることが可能となります。そしてムヒHD・メディクイックHにはステロイド以外にもかゆみに効く成分・炎症を抑える成分も共に1種類ずつ配合されています。

つまり頭皮のかゆみや炎症に関してはムヒHDもメデクイックHGOLGはほとんど同じ効果を発揮すると考えてください。

<ムヒHDの成分>

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル・・ステロイド
ジフェンヒドラミン塩酸塩・・かゆみ止め
L-メントール・・清涼感
アラントイン・・組織の修復
パンテノール(プロビタミンB5)・・肌細胞の正常化
イソプロピルメチルフェノール・・殺菌作用

 

<メデクイックHGOLDの成分>

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル・・ステロイド
グリチルレチン酸・・炎症を抑える
クロタミトン・・かゆみ止め
アラントイン・・皮膚修復
イソプロピルメチルフェノール・・殺菌作用
l-メントール・・爽快感

 

「ステロイドって危険なんじゃないの?」と思われる方もいるかと思いますが、目や口に入らないように気を付けたり長期で何度も使用せず、適切な使い方を守っている限りは特に危険なことはありません。

 

爽快感の比較も同じくらい

頭皮に塗った後の爽快感もムヒHDとメデクイックHGOLDは同じ位です。

 

ムヒHDもメディクイックHも2つともスーッと爽快感のある成分の「l-メントール」を配合しています。ちなみに配合量も同じです。その他に添加物としてアルコールも含まれていますから、爽快感を感じられるんですね。

 

値段までも同じ

値段までもメディクイックHもムヒHDも同じです。

 

どちらも定価1200円(30ml)となっています。

ただし実際の販売価格は異なる場合が多いので実際の販売価格を確認しましょう。

 

使い勝手の比較

共に手を汚さずにかゆい部分にピンポイントで適量を塗ることができます。

 

もし「広範囲に塗りたい」と言う人はメディクイックHGOLDには「スポンジヘッドタイプ」がありますので、そちらを選ぶことをおすすめします。これはその名の通り塗る部分がスポンジタイプになっており、より簡単に塗る事ができるようになっています。

※外箱に「ダイレクト容器」か「スポンジヘッド」か記載されていますので確認して選ぶようにしましょう

 

ムヒHDとメディクイックHの比較した結果

ムヒHDとメデクイックHGOLDを比較した結果以下のようになりました。

かゆみと炎症への効果⇒同じ

爽快感の強さ⇒同じ

値段の安さ⇒同じ

使い勝手⇒同じ

以上のことからも実際ムヒHDとメンソレータムメディクイックHGOLDとの間に大きな違いはありません。

ですからおすすめの選び方は販売価格の安い方を選ぶようにしましょう。

 

ただしムヒHDやメデクイックHGOLDを使用しても症状の改善がない場合は市販薬では購入できない抗真菌剤が必要になってくるケースもありますので、もし1週間程度使用しても効果の改善が見られない場合は使用するのをやめて病院を受診するようにしましょう。

 

またムヒHDとメデクイックHGOLDを使用するといったんは良くなるけれども、使用するのをやめるとまたすぐに再発する場合もなるべくムヒHDなどを長期で使用するよりも病院を受診するようにしてください。

抗真菌薬よりもムヒHDなどのステロイド配合の薬を使用する方が即効性はありますが、使用をやめると再発しやすくなると言う報告もあります。マラセチアと脂漏性皮膚炎

 

頭皮のかゆみやフケにはシャンプーも重要

ムヒHDやメディクイックHGOLDを使用していれば頭皮のかゆみが完全に治まる訳ではありません。そもそも頭皮のかゆみは皮膚の乾燥や汗や皮脂などがきっかけとなり、頭皮を傷つける事から始まります。

ですからやはり薬の効果を発揮するには「頭皮の環境を整える」必要があるんです。

そして頭皮の環境を整えるのに最も重要なのは言わずもがなシャンプーになります。

ですから頭皮のかゆみがひどい人はしっかりシャンプーを選ぶ必要があり、より適当なシャンプーを選ぶ必要があります。

 

たとえばディクイックH頭皮のメディカルシャンプーです。

こちらは頭皮のかゆみの原因としても多い真菌の感染を防ぐ成分である「ミコナゾール」を配合しています。また頭皮にも優しいノンシリコンであったり、保湿成分も配合しているシャンプーになります。
もしくは有名どころで言うとクリア フォーメン ディープクリーン 薬用シャンプーH&S for menもおすすめです。

こちらは成分に「ジンクピリチオン」を配合しているのが特徴です。

このジンクピリチオンと言う成分は頭皮のかゆみの原因となる菌に対しての活性を持っているため、まさに頭皮のかゆみやフケに効果を発揮するんです。

 

実際に中等度~重度の脂漏性皮膚炎やふけを有する被験者に対してジンクピリチオンシャンプーの使用によって症状の改善が認められたとされています。PMID: 29410727

またジンクピリチオンシャンプーを使用した20~79歳までの男女に対する有用性を評価した結果4週目の有用性は著効15例(55.6%)、有効6例(22.2%)やや有効2例(7.4%)、無効4例(14.8%)とされる報告もされています。脂漏性皮膚炎に対するジンクピリチオンシャンプーの有効性

 

実際に頭皮のかゆみで多い「脂漏性皮膚炎」という病気にはムヒHDやメディクイックHなどのステロイド配合の塗り薬と、菌の増殖を防ぐ抗真菌薬を使用するのが基本となりますから、このシャンプーを使用するのは理にかなっています。

 

ですから頭皮のかゆみにおいてさらなる効果を期待する場合にはこれらのシャンプーも試してみてはいかがでしょうか。そして選ぶならばジンクピリチオン配合、もしくはメディクイックHシャンプーの様な抗真菌薬配合のシャンプーを試してみてください。

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