皮膚の薬

二の腕のブツブツやザラザラを市販薬でキレイにする方法

 

夏になると二の腕や太ももを露出する機会も増えるかと思いますが、ザラザラしたりブツブツができたりすると外に出るのに抵抗がある人もいるかと思います。

そんな時にネットで高い美容クリームを買ったり、お肌に優しいサプリメントを買ったりする人もいるかもしれませんが、実際は値段が高いだけで効果をいまひとつ感じれない場合も多いです。

 

そこで今回はそんな二の腕や太もものブツブツやザラザラに効く市販薬を紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

参考:徳島県医師会 参考:MSD ロート製薬

 

二の腕のブツブツやザラザラの原因

二の腕や太ももがブツブツやザラザラする原因としては毛孔性苔癬という病気の可能性があります。

毛孔性苔癬とは簡単に言えば皮膚の毛穴がふさがってしまい、その分の皮膚が盛り上がってしまっている状態です。そしてその盛り上がった皮膚に触れることで触った時にザラザラやブツブツの感じを受けます。

 

では何によって毛穴がふさがれているのかと言いますと「角質」になります。この角質が毛穴に残ってしまう結果、皮膚が隆起したり炎症が起きている場合に赤っぽく見えたりします。

ただこの毛孔性苔癬の根本的な原因ですが、これは遺伝的なものが大きく思春期に多く年齢を重ねるにつれて軽減していくのが自然な流れとなります。

 

ではこの毛孔性苔癬をどうやって治療していくのかと言うと毛穴が詰まる原因になる角質を溶かす成分が必要となってきます。

そこでここでは具体的にどのような市販薬が該当するのか紹介してきます。

 

二の腕や太もものブツブツやザラザラに効く市販薬

尿素やヘパリン類似物質配合クリームなどの保湿剤

実際に医療用としても使われて、なおかつ市販薬でも販売されている二の腕のブツブツに効く薬として尿素が挙げられます。

この尿素は角質を溶かす作用に加えて保湿効果にも優れ、まさに角質が原因となる二の腕のブツブツやザラザラに効果的な塗り薬となります。

 

実際に市販薬として「純粋な尿素」だったり「尿素を配合した塗り薬」が発売されています。例えばそのまま尿素と言う名前で発売されていたり、尿素配合の塗り薬の代表的な市販薬と言えばニノキュアやクロキュアなどが有名です。

尿素・・そのまま尿素の名前が多い

尿素配合の薬・・ニノキュアやクロキュアやフェルゼアなど

どちらの方が効き目が高いのかと言えば特に検証した実験などはないため一概には言えませんが、例えば赤っぽく炎症が起きている場合などは抗炎症作用のあるグリチルリチン酸が配合されている尿素の方が良いかもしれません。例えばニノキュアなどですね。

ただ一般的に尿素単独の方が量に対する値段がお手頃になります。

 

また保湿剤としては尿素以外にもヘパリン類似物質も使用される事があります。ただしこちらは角質を溶かす作用はありませんので基本的には尿素を使いましょう。もし乾燥がメインの原因の時にヘパリン類似物質を使用することをおすすめします。

角質を溶かすトレチノイン配合クリーム

二の腕や太もものブツブツやザラザラに効く塗り薬の成分としてトレチノインが挙げられます。こちらはビタミンAから作られる成分になり、角質を溶かす作用や皮膚のターンオーバーを活性化する働きがある成分になります。

 

しかし現在日本ではトレチノインは市販薬としては購入する事ができません。購入するとなると皮膚科受診が原則となります。もしくはAmazonを通して個人輸入の形をとって購入する事が可能となります。

ただ個人輸入はやはり自己責任の面が大きいため基本的にはおすすめしません。もし使用する場合でも上で紹介した尿素などの保湿成分を使用しても改善しない場合に最終手段として使用するようにしてください。また妊娠の可能性がある場合は使用できませんので注意しましょう。

 

薬の使用は長期間を見て使う

二の腕や太もものブツブツやザラザラを治すためにはある程度の時間を要します。

今回紹介した薬を塗って2~3日で劇的な改善が見られるとは考えないでください。あくまでも今回紹介した薬はブツブツやザラザラを直接取り除くものではなく、皮膚の生まれ変わりを助けるような働きになります。

 

ですから皮膚のターンオーバーを考えても2週間から1カ月を目途に継続的に薬を使用してみてください。

できればニノキュアは1つ30g入りなので最低でも1つ使い切ってみてください。

※その際は薬の値段も重要だと思いますので少しでも安く済ませたい人はこちらを参考にしてみてください

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また薬を塗る回数に関しても尿素やヘパリン類似物質などの保湿剤に関しては基本的に1日に2~3回塗るようにしましょう。回数を多く塗れば塗る程効果が高くなるわけではありませんが、1日1回よりは2回の方が効果が高いと言った研究もあるのでとりあえず1日2回。乾燥が強かったり気になるならば3回塗っておけばいいでしょう。引用:マルホ

 

そして塗るタイミングとしては2回の場合は朝と入浴後。特に入浴後は薬の浸透が良いため必ず塗るようにしてください。あと1回塗るとしたら乾燥がひどい日中に塗るようにしましょう。

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