小林製薬から発売されている市販の塗り薬のクロキュアは黒ずみやザラザラに効果があるとされています。
そしてクロキュアにはこの様なクチコミを目にします。
・クロキュアのCMを見ていたら使ってみたくなった
・クロキュアはどこの黒ずみにも効くのかな?
・ひじの黒ずみがクロキュアでよくなった
これらの定番の口コミに加えて意外に多い口コミに「クロキュアは値段が高い」という口コミも多く目にします。
と言うのもクロキュアは値段がたった15gで800円とかなり高い薬になっているためです。
すると高いお金を出してまでクロキュアは使う価値があるのかと思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はクロキュアの黒ずみへの効果を紹介し、そしてクロキュアよりも値段が安くて黒ずみやザラザラにおすすめの市販薬を紹介したいと思います。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
クロキュアの評判が高い理由
クロキュアは成分に尿素を20%配合
クロキュアは肘や膝などの黒ずみやザラザラに効果があるとされています。その大きな理由として
クロキュアの成分に尿素をたっぷり配合しているためです。
これは他の尿素配合の塗り薬の2倍の尿素を配合しています。
そもそも黒ずみは「皮膚の古い角質が剥がれ落ちずに皮膚が生まれ変わるサイクルが上手くいっていない事」から起きるものになります。
そこで尿素の出番となります。
尿素は角質を柔らかくし剝がれやすくし、新しい皮膚に生まれ変わる働きを助ける効果があるため、皮膚の黒ずみを解消してくれるんです。
また尿素には保湿効果もあるために、ザラザラした皮膚にも効果的となっています。
さらにクロキュアには皮膚の炎症を抑える「グリチルリチン酸」、皮膚の代謝を促進してくれる「トコフェロール」も配合されているため、よりいっそう黒ずんだ皮膚やザラザラ皮膚に効果的な塗り薬となっているんですね。
<クロキュアの成分>
尿素・・・200mg
グリチルリチン酸二カリウム・・・5mg
トコフェロール酢酸エステル・・・5mg
クロキュアは肘や膝の黒ずみに効果があるのか
クロキュアは上で紹介した通り、尿素によって皮膚の生まれ変わりを助ける働きがあります。ただ黒ずみをどこまで改善するかの根拠となるものは乏しいです。
一方で黒ずみの原因となる多くに物理的な刺激が原因となる事が多いです。よくあるのがナイロンタオルでゴシゴシ洗う事によって皮膚が刺激を受けてしまい色素沈着を起こしてしまうケースです。
この場合は原因となる刺激物を避ける事が最も重要になりますが、皮膚を保護するための保湿効果や抗炎症作用のあるクロキュアが効果がある可能性もあります。
クロキュアよりも値段の安い市販薬
では実際にクロキュアよりも効果・値段の面からおすすめできる市販薬を紹介していきたいと思います。
クロキュアと同成分で安い2種類
クロキュアと同じ成分を配合しならが大容量タイプが欲しい場合はこちらの2種類がおすすめです。それはパスタロンM20%とフェルゼアHA20クリームになります。
パスタロンM20%
800円(30g)
1380円(60g)
2000円(100g)
フェルゼア HA20クリーム
1680円(80g)
2000円(160g)
これらは15gで800円のクロキュアと比較してかなりお得な薬となっています。特にパスタロンM20%はクロキュアと同じ値段で2倍の量である事を考えると超お得になります。
また大容量を使用するならばフェルゼアHA20クリームが断然お得です。
値段は160gも入って2000円です。
まずはパスタロンM20%などの比較的少量を試してください。そして効果が実感できそうな場合・塗る部位が広範囲になる場合は大容量の薬を試してみてください。
また定価が不明ですがメディターム20Eもクロキュアと同成分で70gと150gが発売されています。実際の販売価格は70g入りで800円以内で購入できるため、かなりおすすめです。
クロキュアに似ているザラプロA
クロキュアに似ている薬としてメンソレータム ザラプロA(エース)があります。
こちらは皮膚や粘膜を作るビタミンであるビタミンAがクロキュアにプラスされたタイプの薬となります。またビタミンEの量もクロキュアよりも多く配合されています。
ビタミンAは皮膚の代謝を活発にする働きがあります。ただし追加で配合されているのはビタミンになりますので「効果が劇的に上がる」という訳ではありませんので、過度に期待しないようにしてください。
【ザラプロAの値段】
1200円(35g)
※ただの「ザラプロ」は成分が異なりますので注意しましょう。ザラプロA(エース)を選んでください
クロキュアとニノキュアは同じ
ちなみに上でも軽く紹介しましたがクロキュアとニノキュアは同じ成分になります。
ただし値段を考えた場合クロキュアが15gで800円、ニノキュアが30gで1200円となりますから単純な比較で言えばニノキュアの方がコストパフォーマンスは高いです。
クロキュアを使う際の注意点
クロキュアを使用しても効果を実感できない場合か、むしろ塗る部位によっては症状が悪化してしまう可能性もあります。
ですからここではクロキュアを使用する際の注意点を紹介していきます。
デリケートゾーンの黒ずみにクロキュアはダメ
クロキュアはデリケートゾーンの黒ずみにも使用する事ができますが、粘膜の部分には使用する事ができません。
理由は成分の尿素が粘膜の部分には刺激が強すぎて使用不可になっているためです。
ですからクロキュアや類似薬を使用する場合は粘膜を避けて塗る様にしてください。
クロキュアはお尻に使用可能
クロキュアはお尻に使用して良いのか疑問な人もいるかと思いますが、クロキュアはお尻に使用しても問題ありません。
そしてお尻は座ったり皮膚がこすれたりする事によって刺激を受けやすく、比較的黒ずみが出やすい部位になります。
ただし傷になっている部分や粘膜の部分にはクロキュア等は使用できませんので、その様な部位を避けて薬を使用するようにしてください。
クロキュアは男性も使用可能
クロキュアやニノキュア、そして今回紹介した薬はイメージとして女性がメインで使用するような印象を受けますが、男性が使用しても全く問題ありません。
ですからクロキュアは女性用だから弱い・効かないという事はありませんので安心して使用してください。
ただやはり男性でも傷であったり粘膜の部分には使用できませんので、それを避けて使用する様にしましょう。
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