乗り物酔いの薬

これ1つでOK!家族で使える乗り物酔いにおすすめな酔い止め薬!!

 

今回は車やバス、飛行機などの移動の際に必須な乗り物酔いに効くおすすめの市販薬を紹介したいと思います。

また、今回紹介する市販薬は小学生以上(7歳以上)~大人も使用できる薬となりますので、家族兼用として1つ移動の際に持っていれば安心できる薬になります。

 

もちろん子供が使用できるからと言って効果が弱いわけではありません。

ぜひ参考にしてみてください。

 

おすすめの酔い止め市販薬

エアミットサットF

こちらは短時間作用型の吐き気止め(スコポラミン)と長時間作用型の吐き気止め(メクリジン)が2種類配合されている薬になっています。

この2つの吐き気止め成分によって乗り物酔いで最もつらい吐き気症状を改善します。

 

さらに乗り物酔いは心理的な影響も大きく、不安や緊張などによって酔ってしまう事も実は少なくありませんが、そんな不安を取り除くための鎮静剤としてアリルイソプロピルアセチル尿素という成分も配合されています。

よく頭痛・生理痛薬に使用される「眠くなる成分」と言われるものと同じになります。

 

またカフェインも配合されているため結果頭痛にも効果が期待できます。

5歳から使用できますので、家族用の乗り物酔いの薬としてはバッチリです。

 

【効能効果】

乗物酔いによるめまい・はきけ・頭痛の予防及び緩和

 

【用法用量】

乗物酔いの予防には乗車船30分から1時間前に、下記の1回服用量をかむか、口中で溶かして服用します。なお、症状発現時に追加服用する場合には同量を4時間以上の間隔をおいて服用してください。

年齢1回服用量1日服用回数
11才以上2錠2回を限度とします
5-10才1錠
5才未満服用しないでください

 

【価格】

707円(6錠)

1100円(12錠)

シャドーゲン

シャドーゲンには乗り物酔いの吐き気やめまいに効く成分のクロルフェニラミンを配合してあります。

さらに上記で紹介したエアミットサットFと同様に、気分を落ち着かせる働きのあるブロモバレリル尿素を配合。

そしてパパべリンという成分が乗り物酔いの原因となる身体の平衡感覚を司る「内耳」の働きを良くしてめまいを取り除いたり、消化管の緊張を和らげて吐き気などを予防してくれます。

こちらは7歳からの使用となっています。

 

【効能効果】

乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和

 

【用法用量】

乗物酔いの予防には、乗車船30分から1時間前に次の1回量を服用してください。

年齢1回量1日服用回数
大人(15才以上)2錠4時間以上の間隔をおいて2回まで
7才以上15才未満1錠
7才未満服用しないこと

その後必要な場合には、1回量を4時間以上の間隔をおいて服用してください。
なお、1日の服用回数は2回までとしてください。

 

【価格】

950円(12錠)

 

トラベルミンは乗り物酔いに効く?

酔い止めとして有名な薬はトラベルミンが挙げられます。そしてトラベルミンには実は多くの種類が発売されているんです。

中には医療用として病院でも使用されているトラベルミン錠もありますが、こちらは15歳未満は使用する事ができません

ではここでは子供から大人まで使用できるトラベルミンについて紹介したいと思います。

 

・トラベルミンR

実はトラベルミンRは一番最初に紹介したエアミットサットFから鎮静成分とカフェインを抜いたものが「トラベルミンR」となっています。

ですから吐き気がそこまでない場合や眠気が出るのを極力減らしたい場合にはトラベルミンRを選ぶのも良いでしょう。

 

【価格】

1000円(6錠)

 

・トラベルミンファミリー

こちらは上のトラベルミンRに非常に似た薬となっています。基本的な効果は同じです。

ただ違う点と言えば2点。1つはカフェイン配合により頭痛への効果が期待できる点。もう1つは吐き気防止を期待してのビタミンB6の配合です。ただしビタミンB6に関しては劇的な効果は期待できないでしょう。

 

【価格】

800円(6錠)

 

以上の2種類が子供から大人まで使用をおすすめできるトラベルミンとなっています。

 

酔い止め薬を飲むタイミング

酔い止めは基本的に乗り物に乗る30分~1時間前に服用する様にしましょう。

と言うのも薬は飲んですぐに効いてくるわけではありません。特に長く効く薬と言うのはそれだけ効いてくる速さも穏やか。ですから事前の服用を心がけてください。

もし薬を飲むのを忘れてしまった場合はその時点で飲みましょう。「薬を飲んだ」という安心感も乗り物酔いには十分効果的となります。

 

薬を飲む前に注意が必要な人

高齢者や排尿困難、緑内障や心臓病がある人は服用を避けるようにしましょう。

またイブやバファリンなどの中には鎮静剤が配合されてあるものがありますので、酔い止めと併用する際は注意が必要です。

また鼻炎薬などの中にも酔い止めの薬との併用で重複してしまう成分もありますのでこちらも注意する様にしてください。

あとカフェインも乗り物酔いに配合されている事が多いです。ですからコーヒーなどの飲み過ぎはカフェインの過剰摂取に繋がり、気分を悪くする事を助長してしまいますので注意しましょう。

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