ドラッグストアでロキソニンを買おうと思いロキソニンをレジに持って行こうとすると店員さんに「今はロキソニンは売る事ができないんですよ」と、欲しい薬を目の前にして売って貰えず困った方も多いのではないでしょうか。
しかしドラッグストアの店員さんは決して意地悪をしているわけではありません。
そもそもやロキソニンSやガスター10は第1類医薬品という分類に分けれており、薬剤師がいなければ購入することができなくなっています。
(日本OTC医薬品協会より)
ちなみにロキソニンSプラスやロキソニンSプレミアムなどのシリーズは全て第1類医薬品となっています。
これらは法律で決まっており、たとえ毎回使っている薬であっても薬剤師不在の場合は第1類医薬品以上を買う事はできません。
ただ「ネットで買うのは遅すぎて待てない」「今すぐにロキソニンやガスターなどの第1類医薬品が欲しい」という人もいるでしょう。
そこで今回は第1類医薬品を購入できる裏ワザをお教えします。
目次
ロキソニンが薬剤師不在で購入できない時の裏技
では具体的にロキソニンSやガスター10などの第一類医薬品が薬剤師不在のため購入できない時の裏技を紹介していきたいと思います。
調剤薬局で購入する
では第1類医薬品が最寄りのドラッグストアで販売されていない時はどうすればいいのでしょうか。
その時は近くの調剤薬局を訪ねてみましょう。
病院の横にあるあの調剤薬局です。
何となく薬局のイメージとして、病院で処方箋をもらった人が行くイメージがあると思いますが、最近の薬局は処方箋の薬だけでなく市販薬を扱う事も推奨されているため、市販薬を置いてある薬局も多く存在します。
そして薬局はドラッグストアなどに比べて価格の面では勝負できませんが、薬剤師が必ずいるという利点を活かし第1類医薬品や第1類医薬品よりも扱いが厳格な要指導医薬品を中心に置いてある薬局も多いです。
<要指導医薬品とは>
OTC医薬品として初めて市場に登場したものでは、その取り扱いに十分注意を要することから、販売に先立って薬剤師が需要者の提供する情報を聞くとともに、書面による当該医薬品に関する説明を行うことが原則とされています。そのため、インターネット等での販売はできません。
※簡単に言えば薬剤師の販売は必須。なお且つネットでも購入不可の薬です。
特にガスター10やロキソニンSなどはよく売れる人気商品であることから薬局で販売している可能性が高く、もしドラッグストアで購入できない場合は最寄りの薬局へ足を運んでみてください。
ちなみに薬局の数というのは現在約6万件あると言われています。だいたいコンビニと同じくらいの数になります。ただ実際にすべての調剤薬局が市販薬を販売しているわけではありませんので、まずは自宅近くの薬局をネットで検索して、そこに電話をかけてみて在庫があるか聞いてみるといいでしょう。
また薬局の中でも比較的市販薬の取り扱いのある薬局として、県や市町村の薬剤師会が運営している「〇〇薬剤師会薬局」などでは市販薬を多く扱っているところが多いです。
また大きな病院の近くにある調剤薬局や、チェーンの薬局にも第一類医薬品を扱っている所も比較的多いです。
※チェーンの薬局とは「A薬局〇〇店」のように〇〇店と付く所の薬局です。ただし例外もあります。
そしてガスター10は胃腸内科が近くにある薬局。
ロキソニンSは整形の病院が近くにある薬局に比較的置いてある可能性が高めです。
もし時間が夜になって薬局も閉まっているような時も薬局に電話して売って貰えないか聞いてみましょう。
基本的に24時間空いている薬局はありませんが、電話対応などで薬剤師が待機している薬局は多く、事情を説明すれば市販の薬を売ってくれるかもしれません。
処方箋を受け付けているドラッグストアに行く
ドラッグストアの中に併設されており、病院からの処方箋を受け付けている薬局にはほぼ間違いなく薬剤師がいます。
と言うのも処方箋を扱えるのは薬剤師が必須になりますので、薬剤師が在籍している可能性が非常に高いです。
またドラッグストアの中にある薬局なので当然市販薬の品ぞろえも豊富で、ロキソニンやガスター10などの人気商品は置いてある可能性もかなり高いです。
ですから迷ったらドラッグストア内に処方箋を受け付けているお店にまずは電話して、購入できるか否か確認してみましょう。
第一類医薬品と同じような効果の薬を紹介してもらう
もしそれでもお目当ての薬が手に入らなかった場合は、ドラッグストアの店員さんにその希望の薬と同じ効果の薬はないか尋ねてみましょう。
実際に今の所第1類医薬品でしか対応できないような薬も確かにありますが、一刻を急ぐ様なものはありません。もし症状がひどいならば病院の受診を検討しましょう。
<第1類医薬品に分類されている代表的な薬>
・ロキソニンシリーズ(解熱鎮痛薬)
・ベッセンH2(胃薬)
・ガスター10(胃薬)
・メンソレータムフレディ
(カンジダ再発治療薬)
・フェミニーナ膣カンジダ錠
(カンジダ再発治療薬)
・ヘルペシアクリーム(口唇ヘルペス治療薬)
・ミルコデ錠A(咳止め・去痰薬)
これらを見る限り薬の強さ的な違いは若干ありますが、急に必要だったりどうしてもその薬でないといけないものはないと言えます。
ですので例えば
「生理痛でロキソニンSを飲んでいるんですけど、何か代わりになるような強めの生理痛に効く薬はないですか」
という具合にお店の人に聞いてみると、おそらくあなたが探しているベストな薬を紹介してくれるはずです。
ここで具体的な例を挙げますとロキソニンSの代わりに「リングルアイビーα200」を選んだり、ガスター10の代わりに効き目の高い胃薬としてスクラート胃腸薬等を選んだりして対応しましょう。
詳しくはこちらを参考にしてみてください。
ネットで購入する
現在多くのネットショップで市販薬を購入する事ができます。
おまけに第1類医薬品を販売している店舗も少なくありません。例えばAmazonなども1類の販売に対応しています。プライム会員ならばさらに届くスピードも速いでしょう。同様にヨドバシドットコム等もエクストリームを利用すればネットで早く市販薬が手に入ります。
第一類医薬品が買えない時の裏ワザまとめ
第1類医薬品が買えない時は
・調剤薬局を訪ねてみる
・処方箋を受け付けているドラッグストアに行ってみる
・代わりになる薬がないか相談してみる
・ネットで購入する
を中心に対応してみてください。
ただ、もしそれでも購入が出来なかったり症状が改善せずに翌日まで待てないような時は病院に行くかどうか検討してみる方がいいでしょう。
決して無理して我慢しないようにしてください。特に急な頭痛などの場合は重大な病気が起きている可能性もありますので注意しましょう。
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もちろんいきなり購入する事に抵抗がある方もいると思いますので、もし気になる方は目次だけでも見ていってください。