市販の目薬は非常に多くの種類が発売されていますが、中には1本1800円(13ml)もする高級目薬も発売されています。
そして特に有名な目薬と言えばロート製薬から発売されている
ロートアルガードクリアブロックZ
ロートアルガードクリアマイルドZ
この2つの目薬になります。
ちなみにこの2種類の違いは「目薬をさした時に爽快感があるか否か」になります。
クリアブロックZ⇒爽快感あり
クリアマイルドZ⇒爽快感なし
効果と値段に違いはありません。
そしてこの2種類の目薬は花粉症に効く目薬として発売されていますが1本1800円もすることを考えると
「本当に値段が高い分効果があるのか?」
「病院の目薬とどう違うのか?」
「他に安くて効く目薬はないのか?」
と疑問を持つ人も多いかと思います。
そこで今回はそんな花粉症に効く高級目薬のロートアルガードよりも安くて効き目の高い目薬はないのかと言う疑問について紹介していきたいと思います。
もし購入を検討している人は購入する前にぜひ参考にしてみてください。
目次
ロートアルガードが高い理由
配合されている成分が豊富
ロートアルガードクリアブロックZやクリアマイルドZが高い理由は配合された成分の豊富さのためです。この2つのロートアルガードには4つの成分が発売されています。
クロモグリク酸ナトリウム・・・1%
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・0.03%
プラノプロフェン・・・0.05%
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム・・0.5%
中でも特徴的な成分が2点。
それは「クロモグリク酸ナトリウム」と「プラノプロフェン」になります。
まず「クロモグリク酸ナトリウム」というのは花粉症の原因となるアレルギー物質の働きを抑える効果があり、これは病院でも使用されている花粉症の目薬であるインタール点眼液という目薬と同じもので大変効果の高い成分になります(ただし配合量は病院の半分です)。
そしてこのクロモグリク酸ナトリウムを配合してある市販の目薬の定価は軒並み1000円を越える値段になっています。
そしてもう1点は「プラノプロフェン」という成分になります。
この成分は炎症を抑える働きのある成分があり、赤く充血している目に効果を発揮します。この成分も実際に病院でニフラン点眼液という名前で使用される目薬になります。(こちらの量は医療用の半分です)
またプラノプロフェンが配合されている目薬も比較的値段の高い目薬になります。
つまりロートアルガードクリアブロックZ・ロートアルガードクリアマイルドZの値段が高い理由はこの2つの「クロモグリク酸ナトリウム」と「プラノプロフェン」を配合しているのが最大の理由となります。そして同時にこの成分配合こそがロートアルガードの効き目の理由です。
※2019年末に発売された「ロートアルガードクリニカルショット」も同様に1本2000円を超える高額目薬ですが、こちらはクロモグリク酸ナトリウムの代わりにトラニラストと言う抗アレルギー成分が配合された形になります。値段や効果を考えるとロートアルガードクリアブロックZ等の方が個人的には推奨できます。
ロートアルガードの効き目はトップクラスに高い
ロートアルガードクリアブロックZ・クリアマイルドZは花粉症に効きます。
現在市販で発売されている花粉症の目薬の中でもトップクラスと言っても過言ではありません。
その理由はやはり病院でも使用されるものと同じ成分を配合し、花粉症に特化した目薬になっているためです。
そもそも病院用の目薬だと「1成分1本」と言う形になってしまいますが、ロートアルガードクリアブロック・マイルドZは効果的な成分を「複数成分を1本」で配合されているため、必然的に値段も高くなってしまうのです。
ですから値段が高い目薬になりますが逆を言えば、このロートアルガードクリアブロックZやマイルドZを使用しても効果が感じられない場合は、市販の目薬では対応できない可能性が高いのでその時は病院を受診する事をおすすめします。
ロートアルガードの違い
ロートアルガードシリーズで最も値段が高いのが今回紹介してきたロートアルガードクリアブロックZとクリアマイルドZの2種類になりますが、これら以外にも1本1000円前後する値段の高いロートアルガードも発売されています。
例えばロートアルガードクリアブロックEXやロートアルガードクリアマイルドEXなどは同じ成分を配合していますが、その配合量が異なるだけになります。
すると値段が違う分効果も当然違うものになるのですが、中には正直おすすめしないロートアルガードも存在しますので、他のロートアルガード気になる方はぜひこちらも参考にしてください。
ロートアルガードは1本で約1か月分
ロートアルガードクリアブロックZ・クリアマイルドZは1本13mlになりますが、これは約260滴分の量になります。
すると1日4回両目にさした場合には約32日分になります。
つまりロートアルガードクリアブロック・マイルドZほぼ1か月分ということです。
すると年間の花粉症の時期を1800円の目薬でしのげると考えれば、決して高すぎるものではないと言えるでしょう。
また、あくまでこれは1日に使用できる最高回数の4回で使用した場合の計算になりますので、もし花粉症の症状が軽くなってきた時は1日の回数を2~3回に減らす事も可能になり、そう考えると1本で1カ月は確実に使用できます。
ロートアルガードよりも安くて効く目薬
効果が高いと言ってもさすがに1本1800円となると、購入をためらう人も多いのではないでしょうか。できればもう少し安い目薬はないのかと考えますよね。
そんな時におすすめな目薬は以下の2種類です。
マリンアイALG
眼涼アルファーストEX
成分は以下の通りです。
クロモグリク酸ナトリウム 1%
クロルフェニラミン 0.015%
グリチルレチン酸 0.125%
こちらは目の炎症に効くプラノプロフェンを配合していませんが、代わりにグリチルレチンという炎症を抑える成分を配合しています。また、かゆみに効く成分のクロルフェニラミンは半量になっています。
しかし肝心なクロモグリク酸ナトリウムはロートアルガードと同量配合されベースとなる作りは非常に似ており、おまけに値段は眼涼アルファーストEXが10mlで980円、マリンアイALGは定価が不明ですがかなり安く販売されています。
いずれにしてもロートアルガードの半額以下です。実際の販売価格はロートアルガードがあまり値下げされていないのに比べて、この2種類はかなり安くで販売されています。ネットでも購入可能です。確実に1000円以下で購入可能となります。
こちらは最強のクリアブロックZよりワンランク下のロートアルガードクリアブロックEX(1580円)と比べてもほぼ同程度の効き目がありますので、もし効き目の高い市販の目薬を1000円以内で購入したい人にはぜひおすすめの目薬となっています。
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