今回は喉の痛みの風邪薬におすすめなルルアタックEXに大変似ている薬である「コルゲンコーワIB錠TX」と「ストナアイビージェルS」を紹介し、どれを選ぶのがベストか紹介していきたいと思います。
ルルアタックEXは風邪の全般症状に効く薬で特に喉の痛みに関しては市販の風邪薬の中でトップクラスです。
しかしコルゲンコーワIB錠TXやストナアイビージェルSはルルアタックEXに大変似ている薬となり、そのため大変効果が高い薬であるため、これらの成分や価格やその他諸々を含めて比較していきたいと思います。
ぜひ喉の痛みに効く風邪薬を選んでいる人は参考にしてみてください。
目次
喉の風邪にルルアタックEXが効く理由
ルルアタックEXの最大の特徴はなんと言っても次の3つが挙げられます。
・イブプロフェン配合
・喉の痛みにバッチリ
・風邪全般に効果がある
この3つになります。
まず「イブプロフェン」とは解熱鎮痛剤の事で頭痛や生理痛でも有名なイブ錠にも配合されていますが、その配合量も頭痛や生理痛で飲む量と同じ量が配合されています。
ですから頭痛や生理痛がひどい場合におすすめできる薬となります。
またルルアタックEXは「トラネキサム酸」という喉の炎症を抑える成分を配合しているため、風邪薬は喉の痛みへの効果が十分でない事も多いですが、こちらはバッチリ効果が実感できます。
さらに詳しくはこちらでも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
ただしそんなルルアタックEXの欠点と言えば「値段」です。
後で詳しく紹介しますが、ルルアタックEXの値段はそれなりに高いので、頭痛や喉の痛みがひどい時にピンポイントで使用する事をお勧めします。
喉の痛みにルルアタックEXと同じくらい効く風邪薬
ではそんなルルアタックEXと同じくらい効果の高い風邪薬を紹介します。それは以下の2種類です。
・コルゲンコーワIB錠TX
・ストナアイビージェルS
この2つはルルアタックEXに大変似た効果を発揮します。
ちなみにコルゲンコーワIB錠TXとストナアイビージェルSの2種類は、ルルアタックEXの一番の特徴である喉の痛みに効く成分の「イブプロフェン」と「トラネキサム酸」の配合量は全く一緒です。
つまり喉の痛みに関しては同じ効果を発揮します。
ついでに咳に効く成分「ジヒドロコデイン」「メチルエフェドリン」も同じです。
ではこれらの3種類の風邪薬は一体何が異なるのか?諸々比較していきましょう。
※ちなみにストナアイビージェルSはストナアイビージェルと異なりますので注意してください。
ルルアタックEXに似てる風邪薬を比較
痰に効く成分 | 鼻に効く成分 | その他 | |
ルルアタックEX | ブロムヘキシン12mg | クレマスチン1.34mg | ビタミンB1(25mg) ビタミンB2(12mg) |
コルゲンコーワIB錠TX | グアイフェネシン250mg | クロルフェニラミン3.5mg | 無水カフェイン75mg |
ストナアイビージェルS | ブロムヘキシン12mg | クロルフェニラミン3.5mg | 無水カフェイン75m |
成分を一覧にするとこの様な感じになります。
では個別に効果を見て行きましょう。
痰への効果の比較
ルルアタックEXとストナアイビージェルSは「ブロムヘキシン」を配合しています。
「ブロムヘキシン」とは気道分泌促進作用と痰の溶解作用があります。
簡単に言えばネバネバした痰をサラサラにし、痰を切りやすくする効果があります。
一方、コルゲンコーワIB錠TXに配合されている「グアイフェネシン」は痰を出しやすくする効果がありますが、咳を抑える作用も強いです。
鼻に効く効果の比較
ルルアタックEXは「クレマスチン」を配合し、ストナアイビージェルSとコルゲンコーワIB錠TXは配合の「クロルフェニラミン」を配合しています。
共に鼻水やくしゃみなどの鼻症状全般に効果を発揮する成分になりますが、クレマスチンもクロルフェニラミンも眠気が起きますので、車の運転などはしない様に注意してください。
その他の成分の比較
コルゲンコーワIB錠TXとストナアイビージェルSには「カフェイン」が配合されています。
これは頭痛などの痛みに対して鎮痛補助効果を期待したものです。
カフェインと言えば眠気防止と思われるかもしれませんが、上で紹介した鼻水やくしゃみに効く成分である「抗ヒスタミン薬」による眠気を抑える事が目的ではありません。
またカフェインで眠気を抑える事は十分ではありませんので注意してください。
またルルアタックEXに配合されているビタミンは疲労回復やエネルギー産生に必要なビタミンであり、もし食事がとれない状況の場合はおすすめです。
値段の比較
<ルルアタックEX>( )内は日数分です
1200円(2)1600円(3)2000円(4)
<コルゲンコーワIB錠TX>
1500円(3)2100円(5)
<ストナアイビージェルS>
1600円(3)2450円(5)
ぱっと見た感じよく分からないので1回分の値段に換算してみます。
1回分の値段(最小包装の場合)
値段 | |
ルルアタックEX | 200円 |
コルゲンコーワIB錠TX | 166.7円 |
ストナアイビージェルS | 177.8円 |
定価だけ見ればコルゲンコーワIB錠TXが最安値です。
ただし実際の店頭価格では変動している事も多く一概には言えません。
また2日分が発売されているのはルルアタックEXだけになりますので、もし一番少ない量でいい場合はルルアタックEXがいいでしょう。
薬のタイプ
錠剤 | 散剤 | カプセル | |
ルルアタックEX | 〇 | 〇 | ✖ |
コルゲンコーワIB錠TX | 〇 | ✖ | ✖ |
ストナアイビージェルS | ✖ | ✖ | 〇 |
散剤があるのはルルアタックEXだけ。カプセルはストナアイビージェルSです。
もし散剤しか服用できない場合は必然的にルルアタックEXを選ぶことになります。
薬の飲み方に関しての比較
ルルアタックEX:1回2錠(1包)
コルゲンコーワIB錠TX:1回3錠
ストナアイビージェルS:1回2カプセル
コルゲンコーワIB錠TXだけ1回に3錠の服用となります。
錠剤を飲むのが苦手な人にとってはコルゲンコーワIB錠TXは選ばない方がいいですね。
全て1日3回の服用です。
副作用の比較
ルルアタックEX・コルゲンコーワIB錠TX・ストナアイビージェルSの副作用は成分がほぼ同じであるため、副作用も同じです。
例えば上でも紹介しましたが代表的な副作用は「眠気」です。
3つの薬とも、もれなく眠くなるため注意しましょう。
また口が渇いたり便秘になったりする副作用も出る事があります。
そして緑内障や前立腺肥大症、心臓の病気や肝臓・腎臓などの持病がある時は服用しないでください。
ルルアタックEXと2種類の風邪薬の選び方まとめ
ではルルアタックEXとコルゲンコーワIB錠TXとストナアイビージェルSを比べた時の選び方をまとめていきます。
栄養不足→ルルアタックEX
値段が安い⇒コルゲンコーワIB錠TX
粉薬がいい⇒ルルアタックEX
以上の選び方がルルアタックEXに似ている風邪薬の選び方の目安になっています。
ただしルルアタックEXの最大の目玉である「喉の痛み」への効果は他の2剤も同じであり、またその他の効果に関しても劇的に違うわけではありません。
つまり結論から言えば特にこだわりがない場合は値段が安い薬を選ぶことをおすすめします。
ルルアタックEXが効かない時はコルゲンコーワIB錠TXα
もし今回紹介したルルアタックEXや似た薬を使用しても風邪症状が続く時は他の薬を試してみましょう。
中でも喉の痛みに効く風邪薬はコルゲンコーワIB錠TXαになります。
「コルゲンコーワIB錠TXαってこれまで紹介していたコルゲンコーワIB錠TXと違うの?」と思う人も多いかもしれませんが、実はコルゲンコーワIB錠TXは販売中止になり、コルゲンコーワIB錠TXαとして生まれ変わったんです。
そして「α」がついてどうなったのか?という事ですが、コルゲンコーワIB錠TXαはなんと「イブプロフェンを200㎎」配合しています(ルルアタックEXなどは150㎎)。
ですからより痛みへの効果を実感したい場合はコルゲンコーワIB錠TXαを選んでみましょう。
詳しくはこちらでも紹介しています。
おまけにコルゲンコーワIB錠TXαは値段はルルアタックEXよりも定価は安いため、もし喉の痛みを考えたり、値段を抑えたい時はコルゲンコーワIB錠TXαを選んでみてはいかがでしょうか。
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