ルルアタックは色んな種類が発売されていますが、黒いパッケージでマツモトキヨシやネットで発売されているルルアタックIBエースを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。マツモトキヨシ プレスリリースより
実際ルルアタックIBエースはあの喉の痛みに特に効果的とされている「ルルアタックEX」にかなり似た作りとなっており、おまけに値段はどのルルアタックよりも安くなっています。
これはルルアタックIBエースがいわゆるプライベートブランドであるため、値段を下げて販売する事が可能になっているためなんです。
「値段が安い=効果が弱い」ではありませんので安心して使用できます。
では今回は
ルルアタックIBエースは具体的にどんな風邪に効くのか?
似ているとされるルルアタックEXとは何が違うのか?
またどんな副作用があるのか?
などについて紹介していきたいと思います。
もしドラックストアやネットでルルアタックIBエースを見かけた人で購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ルルアタックIBエースについて
風邪への効き目について
ルルアタックIBエースは特に頭痛・喉の痛みに効果を発揮する風邪薬となっています。
その理由は配合成分の「イブプロフェン」になります。
この「イブプロフェン」はご存知の方も多いかと思いますが、頭痛や生理痛に使用される解熱鎮痛剤になります。
そしてルルアタックIBエースはイブプロフェンを1回に150㎎配合し、これは通常の痛み止めとして使用する量と同じ量のイブプロフェンになるんです。
ですから頭痛やのどの痛みなどの「痛み」に対して特に効果を発揮するんですね。
そんなルルアタックIBエースは「痛み」だけでなく、熱や咳や鼻にも効果的な成分をバッチリ配合しているため、風邪全般にも効果のある大変優秀な風邪薬となっているんです。
成分と飲み方について
ルルアタックIBエースは10種類の成分を配合しています。
<ルルアタックIBエースの成分>
イブプロフェン450mg・・解熱鎮痛剤
トラネキサム酸420mg・・喉の痛み
ヨウ化イソプロパミド6mg・・鼻
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩3.5mg・・鼻
ジヒドロコデインリン酸塩24mg・・咳
dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg・・咳
無水カフェイン75mg・・頭痛の鎮痛補助
ベンフォチアミン25mg・・ビタミン
リボフラビン12mg・・ビタミン
ヘスペリジン90mg・・ビタミン
<ルルアタックIBエースの飲み方>
1回2錠、1日3回の服用です。
なるべく食後30分以内に服用するようにされていますが、その理由は胃への負担を軽減させるためとなります。
副作用について
ルルアタックIBエースの代表的な副作用としては眠気や口渇が起きたり、光を眩しく感じたりする事がありますので車の運転は避けるようにしましょう。
また尿が出にくくなったり、眼圧を上げる事もありますので、病院で前立腺肥大症の薬を使っていたり、緑内障の治療を行っている場合もルルアタックIBエースの服用は避けてください。
ルルアタックIBエースとルルアタックEXの違い
ではルルアタックIBエースに似ているルルアタックEXを比較して見て行きたいと思います。
そしてここでは効果の違いと値段の違いに注目してみていきます。
効果の違い
喉の痛みに関してはルルアタックEXもルルアタックIBエースも同じ「イブプロフェン」と「トラネキサム酸」が配合されていますが、ルルアタックEXの方が「トラネキサム酸」がかなり多く配合されているため、喉の痛みへの効果はルルアタックEXの方が高い可能性があります。ただし劇的な違いはほぼないでしょう。
<トラネキサム酸の量>
ルルアタックEX・・750㎎
ルルアタックIBエース・・420㎎
一方鼻への効果はルルアタックIBエースが2種類、そしてルルアタックEXは1種類配合されています。ただしそれぞれ配合されている成分が異なりますので、一概にどちらの方が鼻への効果が高いとは言えません。
共に鼻症状への効果は期待できます。
<鼻に効く成分>
ルルアタックEX・・クレマスチンフマル酸
ルルアタックIBエース・・ヨウ化イソプロパミド、クロルフェニラミン
そしてその他の頭痛・熱・咳への効果は完全に同じです。
配合されているビタミン類も若干違う点もありますが、ほぼ同じであり、風邪への直接的な効果はほぼ違いはないと言って良いでしょう。
値段の違い
<ルルアタックIBエースの値段>
1350円(18錠) 1950円(30錠)
<ルルアタックEXの値段>
1200円(12錠) 1600円(18錠) 2000円(24錠)
定価を比べてもルルアタックIBエースの方が安いですね。
もちろんこれはいずれも定価なので実際の販売価格は間違いなく値下げされていると思いますが、特にルルアタックIBエースはより値下げされている事も多いです。
結論:値段が安い方を選ぶべし
ルルアタックIBエースもルルアタックEXも効果は大きな違いがありません。
となると次の選択肢としてはやはり「値段」になると思います。
ですから実際の販売価格を比較して、より値段の安い方を選ぶことをおすすめします。
定価で言えばルルアタックIBエースの方が安いですが、もし「2日分で良い」と言う人や「できるだけ少ない量でまずは試してみたい」という人はルルアタックEXには12錠入りが発売されていますので、そちらの方を選んでみましょう。
ルルアタックIBエースと痛み止めの飲み合わせ
ルルアタックIBエースとイブやロキソニンなどの痛み止めの飲み合わせは悪いです。
一緒に飲むことはできません。
これはルルアタックIBエース自体にイブプロフェンが配合されているため、これとは別に痛み止めを飲んでしまうと過剰に痛み止め成分をとってしまう事になるからです。
「ルルアタックIBエースはイブプロフェンだから違う痛み止めのロキソニンなら大丈夫だろう」と言うのも間違いになりますので注意してください。
ただ「私はどうしてもロキソニンが飲みたい」と言う人はこちらも参考にしてみてください。
http://allegra.tokyo/otc/kaze-loxonin
そもそもルルアタックIBエースには十分な量のイブプロフェンが配合されていますので、それだけでも十分痛みを抑える事が可能です。
これを過剰に摂取してしまうと胃への副作用や腎臓への障害も起きる事がありますので十分注意してください。
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もちろんいきなり購入する事に抵抗がある方もいると思いますので、もし気になる方は目次だけでも見ていってください。