風邪薬

ストナ去たんカプセルの詳しい効果や値段について!もっと安い薬も!?

 

今回はストナシリーズで唯一、痰に特化した薬である「ストナ去たんカプセル」について紹介したいと思います。

もし痰が絡んで仕方がない人や、痰に効く良い薬はないか探している人、ストナ去たんカプセルは本当に効くのかなど疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

ストナ去たんカプセルの効果

ストナ去たんカプセルは2種類の痰に効く成分から構成されています。

「痰に効く成分を2つ配合する意味があるの?」と思われるかもしれませんが、実は一言で「痰に効く」と言っても効果の効き方が異なりますので、併用によりさらに効果を期待できるんです。

 

・カルボシステイン

カルボシステインは異常に粘液を出してしまう細胞を修復する事で、過剰に分泌される痰を抑える効果があります。また痰は大きく2つの成分から出来ています。

それはネバネバした痰(フコース)とサラサラした痰(シアル酸)になるのですが、このバランスが崩れてネバネバした痰が増えすぎると、排出しにくい切れの悪い痰になるんですね。このバランスを調整してくれる効果もカルボシステインには備わっているんです。

医療用ではムコダインとして良く使用されている去痰薬です。

 

・ブロムヘキシン

主にサラサラした痰の分泌を増やし、ネバネバした痰を溶かす物質の放出を促します。また痰の粘度を抑える界面活性剤の働きをする物質も放出するため、濃い・粘つきのある痰に非常に効果的な薬となっています。

医療用ではビソルボンとして良く使用される去痰薬になります。

 

それぞれ医療用としても大変良く使用されるこの2つの薬が1つの薬に配合されているのがストナ去たんカプセルになります。ですから去痰効果は医療用に全く引けを取らない効果の十分な市販薬となっているのです。

 

ストナ去たんカプセルについて

【効能効果】

たん、たんのからむせき

【用法用量】

大人(15才以上)1回2カプセル、8-14才1回1カプセル、いずれも1日3回服用します。
8才未満は服用しないでください。

【価格】

1080円(18カプセル)

1900円(36カプセル)

 

痰だけではない咳への効果

ストナ去たんカプセルは痰がメインの効果ですが、実は咳にも効果があるんです。

そもそも痰が絡む咳と言うのは、痰を排出する力が弱まり気管に留まってしまう事により起きる事も珍しくなく、そう言った場合には痰の過剰分泌を断ち切らない限りは咳がいつまでも出続けてしまうんですね。

また咳が酷いからと咳止めを安易に使用する際にも注意が必要です。

 

例えば咳止め薬として強力な「コデイン」という成分がありますが、こちらは多くの咳止め薬や風邪薬に配合されている成分になります。

しかしコデインは咳を抑えると同時に気道分泌までも抑えてしまうため、痰のネバネバだけがより強調され、痰の排出がさらに困難になり咳症状を悪化させる事にも繋がります。

ですから痰絡みの咳が出る場合には、痰に効く成分を優先する必要があります。

 

ストナ去たんカプセルへの疑問

ストナ去たんカプセルは眠気が出る?

眠気が出る事はありません

また特に気になる様な副作用が出る事もありませんが、もし服用後に体調が悪くなった場合は購入先か病院を受診するようにしましょう。

 

ストナ去たんカプセルは風邪薬と併用できる?

風邪薬と併用はできません。

と言うのも市販の風邪薬の中には去痰成分が配合されている事が多く、併用してしまうと作用が重複してしまうからです。

 

ストナ去たんカプセルは頭痛・生理痛薬と併用はできる?

イブやロキソニンなどの鎮痛薬との併用は可能です。

特に問題はありませんので、一緒に服用したい場合は併用しましょう。

もし風邪の症状が「喉の痛み・痰絡みの咳・熱・頭痛」の場合ははっきり言って市販の風邪薬を使用するよりも、このストナ去たんカプセルにイブ錠などを併用した方が効果的であり、眠気の副作用なども出る事はありませんので、安全に使用する事ができます。

 

ストナ去たんカプセルに似た薬は?

浅田飴 たんカット 去痰CB錠

1800円(30錠)

こちらは錠剤タイプの薬で、成分としてはストナ去たんカプセルと全く同じになります。値段もストナ去たんカプセルよりも安いです。

 

エフストリン去たん錠

1480円(30錠)

こちらもストナ去たんカプセルや上の浅田飴 たんカット 去痰CB錠と全く同じ成分になります。錠剤タイプです。なんと値段はさらに安くなっています。

 

ストナ去たんカプセル

浅田飴 たんカット 去痰CB錠

エフストリン去たん錠

この3つは同じ成分になり飲み方も同じになりますので、実際の店頭価格を比較して一番安い薬を選ぶ事をおすすめします。

 

ちなみに去痰薬についてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらの動画も参考にしてください。

 

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