今回はコンビニで買えるヘパリーゼはどれが一番おすすめなのかという事について紹介していきたいと思います。
ヘパリーゼはその人気から多くの種類が発売されています。中には1本500円するものもありますが、実際は高ければ良くて安ければ悪いと言うものではありませんので、ぜひヘパリーゼを選ぶ際に参考にしてみてください。
今回参考にしたヘパリーゼは以下の通りです。
ヘパリーゼW
ヘパリーゼWハイパー
ヘパリーゼWプレミアム
ヘパリーゼWスパークリング
ヘパリーゼアミノ
ヘパリーゼW粒タイプ
目次
コンビニで買えるヘパリーゼシリーズについて
ヘパリーゼの基本的な成分は同じ
コンビニで購入できるヘパリーゼは基本的な成分は同じになります。
メインは2つの成分。
1つは肝臓エキス、もう1つはウコンエキスになります。
肝臓エキスはレバーを分解したもので、肝臓を構成するたんぱく質の原料を効率よく摂取し肝臓の働きをサポートする働きがあり、またウコンエキスも肝臓の働きを向上させるためダブルで肝臓に効果的な作りとなっています。
さらにヘパリーゼにはビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシンなども配合され、ウコンの成分であるクルクミンの吸収を高める黒コショウ抽出物も配合されています。
そしてどのヘパリーゼもこれらの成分が配合されており、違いと言えば肝臓エキスとウコンエキスの配合量となっています。後はコンドロイチンが配合されていたりカフェインが配合されている程度の違いです。
ちなみにヘパリーゼWハイパーは炭酸入りに加えてカフェインも配合されているため、眠気にも効果的になっています。コンドロイチンが配合されていることでの肝臓への大きな意味ははっきり言ってありません。
ヘパリーゼアミノは栄養ドリンクの位置付け
ヘパリーゼアミノは他のヘパリーゼと違います。
と言うのも肝臓エキスやウコンエキスは配合されていません。では何が配合されているのかと言いますと、タウリンやアミノ酸やビタミン等の一般的な「栄養ドリンク」の面が強いです。
ですからはっきり言ってヘパリーゼアミノは別物と考えてください。もはやヘパリーゼではありません。そして定価は1本300円と高めなのでわざわざヘパリーゼアミノを選ぶ必要はありません。
ヘパリーゼの成分・価格の比較
W | ハイパー | プレミアム | スパークリング | 粒 | |
肝臓エキス | 100mg | 120mg | 250mg | 100mg | 100mg |
ウコンエキス | 54mg | 54mg | 54mg | 54mg | 36mg |
カロリー | 27kcal | 23kcal | 35kcal | 34kcal | 2.8kcal |
値段 | 250円 | 350円 | 500円 | 285円 | 150円 |
これを見るとヘパリーゼプレミアムが肝臓エキスの配合量が飛びぬけて多く、おまけに値段もかなり高いです。しかし正直500円を出してまで効果が期待できるかと言えば疑問が残る所です。
ヘパリーゼスパーリングは値段も一番安いヘパリーゼWと大きく変わりませんがカフェイン配合の炭酸になりますので、もし眠気を吹き飛ばしたい時や炭酸が飲みたい時に服用する事をおすすめします。
シンプルにヘパリーゼWがおすすめ
コスパを考えてもやはりシンプルなヘパリーゼWが一番おすすめでしょう。
確かにプレミアムは肝臓エキスが約2倍配合されていますが、単純に効果が2倍になっているわけではありませんし、さすがに500円は高すぎです。もし同じ500円を出すのであればコンビニでは買えませんが、ドラッグストアで購入できるヘパリーゼHi(医薬品)の方が間違いなく効果も高いです。
ヘパリーゼに関する疑問について
ヘパリーゼを飲むベストタイミングはない
ヘパリーゼはいつ飲めばいいのかと疑問に思う人も多いでしょうが、実際にいつヘパリーゼを飲むのがベストかという根拠となるものはありません。
ネット上では「お酒を飲む前がおすすめ」などと言われていますが、実際は大きく違いはありません。しかしあえて適切なヘパリーゼを飲むタイミングを考えるとアルコールを飲んだ後がおすすめです。
というのもアルコールを分解するのは糖分などのエネルギーが必要になりますが、ヘパリーゼには糖分も含んでいますので、もしお酒を飲んだ後に必要なエネルギーを補給する目的もかねるのであれば、ヘパリーゼは飲んだ後の方がおすすめと言えるでしょう。
コンビニヘパリーゼは二日酔いに効かない?
ヘパリーゼにはコンビニで購入できるものと、ドラッグストア等でしか購入できないものがあります。
なぜこのように分けられているのかと言いますと、コンビニで購入できるヘパリーゼは「清涼飲料水」、コンビニで購入できないヘパリーゼは「医薬品」に分類されるからです。
では清涼飲料水と医薬品の違いは何かと言うと、当然ながら配合されている成分が異なります。ただし医薬品の方が遥かに効き目が高いのかと言われれば正直微妙です。
それともう1点の違う点ですが清涼飲料水は効能や効果を謳う事ができません。薬ではなくあくまで清涼飲料水なので当然と言えば当然でしょう。
「ヘパリーゼは二日酔いに効くイメージがあるけどなあ」と思う方も多くいらっしゃるかと思いますが、実はCMやネット広告でも1ミリたりとも二日酔いへの効果を謳っているものはありません。
実際にHP上でも
ヘパリーゼは肝臓や胃腸などに働き、滋養強壮効果を発揮する肝臓水解物と、新陳代謝機能を活発にするビタミンや生薬を配合した医薬品の栄養剤です。
ハードワークの毎日でもいつでも元気でいたい!そんなあなたの毎日を支えます。(ヘパリーゼHPより)
とぼかした書き方になっています。
ですから大変似ているヘパリーゼですが明確な違いがあり、医薬品に分類されるヘパリーゼキングやヘパリーゼHiなどはどこのコンビニでも見つける事はできませんので注意しましょう。
それでもヘパリーゼが効くという人へ
ヘパリーゼは二日酔いへの劇的な効果は医学的には証明されていません。しかし中には「ヘパリーゼが自分は効く」と言う人も多いと思います。実際にヘパリーゼの口コミを見てみてもアルコールを飲む前や後に飲んでいる事で二日酔いを軽減できている人もいます。
またヘパリーゼの主成分であるウコンの中の「クルクミン」と言う成分は実際に肝臓を保護する働きもある事から、一概にヘパリーゼをお酒の後に飲むのは無駄とも言えないのかもしれません。ただこちらの試験はラットを用いた試験であるため人への過度な効果は正直疑問が残るところです。PMID: 30529260
実際にヘパリーゼに配合されている成分で十分な肝臓をいたわる作用があると科学的な根拠があるものはありません。
ですから絶対にヘパリーゼをおすすめしないとは言いませんが、試すにしてもヘパリーゼのネックな点は値段が高いという点です。
例えば最もおすすめできるヘパリーゼWでも250円もしますし、何よりコンビニでの発売されているものはほぼ値引きされていません。ですからコストパフォーマンスを考えれば正直おすすめできません。
もし二日酔いの症状である頭痛や吐き気を抑えるためならば医薬品になってしまいますが、アルピタンなどの「五苓散」の漢方を配合している薬がおすすめになりますので、もし二日酔いになる可能性がある人は水分を十分にとって、その上でアルピタンを服用する事をおすすめします。
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