更年期障害

命の母ホワイトは2つの漢方配合!でも2倍の効果にならないので注意

 

命の母ホワイトは生理前~生理中の諸症状に効く薬として有名ですが、その理由として命の母ホワイトは婦人科疾患に用いられる漢方である「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸」2つの成分と同じ成分を配合しているからなんです。

 

では市販でも発売されている当帰芍薬散や桂枝茯苓丸をそれぞれ購入するよりも、命の母ホワイトはを1つ購入した方がお得で効果も高いのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、実は注意点がありますので、今回は命の母ホワイトの成分や効果そして値段について詳しく紹介していきたいと思います。

もし生理前の悩みを抱えて命の母ホワイトの使用を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

命の母ホワイトHPより

命の母ホワイトの成分・効き目・値段について

命の母ホワイトに配合されている2つの漢方

〇当帰芍薬散

命の母ホワイトと同成分の当帰芍薬散は以下の症状によく使用されます。

貧血・更年期障害(頭痛、めまい、肩こり)、月経不順、月経困難等

 

当帰芍薬散は血の巡りを改善するため婦人科系の不調が生じている時に効果を発揮し、また体内の滞った水を代謝させる働きもありますので冷えなどの症状にも効果を発揮します。こちらは胃腸の働きが弱かったり、体力の衰えている方に使用できる漢方になっています。

また月経困難症時の鎮痛効果も認められています。

2重盲検法で2回の月経周期中に当帰芍薬散またはプラセボのいずれかで患者を治療し、さらに2サイクル追跡した。当帰芍薬散で治療された患者では、プラセボで治療された患者と比較して、月経困難症の有意な軽減が観察されたPMID: 9288368

 

〇桂枝茯苓丸

命の母ホワイトと同成分の桂枝茯苓丸は以下の症状によく使用されます。

月経不順、月経困難、更年期障害(頭痛、めまい、のぼせ、肩こり等)、冷え、打撲等

 

桂枝茯苓丸は血の巡りを改善し、それに付随する浮腫などの水の滞りも改善する働きがあります。特に桂枝茯苓丸は血の滞りを取り除く働きがありますので月経関連の症状や肩こり、そして打撲などにも効果があるとされています。

 

命の母ホワイトの値段の比較

では命の母ホワイトと当帰芍薬散・桂枝茯苓丸の値段の比較を行っていきます。

※ちなみに漢方は市販のツムラの漢方の定価になります。

命の母ホワイト当帰芍薬散桂枝茯苓丸
1100円(84錠・7日分)

2400円(180錠・15日分)

4320円(360錠・30日分)

2500円(24包・12日分)

6500円(64包・32日分)

2500円(24包・12日分)

6500円(64包・32日分)

 

当帰芍薬散と桂枝茯苓丸の値段は同じですね。もちろんツムラ以外の漢方も発売されていますので、値段が多少上下することも考えられます。そして命の母ホワイトと値段を比較した時は命の母ホワイトの方が値段が安くなっています。

そうなると命の母ホワイトは当帰芍薬散と桂枝茯苓丸と同じ生薬を配合しつつ、さらに値段も安いとなるのであれば命の母ホワイトの方がかなりお得な感じがしますよね。

しかしこれには注意が必要となります。

 

命の母ホワイトが2種類の漢方配合でも効果が2倍にならない理由

命の母ホワイトの生薬配合量は少ない

命の母ホワイトは当帰芍薬散と桂枝茯苓丸と同じ成分を配合している薬になりますが、実は命の母に配合されている生薬の量がかなり少ないんです。

例えば市販の当帰芍薬散と命の母ホワイトの成分含有量を具体的に比較してみます。

命の母ホワイト当帰芍薬散
シャクヤク0.3g2.0g
ブクリョウ0.2g2.0g
ソウジュツ0.2g2.0g
センキュウ0.2g1.5g
タクシャ0.15g2.0g
トウキ0.3g1.5g

 

ご覧の通り命の母ホワイトは当帰芍薬散と比較して10分の1程度しか配合されていない生薬も多々あります。またもうひとつの漢方である桂枝茯苓丸に関しても同様に少なめの配合量になります。

つまり命の母ホワイトは当帰芍薬散と桂枝茯苓丸という2つの漢方と同じ成分を配合している薬になるんですが、その配合されている成分の量が少ないため、決して命の母ホワイト=当帰芍薬散+桂枝茯苓丸にはならないんですね。

 

命の母ホワイトには更年期障害の効能がない

意外かもしれませんが命の母ホワイトには更年期障害の効能効果が記載されていません。

 

実際に記載されている効能効果は

月経痛、月経不順、ヒステリー、腰痛、頭痛、貧血、冷え症、血の道症

となっています。

 

市販の当帰芍薬散と桂枝茯苓丸に関しては明確に更年期障害という記載がありますが、命の母ホワイトに関してはその成分の配合量が少ないためか、効能効果に更年期障害の記載がありません。

ただ月経関連への効果は明記されていますので一概に更年期障害へは効果が皆無という訳ではないでしょう。

詳しくはこちらも参考にしてみてください。

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命の母ホワイトと当帰芍薬散と桂枝茯苓丸の選び方

体質別に選ぶ

では命の母ホワイトと漢方(当帰芍薬散・桂枝茯苓丸)はどちらを選ぶべきかについて紹介していきます。

・体力がなく虚弱体質の人
⇒当帰芍薬散

・比較的体格がしっかりしている人
⇒桂枝茯苓丸

・どちらか良く分からない人、月経関連の症状が比較的ひどくない人
⇒命の母ホワイト

 

ざっくりと言えばこれらの様な使い分けを行いましょう。

命の母ホワイトはイメージとしては「広く浅く」というイメージなので、月経関連の症状が比較的マイルドな人や漢方の選び方が分からない人などは、まず命の母ホワイトを選んでみてはいかがでしょうか。

 

落ち込み気味の更年期障害には加味逍遥散も

もし更年期障害や月経関連の症状において不安やうつ症状、そして苛立ちがあるような精神神経症状がある人で、体力がなく虚弱体質の人には加味逍遥散がおすすめです。

中でもAmazonの限定ブランの加味逍遥散は値段も安く試すには推奨できます。

 

加味逍遥散は今回紹介した当帰芍薬散と桂枝茯苓丸と同様に婦人科系に大変よく使われる漢方になります。特に更年期障害の精神系の症状がある人は他の漢方よりもおすすめとなりますので、その場合は加味逍遥散を選びましょう。

 

睡眠状態が悪い場合にそれぞれの漢方が有効

上で紹介した当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・加味逍遥散の3つは更年期障害の睡眠状態を改善してくれる働きがあります。

閉経前後の睡眠で悩む女性に当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・加味逍遥散を投与した結果、それぞれの漢方において睡眠障害が改善されたという研究があります。参考:PMID: 21120510

 

選び方は加味逍遥散と当帰芍薬散は体力がなく虚弱体質気味の人に。気分が落ち込み気味の人は加味逍遥散を選びましょう。そして桂枝茯苓丸は比較的体力がしっかりしている人が使用するようにしてください。

睡眠状態が悪い人が命の母ホワイトを使うことはNGと言うわけでもありませんが、効果にある程度根拠がある漢方を使うことをおすすめします。

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