口内炎

タイプ別の口内炎治療に最適な市販薬を紹介!

 

口内炎ができると食べ物を食べるのにも一苦労、すごく勝手が悪くて一刻も早くどうにかしたいですよね。そして口内炎は色んな種類があり、中には市販の薬では対応できない口内炎もあります。

そこで今回は口内炎の症状別に市販の薬を紹介したいと思います。

 

そして市販の口内炎の薬の中には実際に病院で使用されている「ケナログ」や「アフタッチ」などと同じ口内炎の薬も多く発売されているので、実際に病院で使用されている薬も併せて紹介したいと思います。

口内炎で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

 

口内炎の治療は口内炎の種類に応じて

口内炎は様々な事が原因で起きる病気です。

ですから一口に口内炎と言っても実は治療法が異なってきます。

例えば市販の口内炎の薬はどの口内炎にも効くように思われますが、もしあなたの口内炎の原因次第ではほぼ効果がないばかりか逆効果になる場合もあります。

ですから口内炎の治療で一番大切なことは口内炎の原因とそれに対する適切な薬を選ぶことになるんです。

しかし口内炎の原因は非常に多く存在しますので、今回は多くの人がなりやすい口内炎の種類だけをピックアップして紹介していきます。

 

口内炎の種類とおすすめ市販薬の選び方

アフタ性口内炎におすすめな市販薬

<アフタ性口内炎>

非常に多く見られる口内炎です。

口内炎と言えば「くっきり白っぽくできた円形のもの」そして「痛みを伴うもの」と思う人も多いでしょうが、それがまさにアフタ性口内炎となります。

原因として免疫力の低下やストレス、栄養不足などが主な原因となります。

 

<治療薬>

アフタ性口内炎には以下の塗り薬がおすすめです。

トラフル軟膏Proクイック

オルテクサー口腔用軟膏

 

<薬の特徴>

今回アフタ性口内炎で紹介した薬は「ステロイド配合」の塗り薬となっています。

「トリアムシノロンアセトニド」と言う名前のステロイドを配合し実際に病院では「ケナログ」として使用されている塗り薬です。

※ただし2018年8月でケナログは販売を中止しています

 

これらの薬はステロイドの特徴である強い炎症を抑える作用痛みを抑える作用によって、アフタ性口内炎には最も適した塗り薬となっています。

そして今回上で紹介した塗り薬は、どれも同じ成分を同じ量配合しているため、どれを選んでも構いません。おすすめの選び方としては値段が安い方を選びましょう。

また口の中に薬を塗る事に抵抗がある人は「トラフルダイレクト」などの貼るタイプの同成分の薬もありますので、こちらのタイプを選んでみてはいかがでしょうか。

 

今回紹介したステロイドの塗り薬で「ケナログ」と同じ薬は市販でも購入する事ができますが、「デキサルチン」というこちらも病院で良く使用される口内炎の薬は市販では購入する事はできません。

 

カタル性口内炎におすすめの市販薬

<カタル性口内炎>

こちらは主に口内のやけどや誤って口内を噛んでしまったり、歯ブラシで傷を付けてしまったりなどの物理的なものが影響した結果起きる口内炎となります。もし心当たりがある人はカタル性口内炎を疑いましょう。

カタル性口内炎はアフタ性口内炎と違い、クッキリとした口内炎はできません。見た目としては口内全体に赤い炎症や斑点やひび割れなどが起きるのが特徴です。

 

<治療薬>

カタル性口内炎には以下の薬がおすすめです。

浅田飴 水溶性アズレンうがい薬

パブロンうがい薬AZ

 

<薬の特徴>

こちらの薬は共にアズレンスルホン酸という成分で、組織の修復を行い治癒を促してくれたり、炎症を抑える働きがある成分となっています。実際に病院でも「アズノールうがい液」として使用されています。そしてこれらの薬は「うがい薬」です。

 

カタル性口内炎は物理的な口内の傷が原因となる事が多いため、そもそも傷を治癒する目的でうがい薬が使用されます。ちなみに一般的なうがい薬(イソジンなど)は傷を修復する働きではなく、殺菌作用を目的としていますので、うがい薬だからと言って何でもいいわけではありませんので注意しましょう。

今回紹介した2つの薬は同成分になりますからこちらも値段が安い方を選ぶのをおすすめします。

 

ウイルス性口内炎(ヘルペス性口内炎)

<ウイルス性口内炎>

口内炎と共に発熱や倦怠感がある時はウイルス性口内炎を疑いましょう。

ウイルス性口内炎の原因はその名の通りウイルスの感染によって起きます。ウイルスが原因の場合は口内以外に唇にもできる事も多いです。一方の普通の口内炎は口内にしかできませんので、もし口内以外にできた場合はウイルス性口内炎を疑いましょう。

 

<治療薬>

ウイルス性口内炎には以下の薬を選びましょう。

アラセナSクリーム

 

<薬の特徴>

このアラセナSクリームはウイルス性口内炎に効果を発揮しますが注意が必要です。

というのもこの薬は「症状が唇」「一度口唇ヘルペスの診断を受けたことがある人」「薬剤師のいるお店かネットでしか購入できない」と言ったかなりハードルが高い薬になります。

 

またウイルス性口内炎の症状のひとつに「発熱」が挙げられますが、もし発熱が続いて口内炎もできているのであれば、市販の薬では対応できない場合や実は大きな病気が隠れている可能性もありますので、一度病院を受診する事をおすすめします。

ウイルス性口内炎の場合は上で紹介したステロイドの塗り薬は絶対に使用しないでください。症状が改善する所かステロイドの免疫を抑えてしまう効果によって症状を悪化させてしまいます

 

ニコチン性口内炎

<ニコチン性口内炎>

原因はその名の通りニコチン、つまりタバコになります。

 

極端な事を言えば禁煙をすれば症状は改善していきますが、さらに改善スピードを上げるのであれば、カタル性口内炎で紹介したうがい薬を使用しましょう。

 

ニコチン性口内炎はタバコの熱や有害物質により刺激を受けた結果できるものになりますから、皮膚の修復作用があるアズレンスルホン酸のうがい薬は効果的です。

カタル性口内炎で紹介したうがい薬

 

うがい薬は全ての口内炎に使える

今回カタル性口内炎で紹介したうがい薬は実は全ての口内炎に使えます。

また使用する事で起きるデメリットもほとんどありませんので、もし口内炎の症状がひどい場合は1本うがい薬を常備する事をおすすめします。

 

またアフタ性口内炎を繰り返してしまい困っている人はビタミンB12を摂取する事がおすすめとなりますので、詳しくはこちらも参考にしてみてください。

口内炎に効く市販薬
口内炎を早く治すための市販薬の紹介口内炎に効く市販薬を紹介します。塗り薬はトラフル軟膏PROなどのステロイドの塗り薬、うがい薬はアズレンスルホン酸を使いましょう。ビタミン剤はアリナミンEXプラスがおすすめです。痛みがひどい時はデンタルクリームも併せて塗ってください。...
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