下痢止めの薬

ストッパ下痢止めEXが効かない時の市販の下痢止め薬3つ!!

 

下痢止めと言えばストッパ下痢止めEXがかなり有名ですが、中には「ストッパ下痢止めが効かない」という人もいるかと思います。

 

そこで今回はそのストッパ下痢止めEXが効かない人におすすめの薬を紹介していきたいと思います。

受験の時や大切な会議の時などに緊張して下痢が起こると困るという人はぜひ参考にしてみてください。

 

ストッパ下痢止めEXが下痢に効く理由

ストッパ下痢止めEXは2種類の成分を配合し、その2種類の成分が下痢に効果を発揮します。

1つはロートエキス。こちらは下痢の原因の1つとなる腸の過度の働きを抑える事が可能となり、また腹痛などにも効果が期待できます。

2つめはタンニン酸ベルベリン。こちらは腸の中で分解されて、タンニン酸とベルベリンになります。ベルベリンは殺菌作用があるので腸内を正常にし、タンニン酸は腸の炎症を抑えたり水分の調整を行い下痢を抑える働きがあります。

 

そしてストッパ下痢止めEXは独自の技術で水なしで服用でき、さらに溶解速度も速い薬となり、おまけに知名度もあるためかなり良く使用される下痢止めになります。ただし15歳未満は使用できません。

ストッパ下痢止めに関して詳しくはこちらでも紹介しています。

ストッパ下痢止めEXの紹介
ストッパ下痢止めEXは10分では効かないので注意!ストッパ下痢止めEXは効き目は普通、即効性は比較的高めで服用後30分には効果を実感できるでしょう。ただし飲んで10分で全員が効果を発揮できるわけではありません。その他ストッパについて疑問も踏まえて詳しく紹介しています。...

 

ストッパ下痢止めEXが効かない時におすすめの市販薬

ロペラミド配合のロペラマックサット

ロペラマックサットは「ロペラミド」という成分1つだけ配合している薬になります。この成分は下痢止め効果が非常に高い薬になります。ですからストッパ下痢止めEXが効かない場合は一度ロペラマックサットを使用してみましょう。

効果としては腸の働きを抑え腸内の水分を調整する事で下痢を改善する効果があります。またロペラマックサットは水なしで服用可能。ただしこちらも15歳未満は使用する事ができません。

 

またロペラミド配合の薬は他にも数種類発売されており、中には錠剤ではなくフィルムタイプという珍しい形の薬(水なしで飲めます)も発売されておりトメダインコーワフィルム、ファスコン下痢止めフィルムなどの薬が発売されています。

 

ただし水なしで飲める同じロペラミドを配合している下痢止めで値段が最も安いものはピシャット下痢止めOD錠になっていますので、もし使用回数が数回ある場合はこちらのピシャット下痢止めODを選ぶようにしましょう。

 

複数成分配合のトメダインコーワ錠

こちらも下痢止め成分にロペラミドを配合しています。

ただ上で紹介したロペラマックサットと比較すると主成分の「ロペラミド」が半量になっており、その他にも数種類の成分が配合されています。

・腸内の有害細菌を殺菌するベルベリン、アクリノール

・腸の粘膜を保護し正常に保つゲンノショウコ

・腹痛に効果があるシャクヤク

 

これらが配合されているため、下痢を様々な観点から改善する働きを持っている薬になります。ただしトメダインコーワ錠は水で服用する必要がありますので、水なしで飲める薬とは違い少し不便ではあります。15歳未満は使用できません。

 

 

またトメダインコーワ錠とトメダインコーワフィルムは成分が異なりますので注意してください。トメダインコーワフィルムは上でも紹介しましたがロペラマックサット同様、ロペラミドしか配合されていません。

またトメダインコーワ錠が売っていない場合や値段が高いと思う場合は、12錠入りで1100円のファスコン下痢止めでも構いません。生薬が配合されていませんが、メインの下痢止め成分は同じものが同じ量配合されています。

 

ストッパエル下痢止めEX

ストッパ下痢止めEXが効くが腹痛がある場合はストッパエル下痢止めEXを選びましょう。こちらはストッパ下痢止めEXにシャクヤクという生薬を配合した薬になります。

このシャクヤクは腹痛に効果のある生薬となりますので、ストッパ下痢止めEXで腹痛への効果が欲しい場合におすすめの薬となっています。その他の成分はストッパ下痢止めEXと変わりませんので下痢止め効果は同じです。特徴としては即効性の高い下痢止め薬です。

 

ただストッパ下痢止めEXと全く同じ成分であるピシャット錠と言う薬があり、こちらの方が販売価格が安いのでピシャット錠がおすすめです。

上で紹介したピシャット下痢止めODとは名前が非常に似ていますが全く別物になりますので注意しましょう。こちらも水なしで飲めるタイプになります。

 

市販の下痢止め薬が効かない時の注意点

まず最も注意しないといけないのは緊張やストレスで起こる下痢に対しては今回紹介した下痢止めを使用しても構いません。

しかし仮に食中毒食あたりの原因が否定できない場合は下痢止めを絶対に服用しないようしましょう。

 

と言うのも食べ物が原因の場合は腸内に菌がかなり増殖している状態。この場合はこれらの菌を対外に排出する必要があります。しかし下痢止めを飲むと体内に菌をため込む事になってしまいますので、必ず服用しない様にしてください。抗生剤を数日の間に服用した人も避けるようにしましょう。

 

また下痢止めは比較的効果が早く出る様になっていますが、飲んですぐ効くわけではありません。ですから事前にしっかりタイミングを見て服用するようにしましょう。

それは効果が早いとされているストッパ下痢止めEXも同じです。

 

ちなみに医療用のロペラミド配合の薬は最も効果が出る時間が服用してから4~6時間後ロペミンインタビューフォームより)となっています。

ですから今回紹介したロペラマックサットやトメダインコーワなどの下痢止め薬の服用はかなり強い効果を発揮しますが即効性は決して高くありませんので、1~2時間前には服用する様にしましょう。

 

そしてそれでも下痢が止まらない、繰り返すという時は腸自体に何かしらの病気が隠れている可能性もありますので一度病院を受診するようにしてください。

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