目薬

花粉症の目薬はザジテンAL点眼薬がおすすめ!!

 

今回は花粉症の目のかゆみに特におすすめな目薬を紹介したいと思います。

市販の中には非常に多くの目薬が発売されていますが、今回紹介するのは実際に医療用としても良く用いられる目薬を中心に紹介したいと思います。

もし花粉症で目のかゆみが酷い場合はぜひ参考にしてみてください。

 

花粉症の目のかゆみにおすすめの目薬

ザジテンAL点眼薬

ザジテンAL点眼薬は医療用でもザジテン点眼液として使用されている花粉症に効果の高い目薬で主成分は「ケトチフェン」と言う成分になります。

ザジテンAL点眼薬の効果としては花粉症などのアレルギー物質が作用して起こる目のかゆみを抑える抗ヒスタミン作用と言うものと、アレルギーを起こす原因物質が放出されるのを妨げる作用の2つがあります。

この2つの作用によって、花粉症の症状をスピーディーに抑える事が可能となります。

残念ながら市販では発売されていませんが医療用では良く使用されるパタノール点眼薬アレジオン点眼と言うかなりメジャーな目薬と同じ系統の薬と考えてください。

 

そしてザジテンAL点眼薬の良い点はその効果発現の早さから、もし花粉症の症状が出てしまった後でもしっかり効果を発揮する点になります。ですから花粉症の薬は「花粉が舞う前から使わないといけない」と言われますが、もし症状が出た後でも安心してかゆみを抑える事が可能となります。

 

【効能効果】

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)

【用法用量】

1回1-2滴、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)点眼してください。

【注意点】

機械の操作等、眠気が出る事があるので注意が必要です。

コンタクトを装着しての使用はできません。

【価格】

1380円(10ml)

 

ちなみに花粉症の飲み薬としてもザジテンAL鼻炎カプセルとして発売されています。こちらはアレグラFXやアレジオンなどよりも効果が強く、同時に眠気などの副作用が強い事でも有名です。

 

アイリスAGガード

こちらはメインの作用は上で紹介したザジテンAL点眼薬と同じになります。しかしザジテンAL点眼薬よりもパワーアップした形の点眼薬です。

成分としては同じ主成分であるケトチフェンを同量配合し、目の炎症を抑えるグリチルリチン酸を配合。さらに疲れ目に効くタウリンも配合されています。

もし目のかゆみだけではなく、少し腫れていたりする場合にはこちらのアイリスAGガードの方がおすすめです。ただその様な症状がない場合は、無駄に成分を多く摂取する事は決して良い事ではありませんので、純粋なザジテンAL点眼薬を選ぶようにしてください。

【価格】

1220円(10ml)

 

ノアールPガード・ペミラストンAG点眼薬

この2つは医療用ではアレギサール点眼液・ペミラストン点眼液として使用される目薬で、成分は「ペミロラスト」と言う成分になります。

2種類発売されていますが中身は同じです。メーカーが異なるだけになります。

 

この2つの目薬はアレルギーの原因となる物質が放出されるのを防ぐ目薬になっています。おまけに単独でほとんど眠気は全く出る事はありませんので、車の運転なども問題なく行える事が可能です。

ただ欠点としては即効性がないこと。ですから花粉が舞って、症状が出てしまった場合には薬が効いてくるまで時間を要してしまうので、その場合はザジテンAL点眼薬を使用するようにしてください。

 

【効能効果】

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)

【用法用量】

1回1-2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼してください。

【注意点】

コンタクトレンズを装着しながらの点眼はできません

【価格】

1220円(10ml)

 

もっと詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

アレギサール点眼液・ペミラストン点眼液と同じ市販薬の紹介!

 

ロートアルガードプレテクト

医療用ではリザベン点眼液と言う名前で使用されており、成分は「トラニラスト」と言う成分になります。リザベン点眼液はかなり有名な薬なので耳にした事がある人も多いのではないでしょうか。

効果としては上で紹介したノアールPガード・ペミラストンAG点眼薬と同じ様な効果を示し、アレルギーの原因となる物質が放出されるのを妨げる働きがあります。そして同じ様に眠気等はありませんが即効性がないので注意が必要です。

 

ノアールPガード・ペミラストンAG点眼薬とロートアルガードプレテクトはどちらの方がおすすめかと言うのは特にありません。ただノアールPガード・ペミラストンAG点眼薬は1日2回で済む点眼薬なので、その辺の使い勝手の良さは大きいでしょう。

 

【効能効果】

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)

【用法用量】

成人(15才以上)及び7才以上の小児:1回1-2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼してください。

【注意点】

コンタクトレンズを装着したままの使用はできません

【価格】

1200円(7ml)

 

※ロートアルガードのシリーズは他にもたくさんありますので注意しましょう。

また、詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

リザベン点眼液と同じ市販薬ロートアルガードプレテクトの紹介!

 

花粉症の目薬が効かない場合

もし上記で紹介した目薬が効かない場合は2種類・3種類使用してみたい気持ちも分かりますが、病院へ行きましょう。

と言うのも、これらの薬が効かない場合は市販では購入できない目薬(ステロイド配合や免疫抑制)を使用する必要があるからです。おそらく市販の目薬を複数使用しても効果は変わりませんし、効果が重複する可能性もあります。それに何と言っても花粉症の目薬は1本1000円以上は平気でしますので、財布にも優しくありません。それならば医師の診察を受けて間違いのない薬を処方してもらうに越したことはないでしょう。

 

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