蚊に刺されてかゆみがひどい時に「どの市販の塗り薬が効くのか?」と迷う人も多いと思います。
ただ実は市販の虫刺されの薬にはほぼ全てがかゆみに対して効果があります。
つまり強さの程度の問題になります。しかし中には十分な虫刺されのかゆみに効果がない薬もあり、値段だけ高い薬も多く存在します。
するとやはり蚊のかゆみに効果が高く価格が安い薬を選びたいですよね。
そこで今回は蚊に効く価格の安い虫刺されの薬を紹介していきます。
そして中にはステロイドは使いたくないという人もいらっしゃると思いますので今回は
・ステロイド配合
・ステロイド非配合
この2種類のタイプをそれぞれ紹介していきます。
そしてそれぞれの「クリームタイプ」と「液体タイプ」を紹介していきます。
ちなみにステロイドとはかゆみや炎症を強く抑える成分となっていますが、長期間使用するには相応しくありませんので注意してください。
目次
蚊に刺されるとかゆくなる理由
蚊に刺されてかゆくなる理由は実は
「アレルギーによる皮膚の炎症が起こっている」
からなんです。
これはどういうことかと簡単に説明しますと、蚊は人の血を吸う時に「唾液」を注入します。どうして蚊は唾液を注入するのかと言うと、大きく2つの効果を期待しているためです。
・刺した時の痛みを抑えバレずに血を吸うため
・血を吸う時に吸いやすくするために血液を固まりにくくさせるため
つまり血を吸うのに都合がいいために蚊はわざわざ「唾液」を注入するんです。
しかし人の身体はこの「唾液」を「異物」と判断してしまいアレルギー反応を示してしまいます。
その結果かゆみや腫れを起こしてしまうんです。
「蚊はかゆみさえ出さなければ少しくらい血なんて吸っても構わないのになあ」と思っている時期が私にもありましたが、本当は蚊が人間にバレずに血を吸うために注入する物質のせいで、結果かゆみを引き起こしているんです。
ではそんな蚊のかゆみにおすすめの薬を紹介していきます。
蚊のかゆみに効くおすすめの市販薬
蚊のかゆみに効くステロイド非配合の塗り薬
・オイラックスソフト
かゆみや炎症に効き価格も安いクリームタイプ
オイラックスソフトはかゆみに効く成分である「ジフェンヒドラミン」「クロタミトン」2種類配合。
そしてさらに炎症を抑える「グリチルリチン酸」、皮膚の修復を助ける「アラントイン」「トコフェロール酢酸エステル」、二次感染を抑える「イソプロピルメチルフェノール」を配合しています。
これだけ蚊に刺された時に効果的な成分が配合されている塗り薬は他にはありません。
・新ウナコーワクール
液体タイプの超有名なかゆみ止め
言わずとしれた超メジャー商品。かゆみに効く成分「ジフェンヒドラミン」「リドカイン」の2種類配合。
さらにl-メントールとdl-カンフルも配合している液体タイプのため、塗った後の爽快感は抜群です。
超メジャー薬のためおそらくどのお店でも即購入する事ができるでしょう。ドラッグストアでは「ウナコーワクールと同成分」と謳って販売されているプライベートブランドの商品もあるかと思いますがそちらでも構いません。
蚊のかゆみに効くステロイド配合の塗り薬
・液体ムヒS2a
シンプルな液体タイプのかゆみ止めです
こちらの液体ムヒS2aもウナコーワ同様に超有名なかゆみ止めの塗り薬となっています。
強さは弱めの強さのステロイドを配合しているため、ステロイドの中では弱い分類になりますが炎症やかゆみに関しては十分な効果を発揮します。「酢酸デキサメタゾン」というステロイドを配合しています。
・テラコートリル軟膏
こちらは軟膏タイプのステロイド配合の塗り薬となります。
こちらも成分はシンプルにステロイド+抗菌薬となり、炎症やかゆみを抑えて細菌感染も抑えることが可能になります。また5g入りと持ち運びに便利な量でその分値段が安いのも特徴のひとつです。
虫刺されに効く塗り薬の選び方
まずどのお店でも購入が可能でしょうし、液体タイプで爽快感もあり塗り心地もいいです。
ステロイドも配合されていますのでかゆみ止め効果も高いです。
では「ステロイドが配合されていない薬はどうなの?」という話しになりますが、正直蚊のかゆみ程度であればステロイドが不要なケースも多く、蚊以外には特に使い道がない人などはステロイド非配合の塗り薬でもいいと思います。値段も安めです。
例えば新ウナコーワクールはかゆみに効果的であり、かなりメジャーな薬になりますので、蚊のかゆみがそこまで酷くない時は最初に新ウナコーワクールを選ぶのもアリです。
※ただし新ウナコーワクールや液体ムヒS2aは爽快感が出るようにアルコールが配合されていますので、爽快感があるタイプや液体タイプは赤ちゃんが使用する場合には刺激を感じて嫌がる事があるため避けた方が無難です。ムヒベビー等の刺激が低い薬を使用しましょう。
今回紹介した蚊のかゆみに効く市販薬は、蚊に限らず全ての虫刺されのかゆみに効果的な塗り薬になっていますので、ぜひ他の虫刺されの時にも使用してみてください。
かゆみ止めは顔に塗ってもいいのか
今回紹介した蚊のかゆみに効く市販薬は全て顔に使用しても構いません。ただし目の周りには使用しないようにしてください。
ただ「顔に使うのならば少しでも顔専用の薬がいい」と言う人はより低刺激な薬もありますのでこちらも参考にしてみてください。
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