花粉症や鼻炎の薬

アレグラが効かない人はコンタック鼻炎Z・ストナリニZがおすすめ!

 

市販の花粉症の薬と言えばアレグラFXが有名ですが、中にはアレグラが効かないという人も少なくないと思います。

しかし何とかして花粉症の症状を改善したい場合には、アレグラよりも強い薬が欲しいですよね。本来ならばアレグラが効かない場合にはステロイド点鼻薬をおすすめするのですが、どうしても飲み薬で済ませたいと考える人も多いと思います。

 

そこで今回はアレグラが効かない人におすすめな、アレグラよりも強いコンタック鼻炎Z・ストナリニZを紹介したいと思います。気になる人はぜひ参考にしてみてください。

 

コンタック鼻炎ZとストナリニZは成分・値段が同じ

コンタック鼻炎ZとストナリニZは全く同じ成分である「セチリジン」を配合した花粉症の飲み薬です。この2つは効果も飲み方も同じ、値段もほぼ同じになります。よくあるジェネリック医薬品の様なものでもありません。全く同じです。

 

ただ唯一違うのはコンタック鼻炎Zが「グラクソスミスクライン」ストナリニZが「佐藤製薬」から発売されている薬となっています。

「グラクソスミスクラインはあまり聞いた事がない」という人も多いかもしれませんが、こちらはコンタック鼻炎Zの医療用の薬である「ジルテック」という薬を作っていたメーカーになりますので安心して使用できます。

 

ストナリニZ・コンタック鼻炎Zについて

医療用は「ジルテック」として使用。成分名は「セチリジン」です。

【効能効果】

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり

【服用回数】

1日1回(1回1錠)

【価格】

1600円(10錠)1886円(14錠)

【1日あたりの価格】

160円(最小包装の場合)

【分類】

第2類医薬品(薬剤師がいなくても買えます)

【使用不可】

重度腎障害

 

アレグラFXとの値段の比較

<アレグラFXの価格>

1314円(14錠)1886円(28錠)

1日2回の服用です。

<ストナリニZの価格>

1600円(10錠)1886円(14錠)

1日1回の服用です。

 

1日あたりの値段としては

アレグラFX187.7円/日(最小包装)

ストナリニZ160円/日(最小包装)

となっています。

定価だけみると若干ストナリニZの方が安いですね。しかし実際の販売価格は値段が下げられている事も多いので実際の販売価格を確認することをおすすめします。

 

コンタック鼻炎Z・ストナリニZはアレグラより強い

コンタック鼻炎Z・ストナリニZはアレグラと同じ系統の薬となりますが、花粉症への効果はアレグラよりも強いとされています。

 

ある研究によればコンタック鼻炎Z等はアレグラと比較して鼻水・くしゃみ・かゆみ・涙目などの花粉症の症状に対して全てより効果の高い研究結果が得られたそうです。

またアレグラよりも効果の持続時間も長かったとの報告もあります。

参考:PMID: 16270720

参考:PMID: 15055564

 

ですから効き目重視で選ぶならばぜひコンタック鼻炎ZやストナリニZはおすすめできる飲み薬の花粉症薬ではないでしょうか。

 

コンタック鼻炎Z・ストナリニZもアレグラ同様眠気が出にくい

アレグラFXは服用後も車の運転が認められる程眠気の副作用が少ない花粉症の飲み薬となっています。

 

一方のコンタック鼻炎Z等は車の運転こそ認められていませんが、こちらも眠気の副作用が大分抑えられた花粉症の飲み薬となっています。

医療用の添付文書上では眠気の副作用は

アレグラ:2.3%

セチリジン(コンタック鼻炎Z):6%

となっています。これらは同じ分母の下で測定されたものではありませんので厳密にアレグラの方が倍以上眠気が出ないというわけではありませんが、やはり眠気に関してはアレグラの方が有利と言えるでしょう。

もし一切眠気が極力出ない方が良いと言う人はアレグラFXやクラリチンEX、もしくはステロイド点鼻薬を使用しましょう。

 

飲み薬の花粉症薬が効かない場合

もしコンタック鼻炎Z・ストナリニZが効かない場合や、眠気が強く出たら困るために飲めないという人には点鼻薬や目薬を使用することをおすすめします。もちろん併用も問題ありません。

 

特にステロイド点鼻薬や目薬はピンポイントで症状を抑えることができるため眠気などが起こりにくく、また効果も飲み薬だけの場合よりも確実に効果を実感できます。

 

確かにアレグラもコンタック鼻炎Z・ストナリニZも大変優秀な花粉症治療薬になるのですが、やはり目のかゆみや炎症、そして鼻づまりなどに関しては十分な効果を発揮することができません。

しかし現在では、もともと医療用として病院で使用されていた目薬や点鼻薬が続々と市販でも購入することができるようになり、かなり花粉症の治療に関しても手段が増えました。

 

ですからもし花粉症がひどい場合や眠気が出たら困る場合は目薬や点鼻薬の使用も考えてみてください。

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