解熱鎮痛剤

ドキシン錠やコリホグス錠は肩こりや腰痛に効く!

 

今回は腰痛や肩こりや首のこりなどの痛みに効く市販薬「ドキシン錠」、そして似た薬の「コリホグス錠」を紹介したいと思います。

 

ロキソニンやイブの痛み止めを飲んでいるけど効果がない、湿布も効かないという人はぜひ参考にしてみてください。

 

ドキシン錠とコリホグス錠の効果

筋弛緩成分について

ドキシンとコリホグスのメインとなる効果は「筋弛緩作用」となります。

筋弛緩作用とは骨格筋の過度の筋肉の緊張を抑える事で、身体のコリをほぐしてくれる効果があるんです。

 

例えばコリがひどい痛みの場合、湿布は直接痛みを抑える効果はありますが、コリをほぐす効果はないために十分な効果を感じられない人もいるかと思います。

 

しかしドキシン錠やコリホグス錠は原因となる筋肉のコリをほぐす効果がありますので、湿布や痛み止めではいまひとつ効果が感じられない人におすすめの薬となっているんです。

中には「筋弛緩剤ってなんだか怖い」と思う人もいるかもしれませんが、このドキシン錠やコリホグス錠は作用が比較的マイルドな薬であり、実際に医療現場でも筋弛緩薬は肩こりや腰痛によく使用される薬となっていますので、安心して使用してみてください。

 

急な腰痛に効果が立証されている

ドキシン錠とコリホグス錠は急な腰痛に効果を発揮する事が立証されています

 

例えばコリホグス錠に配合されている成分の「クロルゾキサゾン」と「イブプロフェン」を併用した場合、イブプロフェン単独の時よりも併用した方がより腰痛に効果を発揮したと報告されています。参考:PMID: 30652262

もちろん併用している鎮痛剤が異なるため厳密に同じ効果になるかは分かりませんが、コリホグス錠に配合されている鎮痛剤もイブと同系統であるため似た効果を発揮する可能性は高いでしょう。

 

またドキシン錠に配合されている「メトカルバモール」に関してもこちらは単独での投与ですが急性の腰痛に効果を発揮する論文があります。引用:PMID: 26168743

 

つまりドキシン錠とコリホグス錠は特に急性の腰痛に対しておすすめできる飲み薬と言えるでしょう。

 

ただしドキシンもコリホグスも値段が決して安くはありませんので、まずは湿布などを使用してみてそれでもコリや痛みが続く様な時の一手として使用する方がベターかもしれません。

また湿布も強い弱いがありますので、まずはジクロフェナクなどを配合している湿布がいいでしょう。

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ドキシン錠とコリホグス錠の違い

主な成分の違いは筋弛緩成分

ドキシン錠とコリホグス錠の違いは「筋弛緩薬」が大きいです。

ドキシン錠にはメトカルバモール、コリホグス錠にはクロルゾキサゾンという筋弛緩剤が配合されています。

この2つの成分の効果の優越はデータがありませんので、どちらの方が効果が高いというのは一概に言えません。そしてこの2つにはそれぞれ筋弛緩剤以外の成分も配合されていますので紹介していきます。

 

ドキシン錠

【成分】
エテンザミド:鎮痛作用
トコフェロール:血行を良くする作用
ジベンゾイルチアミン:疲労回復に効くビタミンB1
無水カフェイン:鎮痛補助作用

【効能効果】
腰痛、肩こり、筋肉痛、四十腰、五十肩、神経痛、寝ちがい、ねんざ、打撲、スポーツ後の筋肉痛、関節痛

 

コリホグス錠

【成分】
エテンザミド:鎮痛作用
カフェイン:鎮痛補助作用

【効能効果】
肩・首筋などの痛み及びこり、腰痛、背痛、ねんざ、うち身、神経痛・リウマチ性疼痛、四十肩、関節痛、筋炎、腱炎

 

エテンザミドはイブやロキソニンなどと同じNSAIDSという鎮痛薬になります。

こちらはドキシン錠にもコリホグス錠にも共に配合されていますね。

※ただしエテンザミドはイブやロキソニンなどよりは鎮痛効果は劣ります。

 

価格の違い

<ドキシン錠の値段>

1380円(18錠)

2480円(36錠)

1回2錠、1日3回の服用(成人の場合)

 

<コリホグス錠の値段>

1000円(16錠)

1回1~2錠、1日2回の服用

 

やはりビタミンの配合の分コリホグス錠の方が安くなっています。

そしてメインの鎮痛成分は同じになりますので、もし最初に試すのであれば値段を考えてコリホグス錠を選ぶことをおすすめします。

 

ドキシン錠とコリホグス錠への疑問

ドキシン錠やコリホグス錠は頭痛に効く?

エテンザミドが配合されているため直接的な頭痛への効果も期待できます。

また緊張型頭痛という頭痛は、首や肩からのコリが原因で起こる頭痛になりますので、その様なコリを軟らげる効果のあるドキシン錠やコリホグス錠も直接的ではありませんが、間接的に頭痛に効果が期待できます。

 

ドキシン錠やコリホグス錠の副作用は?

まず一番注意が必要な事は眠気です。

頻度や強さはそんなに大きくはないですが、十分気を付ける必要があります。車の運転は避けましょう。

あとはふらつきやめまい悪心嘔吐が起きる場合がまれにあります。

 

ドキシン錠やコリホグス錠は湿布と併用して良い?

ドキシン錠やコリホグス錠は湿布と併用しても構いません

ドキシン錠やコリホグス錠にも鎮痛剤が配合してありますが、湿布と一緒に使用しても特に問題になる事はありません。

ただし胃腸障害がひどい場合は避けた方が良いでしょう。

 

ドキシン錠やコリホグス錠はロキソニンと併用して良い?

ドキシン錠やコリホグス錠とロキソニンの併用はいけません

ロキソニン以外にもイブなどの鎮痛剤は併用しないでください。また総合風邪薬にも解熱鎮痛剤が配合されているものがほとんどなので、併用は避ける様にしましょう。

また、アルコールとの併用も避けてください。

 

ドキシン錠やコリホグス錠と風邪薬の飲み合わせは?

ドキシン錠やコリホグス錠と風邪薬は基本的に一緒に飲むことができません。

と言うのも風邪薬には「解熱鎮痛剤」が配合されているため、ドキシン錠やコリホグス錠の成分と効果が重複してしまうからです。

 

もしどちらも飲みたい場合は解熱鎮痛剤が配合されていない風邪薬をえらぶようにしましょう。例えば葛根湯などは併用可能です。

 

ドキシン錠やコリホグス錠は寝る前に飲んでもいい?

ドキシン錠やコリホグス錠は寝る前に飲んでも構いません。

しかしこの2つにはエテンザミドを配合していますので、空腹時に服用すると胃を悪くする副作用がでる可能性があります。

 

ですからもし寝る前に飲む場合は何か固形物と一緒に飲むか、牛乳などと一緒に飲むようにしてください。

 

ミオナールやテルネリンの市販薬はない

病院で肩こりや腰痛などで「ミオナール」(成分名はエペリゾン)や「テルネリン」(成分名はチザニジン)を貰った事がある人もいるのではないでしょうか。

しかしながら現在ミオナールやテルネリンは市販化されていません

 

ですからもしミオナールと同様の効果が得られる薬を市販で選ぶ場合には同じ「筋弛緩成分」を配合しているドキシン錠かコリホグス錠を選ぶようにしましょう。

 

薬以外にコリを取る方法は?

たとえば肩こりに関しては姿勢を正したりスマホを見る際に特に注意する事などが挙げられます。

またストレッチを行うなども効果的になりますので、ぜひこちらの日本臨床内科学会が出している体操のやり方を参考にしてみてください。

分かりやすい病気の話し「肩こり」

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