花粉症や鼻風邪・鼻炎の人は鼻をかむ回数が比較的多くなってしまいますよね。
すると鼻のかみ過ぎで鼻周りがカサカサとなってヒリヒリと痛くなり、皮が剥がれそうになったり化粧のノリが悪いといった経験をしている人も多いのではないでしょうか。
しかしいざ市販のクリームを選ぼうにも種類が多く、そもそも「顔に使ってもいいのか?」「本当に効くのか?」と思い、どの薬を選ぼうか迷ってしまいますよね。
そこで今回はそんな鼻のかみ過ぎで傷ついた鼻周りに塗るおすすめな市販薬を紹介していきたいと思います。
特に花粉症の時期や風邪の時期など、鼻の皮膚症状に困っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
鼻周りに使用すべきはsaiki(さいき)cクリーム
ではかみ過ぎた鼻周りにどの市販薬を使用すればいいのかと言えば、特におすすめなものがsaiki(さいき)Cクリームになります。
ではその理由を詳しく紹介していきます。
3つの特徴的な効き目
saikicクリームは1つで
保湿+抗炎症+皮膚の修復
を行えるクリームとなっています。
花粉症や鼻風邪で鼻をかみ過ぎている時の皮膚の状態は皮膚が傷ついている状態です。また同時に鼻周りの水分も枯れて乾燥している状態となっています。
つまり「傷ついた皮膚の炎症を抑える」「皮膚の修復を早める」「皮膚を保湿する」といった働きは非常に大切な役割となります。
そしてsaiki(さいき)Cクリームはそんな皮膚の改善に必要な成分を1本に収めた大変優秀な塗り薬となります。
中でも特に優秀なのが保湿作用。saiki(さいき)Cクリームにはなんとあの保湿効果で非常に有名な薬で、病院でも大変良く使用される「ヒルドイド」と同じ成分のヘパリン類似物質を配合しているんです。また後でも紹介しますが「ガンマ‐オリザノール」という皮脂分泌を増やす成分も配合されています。
ですから皮膚の乾燥も影響している鼻の症状においてはバッチリな薬と言えます。
<saikicクリームの成分>
ヘパリン類似物質・・・0.3g
グリチルリチン酸二カリウム・・・0.5g
アラントイン・・・0.2g
ガンマ-オリザノール・・・1.0g
顔への使用も問題なし
そんなSaiki(さいき)のもう1つの特徴は安全に顔にも使用する事ができる点です。
そもそも医薬品の塗り薬自体、皮膚に特別優しい作りになっているわけではなく、だからと言って顔に使用できないレベルではありません。
ただそんな中でsaikiは顔に使用することを想定して、より肌に優しい作りになっているんです。ここまで顔への使用をこだわっている塗り薬はかなり珍しく、もはや医薬品ではなく化粧品なみです。この顔への使用を考えた塗り薬がまさにSaiki(さいき)独自のポイントと言えるでしょう。
より詳しくはこちらでも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
乳液・ローションよりクリームがおすすめ
Saiki(さいき)クリーム以外にも乳液とローションタイプの2種類が発売されています。
そしてはっきり言って通常の顔の乾燥には乳液かローションタイプをおすすめするのですが、今回の様に鼻周りに使用する事が目的の場合はクリームタイプを推奨します。
理由としてはsaikiのクリームタイプは他のタイプと成分が違っており「ガンマ‐オリザノール」という成分が配合されています。このガンマ‐オリザノールとは皮脂の分泌を促したり、血行を良くしてくれる働きがあるため、乾燥している肌に保湿を促します。この働きは特に鼻をかみすぎてカサカサして水分が失われている状態にとって大変効果的な成分です。
もちろんローションタイプや乳液タイプを使用しても問題はありません。こちらも十分な効果を発揮することができます。
ただ今回必要とする鼻周りに使用するのであれば、どこにでも持ち運びできて外出先でも使える「携帯性」やピンポイントに塗る事で過剰な使用を抑えることによる「使用量を減らす」事が可能。そしてより保湿に優れたクリームタイプは、鼻周りに使用することを目的とするならば他の2タイプよりもおすすめになります。
Saiki(さいき)Cクリームの欠点は値段
そんなSaiki(さいき)Cクリームですが唯一の欠点がその値段になります。
価格は1本30gで1700円です。
この値段は定価なので実際の販売価格は多少安くはなっていますが、それでも1000円以上は絶対にする高い薬です。
その大きな理由はヒルドイドと同じ成分の保湿剤の「ヘパリン類似物質」を配合しているためになります。こちらは保湿効果が非常に高く優秀なんですが、もしヘパリン類似物質単独で購入した場合かなり安くても1本1000円以上は平気でします。するとさらに様々な成分が配合されてあるSaiki(さいき)は必然的に高い値段となってしまうんです。
もちろんSaiki(さいき)は効果の面でも十分おすすめできる薬であり、顔にも使える位なので手や足などの全身に使用できる薬になりますが、それでも花粉症や風邪の短期間に使用する場合であるならば少しでも値段を抑えた薬を選びたいですよね。
そこでここからは価格を抑えたおすすめの薬を紹介していきたいと思います。
鼻周りに使用する値段が安めの塗り薬
かゆみがある時はメンタームEXソフト
もし鼻周りのかゆみが顕著にある場合はこちらのメンタームEXソフトを選びましょう。
こちらは保湿効果にしてはヘパリン類似物質こそ含まれていませんが、それに代わる有名な保湿剤であるワセリン・グリセリンを配合しています。また炎症を抑える成分「グリチルレチン酸」とかゆみを抑える成分を2種類配合しています。
さらに血行をよくする成分の「ビタミンE」や皮膚全般に効果のある「パンテノール」を配合しており、効果と値段共にかなりおすすめできる塗り薬となっているんです。もちろんステロイドは配合されていません。
<メンタームEXソフト>
ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・2.0g
リドカイン・・・2.0g
グリチルレチン酸・・・0.2g
パンテノール・・・1.0g
トコフェロール酢酸エステル・・・0.5g
定価こそ1380円と高めになりますが(たっぷり90g入り)、実際の販売価格はかなり安くなっています。実際にAmazonでは半額程度で発売されています。
Saiki(さいき)に似たヒシモアを選ぶ
saiki(さいき)Cクリームに非常に似た塗り薬に「ヒシモア」があります。
ヒシモアはsaiki同様に保湿成分の「ヘパリン類似物質」と「ガンマ‐オリザノール」を配合。そしてかゆみ止めの「ジフェンヒドラミン」を配合しています。つまり肝となる保湿効果はsaikiとヒシモアは同程度の効果を発揮するということです。
ではどうしてヒシモアをおすすめするのかと言いますと、言わずもがな値段が安いためです。ヒシモアは定価で見ても300円安い価格となっています。ですからsaiki並みの効果を期待して、さらに値段を抑えたいのであればヒシモアをぜひ試してみましょう。
<ヒシモアの成分>
ヘパリン類似物質・・・0.3g
ジフェンヒドラミン・・・0.5g
ガンマ-オリザノール・・・1.0g
鼻周りの症状を悪化させない基本
花粉症や風邪・鼻炎などの際に今回紹介した薬を使用するのはかなり有効的になりますが、そもそも原因である鼻の症状を抑えることはかなり重要な事になります。
ですから鼻の症状がひどい時は根本となる原因を解決する薬を使用して症状を改善する必要があります。
例えば鼻風邪がひどい場合は鼻症状に特に効果のある風邪薬を選びましょう。
http://allegra.tokyo/otc/hanakaze
そして花粉症が原因ならば飲み薬や点鼻薬で対応してみてください。
ちなみに今回紹介した塗り薬と飲み薬を一緒に使用しても問題ありません。
また鼻症状がある時期だけ「鼻セレブ」や「贅沢保湿」などの少しだけ高級なティッシュを利用するのもおすすめです。
日頃このブログを読んでくださる方に非常に感謝しています。
この度、日頃の感謝も込めて「疾患別の攻略本(参考書)」を作成しました。
「参考書は広く浅く値段も高い」「自分が勉強したい分野の内容が薄い」と感じる人に向けて分野を絞って紹介しています。
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もちろんいきなり購入する事に抵抗がある方もいると思いますので、もし気になる方は目次だけでも見ていってください。