風邪薬

パブロン50は眠くならない風邪薬

 

今回はパブロンシリーズの中から「パブロン50」を紹介したいと思います。

パブロン50の特徴としてなんと言っても眠くならないという利点があります。

基本的に風邪薬のほとんどが眠気が出る副作用がありますが、このパブロン50はそんな眠気が出ないように作られた風邪薬になっているんです。

 

そしてパブロン50のもう1つの特徴としては「漢方の麦門冬湯エキスを配合」している事になります。

 

この麦門冬湯エキスとは、たん絡みの咳などに効果を示す漢方なんですが、他のせき止めなどと比べても大変安全な咳止めとなっています。

 

そんなパブロン50の成分の特徴は以下の通りです。

・解熱鎮痛剤1種配合

・たんに効く成分1種配合

・麦門冬湯配合

 

そんなパブロン50ですがどんな風邪にもおすすめかと言えばそんな事もありませんので、ぜひパブロン50の購入を考えている人は参考にしてみてください。

 

パブロン50はどうして眠くならないのか

パブロン50は眠くなる副作用がありません。

そもそもどうして風邪薬は眠くなるものが多いのかと言いますと、鼻や咳に効く成分が眠気を引き起こす副作用を持っているためとなります。

例えばジフェンヒドラミンやクロルフェニラミンなどの鼻に効く成分、そしてジヒドロコデインなどの咳に効く成分は眠気を引き起こしてしまいます。

それらの成分をパブロン50は配合していないために、眠気がないパブロンとしてパブロン50は人気が高いんですね。

 

ただここで疑問な事がパブロン50は鼻や咳には効果がないのでは?と言う疑問だと思いますので、この事に関して解説していきます。

 

パブロン50の風邪への効き目

結論を先に言いますとパブロン50は鼻には効きません。

パブロン50は「たん、咳、熱」に効く風邪薬です。

 

パブロン50の成分はいたってシンプル。

成分も大きく3種類しか配合されていません。

 

アセトアミノフェン・・解熱鎮痛作用

グアヤコールスルホン酸・・たんを出しやすくする

麦門冬湯・・咳やたんに効く

 

咳に効く麦門冬湯

先程「眠くなる鼻と咳に効く成分を配合していないためパブロン50は眠気がない」と言いましたが、パブロン50は咳に効く成分には漢方である「麦門冬湯」という成分を配合しているんです。

この麦門冬湯を配合してある市販の風邪薬は非常に珍しく、パブロン50の特徴の1つとなっています。

 

「漢方は効きが弱そう」と思われるかもしれませんが、この麦門冬湯は痰が絡む咳などに非常に効果的で、実際に病院でも処方される事も多い咳におすすめな漢方となっているため安心して使用できます。

解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン

アセトアミノフェンは熱を下げて痛みを抑える成分です。

市販薬でよくある「イブ」や「ロキソニン」とは違った働き方をしますが、鎮痛効果は決して高くありません。

ただ解熱作用は効果はありますので、あくまでも「解熱」メインとして考えてもらえればいいと思います。

たんに効くグアヤコール

ネバネバしたたんをサラサラにする働きがあります。

痰がひどくて咳もひどい人も多いかと思いますが、そんな時に痰を出しやすくしてくれますので、痰絡みの咳に特に効果的です。

パブロン50の欠点

眠気がなく使い勝手のいいパブロン50ですが、そんなパブロン50にある欠点を紹介します。

風邪に効く症状が限られている

パブロン50の欠点として「熱、たん、咳」以外の症状にはほとんど効果を示しません

 

普段頭痛がない人にとっては頭痛への効果も感じられるかもしれませんが、普段から頭痛薬(イブなど)を服用するような方だと、かなり弱く感じる可能性があります。

と言うのもパブロン50に配合されている鎮痛剤のアセトアミノフェンは決して強い鎮痛剤ではないからです。

 

また鼻の症状全般的に効果がなく、のどの痛みの原因となる炎症を抑える効果もないので「熱、たん、咳」以外の症状には期待を持たない方がいいでしょう。

 

もしのどの痛みが酷い風邪の場合や日頃から頭痛薬や生理痛が手放せなかったりする人はこちらを参考にしてください。

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使える年齢と薬の錠数

パブロン50の使用可能な年齢は15歳以上です。

パブロンシリーズの多くは子供が使えるものが多いのですが、パブロン50は漢方である麦門冬湯を配合してあるため15歳以上からの使用になります。

 

また錠剤の服用が1回に4錠と少し多いというのも欠点として挙げられます。

 

パブロン50の価格が若干高め

パブロン50は錠剤タイプと顆粒タイプがありますが、それぞれ48錠・12包入りのタイプしかありません。

そのため価格が若干高めになってしまいます。

<パブロン50の値段>

1400円(48錠)

1400円(12包)

 

パブロン50は錠剤タイプと散剤タイプが発売されていますが、それぞれ

1回1包(4錠)、1日3回の服用

となっているため実質価格は同じです。ただネット上では安く販売されています。

ガッチリしている体力のある人には向いていない

パブロン50の咳に効く成分として「麦門冬湯」を配合しています。

しかしこの麦門冬湯は体格がよく体力のある人には向いていない漢方になります。

漢方には合う・合わないがありますが、その大きな要因として体格や胃腸が弱かったり体力のあり・なしなどが挙げられますので注意してください。

 

パブロン50は眠気を避けたい咳の人におすすめ

欠点もあるパブロン50ですが、眠気が出ては困る人への風邪薬としては大変おすすめです。

 

ただ風邪の症状がたんや咳だけならば「麦門冬湯」は単独で販売されていますし配合量も多く効果も高いです。

そして逆に熱症状だけならば麦門冬湯の成分は不要となり、せっかくのパブロン50が大変勿体ないです。

ただのアセトアミノフェンやイブなどの解熱鎮痛剤でも十分です。

 

もし熱や喉の痛みがメインの風邪症状で、眠気を抑えたい薬を選びたい場合はこちらを参考にしてみてください。

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パブロン50への疑問

パブロン50は妊婦や授乳中でも使える?

パブロン50は妊婦の方は基本的に使用しないようにしてください。

授乳中の方は特に問題ありません。

 

パブロン50の成分的に特に問題のある可能性はほぼありません(アセトアミノフェンは妊婦の方にも使用可能な成分になりますが、グアヤコール酸は明確なデータがありません)が、咳や熱がある場合は市販薬で対応するよりも診察してもらうに越したことはありません。もし休日で病院が開いていないという時でもアセトアミノフェンの解熱鎮痛薬だけの服用を推奨します。

 

パブロン50は高血圧の人でも使える?

パブロン50は特に高血圧の人は使用を避けるような注意喚起はありません。

しかしパブロン50の成分である麦門冬湯は血圧を上げる副作用もあるため、もし血圧の薬を飲んでいる人は避けた方がいいでしょう。

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