今回は「ストレージタイプ」の選び方と効果について紹介したいと思います。
ストレージタイプには「G」「H」「I」という3つのタイプがあり、それぞれストレスが関与して起きる体の不具合を解消する薬になっています。
そしてストレージタイプはいずれも漢方を成分としている薬となります。
では具体的にそれぞれのストレージタイプがどういった症状に推奨できるか見ていきたいと思います。
ストレージタイプI
ストレージタイプIの「I」というのは「胃痛」から来ています。
ストレスが胃痛に来る人
冷え性、体力がない人、やせ型の人
これらの人に特に推奨できる薬になります。
ストレージタイプIの成分は「安中散」という漢方がメインとなります。
具体的な効果としては
・ストレスを感じやすい
・みぞおちの違和感がある
・げっぷが出やすい
・胃痛がある
・悪心嘔吐がある
これらの症状に効くとされています。
胃痛をはじめ、胸やけ、吐き気、食欲不振などに用いられます。
またストレスによる胃の膨満感や不快感にも使われるのが特徴的です。
安中散に含まれる生薬には身体を温める生薬も多い事から、冷えがあり胃痛や腹痛がある場合にもよく使用されたりします。
6包 | 980円(税抜き) |
12包 | 1,580円(税抜き) |
ストレージタイプG
ストレージタイプGの「G」は「下痢」から来ています。
軟便や下痢になりやすい人
体力は中程度の人
神経性胃炎や神経症などによく用いられます。
またみぞおちのつかえを取り除く働きがあるのも半夏瀉心湯の特徴になります。
最大の特徴としてはストレスを感じ、胃腸の不調だけでなく下痢や軟便と言った症状も出る人に特に推奨できる漢方です。
<価格>
6包 | 980円(税抜き) |
12包 | 1,580円(税抜き) |
ストレージタイプH
ストレージタイプHの「H」は「はきけ」から来ています。
喉のつっかえや吐き気がある人
体力が中程度の人
これらの人におすすめな薬です。
ストレージタイプHの成分は「半夏厚朴湯」という漢方がメインとなります。
具体的な効果としては
・ストレスを感じる事が多い
・のどに違和感がある
・吐き気がある
などの症状に効くとされています。
疲労やストレスは「気」のめぐりを邪魔して止めてしまいます。とくにのどの部分の「気」のめぐりが滞ると、のどに何かつまった感じがしたり、違和感を感じたりするようになります。体を動かす機会が少ないと、この症状はますます悪化してしまいます。
「半夏厚朴湯」は、この「気」のめぐりを良くして、のどのつかえ感や違和感を改善する処方です。
<価格>
6包 | 980円(税抜き) |
12包 | 1,580円(税抜き) |
ストレージタイプはオススメできるか
ストレージタイプは全て漢方をメインに作られている薬です。
そして「G」「H」「I」全てのタイプの漢方にストレスを軽減する事が出来る効果を含んでいます。
ですから通常の生活を送っていて、特に暴飲暴食などの胃を荒らす原因に心当たりがない人は「ストレス」が最大の原因となっている可能性があるので、その様な方はぜひストレージタイプシリーズを使ってみる事をおすすめします。
そしてストレージタイプはシンプルに
G(下痢)
H(吐き気)
I(胃痛)
と言った名前で分けられていますが、正直GとIにおいてそれぞれ下痢と胃痛に対しては確かにその通りの選び方でいいと思うのですが、Hの吐き気は間違いではありませんがどちらかと言えば「喉のつかえ」をメインに考えた方がいいのではないかと思います。
また漢方は比較的値段が高いものが多いですがストレージタイプは数量が少なくお試しとしてもいいかと思いますので、もしストレスメインの漢方を考えている人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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