今回は市販のロキソニンテープで良く聞かれる疑問をQ&A形式にまとめてみました。
ロキソニンテープの価格や効果はもちろん、剥がれた時の対処法なども紹介していきます。
随時追加していく予定です。ぜひ参考にしてみてください。
※これらの疑問の答えは主にロキソニンテープのメーカーが公表しているデータを元にしています。
市販のロキソニンテープ自体に関して
ロキソニンSテープは病院と同じ?
同じものです。テープもパップもゲルも同じものとなります。
ですから鎮痛効果はお墨付きです。
ネットでも買える?
市販のロキソニンテープはネットでも購入可能です(2020年8月25日以降)。
ロキソニンSテープ・パップ・ゲルは2020年8月25日から第2類医薬品という分類に分けられており、どのドラッグストアや薬局でも購入可能となります。またネットでも購入可能になります。
使い方はどうすればいい?
ロキソニンSテープもロキソニンSパップも1日1回の使用となっています。
ゲルに関しては1日3-4回塗るようにしてください。
医療用のロキソニンの湿布と何が違う?
・使用可能な年齢が15歳以上
病院でもらうロキソニンパップ・テープは特に年齢制限はありませんが、市販のロキソニンパップ・テープは15歳以上からの使用となっています。
・1回に貼る枚数の上限が決まっている
市販のロキソニンパップは1日に2枚までしか貼る事ができません。
ロキソニンテープは1日に4枚までです。
市販のロキソニンテープの価格について
値段はいくら?
ロキソニンSテープ
:980円(7枚入り)、1580円(14枚入り)
ロキソニンSテープL
:1580円(7枚入り)
ロキソニンSパップ
:1280円(7枚入り)
ロキソニンSゲル
:1180円(25g)
病院と市販で買うのはどっちがお得?
長期で使うならば病院。短期ならば市販がおすすめです。
詳しくはこちらを参考にしてみてください。
市販のロキソニンテープの効果について
どんな痛みに効く?
腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫。
頭痛・生理痛・腹痛や胃の痛みには効果はありませんのでご注意ください。
飲み薬のロキソニンとどっちが効く?
飲み薬のロキソニンと湿布のロキソニンは外傷後の腫脹・疼痛に対して同程度の効果が認められています。
どれくらいで効いてくる?
ロキソニンテープを4枚貼った時の血液中の濃度が一番高くなるのがおおよそ4時間前後になりますので、1枚貼った時はおおよそ4時間をピークに徐々に効いてきます。
すぐ効かないからと剥がさないようにしてください。
生理痛の腰痛にも効く?
ロキソニンテープは生理痛の腰痛にも効果があります。
ただしロキソニンパップは冷やしてしまう事で逆に生理痛を悪化させる事にも繋がりますので、もし選ぶのであれば「テープ剤」であるロキソニンSテープを選ぶようにしましょう。
ロキソニンテープも胃に悪い?
ロキソニンテープは飲み薬のロキソニンと比べて胃への影響は少ないです。
添付文書上でも約0.6%となっています。
飲み薬のロキソニンは胃への副作用があるため、胃潰瘍のある人や胃の調子が悪い人には適していませんが、ロキソニンテープは胃への影響はかなり低くなりますので、もし胃の調子が悪い人でも使用可能です。
ロキソニンテープが効かない時の対処法
もしロキソニンテープが効かない時は他の湿布を試してみましょう。
例えば市販薬の中ではボルタレンEXテープなどもおすすめです。鎮痛効果はロキソニンと共にトップクラスです。
また痛み止めの飲み薬もおすすめとなります。例えばロキソニンやイブ錠などです。
湿布と一緒に使用しても問題ありません。
そして肩こりなどがひどい場合は、コリをほぐす飲み薬であるドキシンやコリホグスを試してみるのもおすすめです。
市販のロキソニンテープの使い方について
もし途中ではがれたら貼り直した方がいい?
基本的に半日以上貼っていれば、薬はほぼ吸収されていますので再度貼り直す必要はありません。
これがもし貼ってすぐに(1-2時間程度で)はがれてしまったのであれば、再度貼り直しても問題ありません。
顔に貼っても良い?
ロキソニンテープは顔には使わないようにしてください。
顔は皮膚が大分薄いデリケートな部分です。もしロキソニンテープや湿布・ゲルを貼ると刺激が強すぎてしまい、逆効果になる可能性があります。また顔以外にも陰部や脇には使用しない様にしましょう。
どんな時は病院を受診した方が良い?
打撲などの痛みの場合はロキソニンで様子を見てもいいでしょう。
もちろん明らかに折れていたり、腫れが尋常ではない、痛みがひどい場合は別です。また湿布を貼って良くなっても再度また痛みが出てくるような時は一度病院を受診するようにしましょう。
腰痛の方だと、高齢の方や洗顔の姿勢が困難な方、くしゃみが腰にひびく、しびれがある等がある場合は受診するようにしてください。
妊婦も使っても良い?
市販のロキソニンテープsには妊娠・妊娠していると思われる人の場合「相談すること」とされています。絶対にダメとは書かれていません。
しかし妊婦の方や妊娠が疑われる人は妊婦後期(28周以後)はロキソニンテープを使わないようにしましょう。
もし夜にどうしても痛みが我慢できない時はドラッグストアに行って「タイレノール」という痛み止めの飲み薬を購入して様子を見てみてください。そして翌日必ず病院に行くようにしましょう。
授乳中に使っても良い?
基本的にロキソニンテープを授乳中に使用しても問題ありません。
内服での乳汁中への移行でも少なく湿布になるとさらに微量になるためほぼ問題にはなりません。
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