風邪薬

のどぬーるスプレーと浅田飴アズレンのどスプレーの選び方

 

今回は喉の痛みに効くスプレーで大変有名な2つの薬である「浅田飴アズレンのどスプレー」と小林製薬の「のどぬーるスプレー」の2つについて紹介したいと思います。

 

この2つの効果や成分を比較しさらに値段なども紹介していきます。

一体どちらのスプレーの方が効果が高いのか、何を基準に選べばいいのか分からない人はぜひ参考にしてみてください。

浅田飴アズレンのどスプレーについて

浅田飴アズレンのどスプレーの成分は1種類のみ

浅田飴アズレンのどスプレーの成分は「アズレンスルホン酸ナトリウム」になります。成分はこの1つだけです。アズレンスルホン酸ナトリウムとは炎症を抑える効果があります。傷ついた粘膜に付着し炎症を抑えたり、組織の修復を行ったり、潰瘍を抑えたりする効果が期待できるんです。

喉が痛い時は喉が炎症を起こしている状態になりますので、このアズレンスルホン酸ナトリウムが直接作用する事で炎症を抑え、喉の痛みを軽減してくれる効果があるんですね。

また、喉以外の使い方としては口内炎にも効果が期待できます。

アズレンスルホン酸ナトリウムは組織修復作用や炎症を抑える作用がありますので胃薬にも良く使用されます。「パンシロンAZ」や「スクラート胃腸薬」などが有名です。

 

浅田飴アズレンのどスプレーの基本情報

【効能効果】

のどの炎症によるのどのあれ・のどの痛み・のどのはれ・のどの不快感・声がれ、口内炎

【用法用量】

1日数回適量を患部に噴射塗布してください。

※1日数回は1日に5~6回くらいスプレーすれば問題ありません。1回に1~2プッシュするようにしましょう。

※浅田飴アズレンのどスプレーと浅田飴AZのどスプレーSは同じになります

 

のどぬーるスプレーについて

のどぬーるスプレーの成分は1種類だけ

のどぬーるスプレーの成分は「ヨウ素」になります。成分はこの1つだけです。ヨウ素の効果としては菌やウイルスを殺してくれる殺菌・消毒作用になります。インフルエンザにも効果があります。

よく、うがい薬としてイソジンが使用されていますがそれに大変似た効果を示します。

イソジンはヨウ素の刺激を少なくしたポビドンヨードというものが主成分になります。ポビドンヨードはヨウ素の約10分の1の量で構成されています

また、口内炎には直接的な効果はありませんが、口内の菌を殺菌する効果がありますので、原因菌の抑制に効果が期待できます。

 

のどぬーるスプレーはノズルが大変長い事から、喉にもバッチリ薬を届ける事が可能になります。使用直後のうがいは成分を排出してしまうので避ける様にしましょう。のどぬーるスプレーにはさらにノズルが長いタイプも発売されています。

 

のどぬーるスプレーの基本情報

【効能効果】

のどの殺菌・消毒

【用法用量】

1日数回、適量を患部に噴射してください

こちらも浅田飴アズレンのどスプレーと同様に使用してください。症状が軽ければ回数を3回くらいに減らしましょう。

【注意点】

妊婦や妊娠している可能性がある人や授乳中の人は避けてください。また甲状腺疾患のある人や2歳未満の乳幼児も使用不可です。これは成分のヨウ素が子供に蓄積してしまう恐れがあるためです。

※もし妊婦の方で喉のスプレーを使用したい場合は「のどぬーるスプレークリアミントa」をお使いください。ヨウ素でなく「セチルピリジニウム塩化物水和物」の殺菌作用があります。

 

アズレンのどスプレーとのどぬーるスプレーの選び方

症状に応じて使い分ける

この2つは全く別の効果で使用されるスプレーになりますので注意してください。

アズレンのどスプレーは炎症を抑える目的

のどぬーるスプレーのは感染予防が目的

になります。

 

ですから喉が痛くてたまらない時にはアズレンのどスプレーで喉の炎症をしっかり抑え

風邪やインフルエンザが流行している時期に、喉の痛みが出て風邪などにかかる可能性がある時などはのどぬーるスプレーを使用しましょう。

 

これを逆にしてしまうと、喉が痛くて一刻も早く炎症を抑えたい時に殺菌してしまい(もちろん悪い事ではありませんが)、風邪の予防のために喉の炎症を抑えるといった事になりかねませんので注意しましょう。また併用する事も可能ですから、不安な人は両方使用しても構いません。

個人的におすすめするのは2種類スプレーするのは手間とお金がかかりますい、そもそもこれらのスプレーの使用を考える時にはすでに喉が痛くなっている可能性が高いため、アズレンのどスプレーを使いつつ、日頃のうがいをしっかり行う(水で十分です)ことをおすすめします。

 

使用可能かどうかで選択する

市販ののどぬーるスプレーなどのヨウ素は

妊婦・授乳中の人

2歳未満の乳幼児

甲状腺疾患のある人

これらの方は使用できません。

ですからこれらに該当する人は必然的にのどぬーるスプレーは避けるようにしましょう。

 

のどに効くスプレーを使用する際の疑問

もし飲み込んでしまっても害はなし

スプレーした後は意識して唾液を飲み込みたいものですが、仮に飲み込んでも身体に害はありませんので安心して使用してください。

一方でスプレー使用後にすぐにうがいをしたり水を飲んだりしてしまうと、せっかくの薬を排出していまう事になりますので、しばらくの間は避ける様にしましょう。

ただし甲状腺の持病がある人や妊婦の方にはのどぬーるスプレーはヨードが配合されており使用できませんので注意してください。

 

のどぬーるスプレーはコロナに効くのか

ヨウ素のうがい薬がコロナに効くとの報道が出ていますが、確かに口内のウイルスを除去できる可能性はあります。しかし口内のウイルスを除去しても体内のウイルスまでは除去できませんからヨウ素=コロナに効くとは思わない方がいいでしょう。

 

個人的にはうがいを行う動機付けとしては良いとは思いますが、それならばアズレンスルホン酸のスプレーやうがいの方が害も少なくいいのではないかと考えています。

 

スプレーだけでは効かない場合は内服も

もしスプレーだけでも喉の痛みが治らない場合は飲み薬を使用しましょう。飲み薬でおすすめは子供でも使用できる「ぺラックT錠」になります。

その他のおすすめが知りたい方はぜひこちらも参考にしてみてください。

ペラックT錠について
ペラックT錠が効かない喉の痛みにおすすめな薬! 市販の喉の痛みに効く有名な薬で「ぺラックT錠」という薬があります。 しかし、いざペラックT錠を服用しても、喉の痛みが続くよ...

近くにのどぬーるスプレーが売っていない場合

多くの喉に効くスプレーが発売されていますが、基本的な成分は大きく今回紹介した2種類になります。

 

ですからもし近所のドラッグストアでのどぬーるスプレーやアズレンのどぬーるスプレーが発売されていない場合、もしくは他の喉に効くスプレーが特売で発売されている場合は成分欄を良く見て「アズレンスルホン酸ナトリウム」「ヨウ素orポビドンヨード」いずれかを確認しましょう。

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