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アルピタンが二日酔いに効く!吐き気や頭痛、むくみに効果的!!

 

今回はアルコールなどの頭痛に効くとされている「アルピタン」について紹介していきたいと思います。

 

お酒を飲んだ次の日に、頭が痛かったり吐き気があったりと二日酔いがひどい時がありますよね。中にはヘパリーゼやウコンを急いで飲む人もいるかもしれませんが、本当に二日酔いをどうにかしたい場合はアルピタン方が効果が高いです(ヘパリーゼやウコンは清涼飲料水、アルピタンは医薬品です)

ですから二日酔いがひどい人や、飲み会が多い人などはぜひ参考にしてみてください。

 

アルピタンが効く仕組み

アルピタンの成分は「五苓散」という漢方になります。この五苓散エキスが配合されているのみ。

この五苓散という漢方は身体に溜まった水を処理する効果があるとされています。少し意味が分かりずらいので二日酔いの症状から説明していきます。

二日酔いと言うのはアルコールが分解されてできる毒性の物質「アセトアルデヒド」が体内に蓄積される事で生じる症状です。そして漢方の世界では、この二日酔いの時に生じる頭痛や嘔吐・むくみなどを「身体に水が滞っている状態」と言います。そこで五苓散はこの水が身体に滞っている状態を解消してくれる効果があるんです。

 

さらに五苓散にはアルコールを代謝改善する効果も備わっているために、まさに二日酔いの頭痛にピッタリの薬なんですね。

 

また薬理学的な作用を簡単に紹介しますと、体内には水分の移動を支えているアクアポリン(AQP)と言う働きを担うものがあります。しかしこのアクアポリンが正常に機能しなくなってしまい体の水分調整がうまくいかなくなり、むくみ等を生じてしまうのですが五苓散はアクアポリンの機能を正常化させる働きがあるとされています。

五苓散のアクアポリンを介した 水分代謝調節メカニズム

 

アルピタンの紹介

効果・飲み方・値段について

【効能効果】

のどが渇いて尿量が少ないもので、頭痛、はきけ、嘔吐、めまい、腹痛、むくみ等のいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、むくみ、頭痛、二日酔

※しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののこと

 

【用法用量】

次の量を食前又は食間に水又はお湯で服用してください

(もし食事の後に飲んでしまっても効果がなくなる訳ではありません)

年齢1回量服用回数
大人(15才以上)1包1日3回
7才以上 15才未満2/3包
4才以上 7才未満1/2包
2才以上 4才未満1/3包
2才未満×  服用しないこと

【価格】

1000円(6包)

 

通常漢方と言うのは、その人の体格や体質を加味して選ぶ必要がありますが、この五苓散(アルピタン)は特に気にせずに誰でも使用可能です

 

アルピタンはむくみや低気圧頭痛にも効果的

アルピタン(五苓散)は身体の水分の処理を行ってくれると書きましたが、二日酔い以外にも効果がありますので紹介します。

 

まず「浮腫」です。簡単に言えば「むくみ」です。

飲み過ぎで顔がむくんでいる時など、身体の水分を処理してくれる働きがあるために効果が期待できます。

 

次に「下痢」です。下痢は腸が水分をしっかり吸収する事ができないため、便と一緒に過剰に排出される事でおこります。そこで五苓散はこの水分調節を行う効果も備えているんです。下痢だからと水分を控えてしまうと脱水症状になってしまうので、しっかり水分を取りつつ漢方などで対応する必要性が出てくるんですね。

 

そして最後に気圧の低下による頭痛にも効果的です。

これは同じ五苓散を配合していながら「テイラック」「キアガード」の名前でも発売されています。もちろんどちらを選んでも構いません。

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アルピタンは子供も使える

アルピタンは箱に「アルコールなどによる頭痛に」と書かれてあるので、どうも大人の二日酔いに使用するようなイメージがありますが、量を調節する事で子供も使用可能となります。

子供の使用する例としては「嘔吐」「吐き気」「下痢」などに用いると良いでしょう。

 

アルピタンが効かない場合

もし二日酔いの症状が頭痛よりも「胃痛」「むかつき」などの胃の症状にメインにおきる場合はアルピタンよりも「胃苓湯」を選ぶようにしましょう。

 

胃苓湯は五苓散に胃の働きを良くした漢方である「平胃散」といった漢方をプラスした漢方になります。これにより、さらにアルピタンに加えさらに胃の症状へのサポートが可能になっているのです。

 

アルピタンに関する疑問

アルピタンを飲むタイミングは空腹時

アルピタンを飲むタイミングを紹介します。

まずお酒を飲む前に飲むようにしましょう。

 

一般的な頭痛薬はお酒を飲む前に服用するのは推奨されませんが、アルピタンはお酒の前に飲むことで飲んだ後の症状を改善する事ができます。

 

もしアルピタンを飲むのを忘れており、お酒を飲んでしまったという人も安心してください。その場合は食事を済ませてなるべく時間を空けた後(できれば2時間)にアルピタンを飲むようにしてください。結果寝る前に飲むことになるかと思いますが問題ありません。

これはアルピタンをはじめ、多くの漢方は胃の中が空っぽの状態の方が薬の効きが早くなるためです。

 

そして翌日もまだ二日酔いの症状が残っている時は、翌日の朝にもご飯を食べる前に服用してみてください。

 

アルピタンは医薬品なのでコンビニで買えない

ではそんなアルピタンですがアルピタンは医薬品になりますのでヘパリーゼなどとは違ってコンビニで購入する事はできません

ですからドラッグストアやネットで購入する必要があります。ただしアルピタンをドラッグストアで探して見たときに、なかなか売っていないお店も少なくありません。

「じゃあアルピタンはどこで買えばいいの?」と一刻も早くアルピタンを使いたい人もいると思います。

 

そんな時はアルピタンではなく「五苓散」の名前で薬を探してみてください。この場合おそらくほとんどのドラッグストアで取り扱いがあると思います。

そもそもアルピタンの成分は五苓散ですので、どちらを選んでも構いません。

 

ただそこで1つ気になるのが効果と値段ですよね。そこで実際にアルピタンと五苓散を比較してみました。五苓散は漢方で有名なメーカーである「ツムラ」「ビタトレール」を挙げています。

 

<ツムラ漢方五苓散>

3500円(24包)

<ビタトレール五苓散料エキス>

1800円(30包)

<アルピタン>

1000円(6包)

 

アルピタンはヘパリーゼよりもオススメ

二日酔いと言えばヘパリーゼを思い浮かべる人も多いかと思いますが、ではアルピタンと効果を比較した場合、二日酔いの吐き気や頭痛に対してはアルピタンの方が効果が高いです

 

実際に頭痛や吐き気に直接的な効果があるアルピタンに対して、ヘパリーゼは滋養強壮などに働くものになります。つまり二日酔いに対する効き方が全く違うんです。

 

そして意外かもしれませんがヘパリーゼは二日酔いに対しての効果は認められていません。もしヘパリーゼを手にとる事がある人は「効能効果」の面を見てみてください。

 

一方のアルピタンは上でも紹介した通り二日酔いへの効果が認められた医薬品になります。

ですからアルピタンとヘパリーゼの二日酔いへの効果を見るならばアルピタンの方がおすすめになります。

 

もし「自分はヘパリーゼも効く」もしくは「どうしてもドラッグストアに行けない」と言う人もいるかもしれませんが、その様な場合にコンビニで買えるヘパリーゼも色んな種類があって困りますよね。

その様な場合はヘパリーゼWがコスパを考えると最もおすすめとなります。

詳しくはこちらを参考にしてみてください。

コンビニヘパリーゼの違いと値段とおすすめ
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胃薬とアルピタンの飲み合わせ

アルピタンと胃薬の併用は基本的に問題なく、飲み合わせが悪い事もありません。

特に二日酔いで胃が荒れていたり、食欲がない場合などは一緒に服用した方が効果が得られるでしょう。

 

しかし胃薬の中でも同じ生薬が配合してある胃薬はアルピタンとの併用は避けるようにしてください。

例えば「太田胃散」や「大正漢方胃腸薬」などはダメです。

判別方法として「タクシャ」「チョレイ」「ブクリョウ」「ビャクジュツ」「ケイヒ」が入っていない事が確認できれば問題ありません。ちなみにガスターは大丈夫です。

 

飲み過ぎの二日酔いには水分補給を

飲み過ぎた時は水分補給を意識して行いましょう。

アルピタンは身体の水分を調節してくれる働きがありますが、アルコールをたくさん飲んだ後は軽い脱水状態に陥っています。

 

そこで水分を取らないでおくと、身体の中のアルコールの濃度が上がってしまい、結果的に二日酔いの長引かせてしまうことにも繋がります。

ですからアルコールを飲んだ後はしっかり水分補給をするのを忘れないでください。

そして水分補給をする際にはカフェインが多く含まれているコーヒーやカフェイン強めの炭酸飲料などは尿を身体から出す働きがあり好ましくありませんので注意してください。

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