水なしで飲めるイブメルトは値段が高くおすすめしない

今回はエスエス製薬から発売されている「水なしで飲めるイブ」で有名なイブメルトの紹介をしていきたいと思います。

従来の痛み止めは水がないと服用することができないものばかりでした。そんな中「水なしで飲めるイブ」ということで大変魅力的な薬ですが、イブメルトの効果や値段そして効いてくる時間はどうなのかなど気になる人も多いのではないでしょうか。

しかし実はイブメルトは割高になるためどうしても水なしで薬を飲む状況の人にしかおすすめしません。

その理由も併せて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

イブやロキソニンを水なしで飲んではいけない理由

イブメルトは水なしで飲めることが売りの痛み止めですが、他の痛み止め（ただのイブやロキソニン）は水なしで飲んではいけないのでしょうか。

答えは痛み止めは水でしっかり飲む必要があります。

その理由としてイブなどの痛み止めを水なしで飲むと、薬がしっかり胃まで届かずに食道の粘膜にはりつき傷つけてしまう可能性があるためです。これだと薬の効果を十分に発揮できないどころか食道炎などを引き起こしてしまいます。また薬の吸収にも影響する可能性があるためしっかり水で飲む必要があるんです。

イブメルトについて

イブメルトの「口腔内崩壊錠」とは？

薬には錠剤タイプやカプセルタイプなどがありますが、その１つとして「口腔内崩壊錠」というものがあります。イブメルトもまさにこの「口腔内崩壊錠」です。

これはその名の通りラムネの様に口の中で溶けるタイプの薬となり、水なしでも飲めるタイプとなります。病院で使われる薬では「ＯＤ錠」と呼ばれたりすることもあります。

この口腔内崩壊錠の利点としては水なしで薬を飲むことが出来るため、いつでもどこでも薬の服用が可能となり、また薬の錠剤を飲むのが苦手な人などにも使用しやすい薬というのが大きな利点となります。

大事な試験や面接の直前などに急な頭痛や生理痛が起きた時などすぐに口に放り込めるのは大変魅力的です。

イブメルトの鎮痛効果は高い

水なしで飲めるイブのイブメルトの成分はイブプロフェンを200㎎配合しています。イブプロフェン200㎎と言うのは市販薬の痛み止めの中ではトップクラスの強さになります。

同じ様にイブプロフェンを200㎎配合している痛み止めのイブシリーズは

この２つがありますが水なしで飲めるイブメルトもイブシリーズの中で最も多くの鎮痛成分を配合している薬のひとつになります。もちろん水なしで飲めるからと言って薬の強さが弱くなるという事は一切ありません

イブメルトの効能効果

イブメルトは普通のイブと同じ効果を発揮します。頭痛や生理痛を始め、発熱にも効果的です。

○頭痛・月経痛（生理痛）・腰痛・肩こり痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・ 筋肉痛・関節痛・神経痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱（イブメルトHP）

イブメルトが効く時間

イブメルトは大体薬を飲んで1～2時間後には効果を実感でき、4時間前後効果が持続するとされています。

イブメルトが効いてくるまでの時間ですが、他のイブと同じように効いてきますので水なしタイプだからと言って効きが遅いということはありません。そして逆に効きが早いということもないでしょう。

イブメルトの価格

イブメルトの価格は8錠で980円（税別）です。

しかしこの値段が高いのか安いのか妥当なのかいまひとつピンと来ませんよね。そこで実際にイブメルトと全く同成分（イブプロフェンを200㎎配合）の薬であるリングルアイビー錠200と比較してみたいと思います。

※ちなみにリングルアイビー錠200は水なしでは飲めませんので、水での服用が必須になります。

リングルアイビー錠200は12錠で952円（税抜き）になりますので1回当たりの値段を比較すると

となります。

リングルアイビー錠200の方が１回当たり40円以上も安くなっていますね。

イブメルトは眠くならない

イブメルトは成分が鎮痛成分のイブプロフェンのみになりますので、眠気が来ることはありません。ですから車の運転時や大事な試験などの時に服用しても問題ありません。

イブメルトは薬剤師がいなくても買える

イブメルトは第２類医薬品に分類されていますので、ドラッグストアはもちろんネットでも購入する事ができます。

薬剤師がいなくても購入できるため、薬剤師がいるお店を探し回る必要もないでしょう。

イブメルトは子供は使えない

イブメルトは15歳未満の方は使用できなくなっています。ですから15歳未満の方は使用を避けてください。またロキソニンなども同様に15歳未満は使用できないためこちらも使う事はできません。

もし市販薬で子供用の痛み止め（15歳未満）で強めの薬が欲しい場合はこちらを参考にしてみてください。

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イブメルトと同じ強さの痛み止め

現在水なしで飲める口腔内崩壊錠タイプの痛み止めはイブメルトのみになりますが、イブプロフェンを200㎎配合している口腔内崩壊錠以外の薬も存在するので紹介します。

もし口腔内崩壊錠である必要がない人はこちらの方が若干割安になりますので参考にしてみてください。

この中でナロンメディカルとリングルアイビーα200は１日に３回まで服用することが可能となりますが、イブメルトとリングルアイビー錠200は１日２回までしか服用することができません。いずれもネットでも購入可能です。

イブメルトは全員におすすめできない

コストパフォーマンスを考えるとイブメルトは割高

イブメルトはだれにでもおすすめできる薬ではありません。

上でも紹介した通り全く同じ成分のリングルアイビー200㎎と比べても割高ですし、同じイブプロフェン200㎎を配合を配合しているイブA錠EXでも１錠59.8円なのに比べてイブメルトは1錠122.5円になります。

ですから水分を取る環境が整っている人や、痛み止めを良く服用する人はイブメルトは割高になってしまうためおすすめできません。またイブメルトは１日２回までの使用となっていますので、１日に３回飲む人は避ける必要があります。

一方、これまで日本には水なしで飲める痛み止めは発売されてきませんでしたから、錠剤が苦手でも無理に飲んでいた人や、予期せぬ瞬間に頭痛や生理痛を感じることが多い人にとっては、いつでもどこでも飲める痛み止めとしておすすめできる痛み止めとなります。

イブメルトのおすすめな使い方として外出用はイブメルト、自宅用は普通の薬といった使い方もアリでしょう。ですから自分に合った時と場合、使用頻度を考えて必要だと考える人はぜひイブメルトを選択してみてください。

イブメルトが効かない場合の対処法

もしイブメルトが効かない場合は他の痛み止めを試してみましょう。

しかしながら水なしで飲めるタイプの痛み止めでイブメルト程効果が高い薬は発売されていませんので、その場合は水で飲まないといけない薬になります。

ではイブメルトが効かない場合どの痛み止めがおすすめなのか紹介していきます。

ロキソニン

イブメルトのようにイブプロフェンを200㎎配合している薬でも効果がない場合は他の痛み止め成分を使用しましょう。最も人気が高く効果も高いのがロキソニンです。

ただしロキソニンは薬剤師がいるお店かネットでしか購入できませんので注意しましょう。

イブA錠EX

イブA錠EXはイブメルトと同様にイブプロフェンを200㎎配合し、さらに気分を落ち着ける鎮静剤を配合しています。ですから頭痛や生理痛でイライラする場合や、気分が高ぶる時に選ぶようにしましょう。おまけに値段はイブメルトよりもかなり安いです。

また薬剤師がいないお店でも購入可能となっています。